項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 128639-02-1 |
名称 | カルフェントラゾンエチル |
物質ID | R01-A-018 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | 引火点299℃ (ACGIH (7th, 2018)) より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含む有機化合物であるが、この酸素、フッ素及び塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 5,143 mg/kg (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019)) (2) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (EPA Pesticide (1998)) |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 4,000 mg/kg (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しない。 なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (0.000158ppm) より高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間): 5.09 mg/L (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質はウサギに対し、皮膚刺激性はない (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) 本物質はウサギの眼に対しごく軽度の刺激性を有する (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質はウサギの眼に対しごく軽度の刺激性を有するが,皮膚刺激性及び皮膚感作性はない (ACGIH (7th, 2018)、HSDB (Access on July 2019))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、本物質はガイダンスにおける分類できないに相当し、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) in vivoでは、腹腔内投与によるマウスの赤血球小核試験及び肝細胞不定期DNA合成試験で陰性の報告がある (ACGIH (7th, 2018))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験及び哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性の報告がある (ACGIH (7th, 2018))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) の最新の既存分類結果から、ガイダンスに従い、分類できないとした。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2018))、 EPAでNL (Not Likely to be Carcinogenic to Humans) (EPA Annual Cancer Report (2018): 2001年分類) に分類されている。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験において、両世代の親動物に体重増加抑制がみられたが生殖影響はみられていない (ACGIH (7th, 2018))。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日に本物質を経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (泌尿生殖器の汚れ) がみられる用量で、胎児に波状あるいは肥厚した肋骨がみられている (ACGIH (7th, 2018))。なお、胎児にみられた所見は骨格変異と考えられ、また、母動物に対する影響は600 mg/kg/day以上でみられ、胎児に対する影響は1,240 mg/kg/dayでみられていることから分類根拠に相当する影響ではないと判断した。 (3) 雌ウサギの妊娠6~19日に本物質を経口投与した発生毒性試験において、母動物及び胎児に影響はみられていない (ACGIH (7th, 2018))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分2 (肝臓) とした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌による2年間反復投与毒性試験/発がん性併合試験において、区分2の範囲 (雄: 37 mg/kg/day、雌: 12 mg/kg/day) 以上で尿中総ポルフィリンの増加、肝毒性が報告されている (ACGIH (7th, 2018)。 (2) マウスを用いた混餌による発がん性試験において、区分2または区分2超の用量 (雄: 100 mg/kg/day、雌: 119 mg/kg/day) で死亡率増加、肝細胞の傷害が報告されている (ACGIH (7th, 2018))。 【参考データ等】 (3) イヌを用いた混餌による1年間反復投与毒性試験において、150 mg/kg/day (区分2超) で尿中ポルフィリンの増加が報告されている (ACGIH (7th, 2018))。 (4) マウスを用いた混餌による90日間反復投与毒性試験において、1,143 mg/kg/day (区分2超) 以上で肝臓の病変が報告されている (ACGIH (7th, 2018))。 (5) ラットを用いた混餌による90日間反復投与毒性試験において、いずれも区分2超の用量 (雄: 470 mg/kg/day、雌: 578 mg/kg/day) で体重増加抑制、摂餌量減少、肝臓において病理組織学的変化が報告されている (ACGIH (7th, 2018))。 (6) イヌを用いた混餌による90日間反復投与毒性試験において、150 mg/kg/day (区分2超) 以上の雌で体重増加抑制、雌雄でポルフィリン増加が報告されている (ACGIH (7th, 2018))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(セレナストラム)の72時間ErC50 = 0.0139 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準として環境大臣が定める基準の設定に関する資料, 2014)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(セレナストラム)の72時間NOECr = 0.00497 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準として環境大臣が定める基準の設定に関する資料, 2014)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(コイ)の96時間LC50 = 3.29 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準として環境大臣が定める基準の設定に関する資料, 2014)であることから、区分2となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
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