項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 111988-49-9 |
名称 | チアクロプリド |
物質ID | H30-C-036-MHLW, C-083-MOE |
分類実施年度 | 平成30年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | - |
- |
- | - | - |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | - |
- |
- | - | - |
3 | エアゾール | - |
- |
- | - | - |
4 | 支燃性/酸化性ガス | - |
- |
- | - | - |
5 | 高圧ガス | - |
- |
- | - | - |
6 | 引火性液体 | - |
- |
- | - | - |
7 | 可燃性固体 | - |
- |
- | - | - |
8 | 自己反応性化学品 | - |
- |
- | - | - |
9 | 自然発火性液体 | - |
- |
- | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - |
- |
- | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - |
- |
- | - | - |
12 | 水反応可燃性化学品 | - |
- |
- | - | - |
13 | 酸化性液体 | - |
- |
- | - | - |
14 | 酸化性固体 | - |
- |
- | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - |
- |
- | - | - |
16 | 金属腐食性物質 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(経皮) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
- |
- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
- |
- | - | - |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
- |
- | - | - |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 呼吸器感作性 | - |
- |
- | - | - |
4 | 皮膚感作性 | - |
- |
- | - | - |
5 | 生殖細胞変異原性 | - |
- |
- | - | - |
6 | 発がん性 | - |
- |
- | - | - |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、ラットの2世代試験では、親動物の一般毒性(肝臓・甲状腺への影響)発現用量でF1、F2児動物に出生時生存率の低下が、またP雌親動物に難産による死亡又は切迫屠殺例が認められた。また発生毒性試験では、母動物毒性がみられる高用量群で、(3)では胎児に骨格奇形の頻度増加が、(4)では出生児の成長遅延、性成熟の遅延、歯の異常が認められた。以上、本物質はラットの2世代試験及び1世代試験で雌親動物に重篤な一般毒性影響がない用量で分娩障害による死亡や瀕死状態を生じたこと、並びに母動物毒性用量で催奇形性がみられたことから、本項は区分1Bとした。再分類では、新たにList 1の情報源からデータが得られたため区分を変更した。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた経口(混餌)投与による2世代生殖毒性試験(50~600 ppm)において、P世代の雌親動物では、300 ppm群で死亡3例、切迫屠殺1例、600 ppm群で切迫屠殺3例が生じ、いずれも難産によるもので、投与による著しい母体毒性のためと考えられた。P及びF1親動物の生存例では300 ppm以上に肝細胞肥大(雌雄)、甲状腺濾胞上皮の肥大(雌)、600 ppmで甲状腺濾胞上皮の肥大(雄)が認められた。F1、F2児動物には600 ppmで出生時生存率の低下が認められた(食品安全委員会農薬評価書(2018)、JMPR(2006))。 (2)(1)の2世代試験で認められた母親動物の難産について、その再現性を確認するため、ラットを用いた混餌投与による1世代試験(25~1,000 ppm)が行われた。その結果、中用量の300 ppm(2世代試験では難産例がみられた)では分娩困難例はみられなかったが、1,000 ppm群では雌6例が死亡又は切迫屠殺され、うち4例が分娩開始時又は分娩開始後24時間以内に死亡した(食品安全委員会農薬評価書(2018)、JMPR(2006))。 (3)妊娠ラット、又は妊娠ウサギに強制経口投与した発生毒性試験において、ラットでは母動物に一過性の体重増加抑制と摂餌量減少がみられた高用量の50 mg/kg/dayで、胎児に後期吸収胚数の増加、骨化遅延、骨格変異に加え、四肢骨形成異常(上腕骨、橈骨及び肩甲骨)発生頻度増加が認められた(食品安全委員会農薬評価書(2018)、JMPR(2006))。一方、ウサギの試験では高用量の45 mg/kg/day群で、母動物に流産(2/24例)、全胚吸収(3/24例)、胎児に着床後損失率の増加、骨化遅延がみられたが、骨格奇形はみられなかった(食品安全委員会農薬評価書(2018)、JMPR(2006))。 (4)妊娠ラットに妊娠0日から出生児の離乳まで経口(混餌)投与した発達神経毒性試験(50~500 ppm:4.4~40.8 mg/kg/day)において、母動物に体重増加抑制がみられた300 ppm以上で、児動物には体重増加抑制(雌雄)、包皮分離遅延(雄)、膣開口遅延(雌)、600 ppmでは切歯の配列異常(雄)が認められた(食品安全委員会農薬評価書(2018)、JMPR(2006))。 【参考データ等】 (5)EU CLP分類では本物質はRepr. 1Bに分類されている。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
- |
- | - | - |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
- |
- | - | - |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | - |
- |
- | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
甲殻類 (アミ)の96時間LC50=0.031 mg/L (EPA AQUIRE: 2018, EPA Pesticide Ecotoxicity Database(1992))であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
急速分解性がなく 、甲殻類 (オオミジンコ)の21日間NOEC (ふ化) =0.56 mg/L (EPA AQUIRE: 2018, EPA Pesticide Ecotoxicity Database(1992))であることから、区分2とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
|