項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 107-11-9 |
名称 | 3-アミノ-1プロペン (別名:アリルアミン) |
物質ID | R01-B-018 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成30年度 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点-29℃ (closed cup)、沸点52~53℃ (ホンメル (1991)) に基づいて区分2とした。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団 (不飽和結合) を含んでいるが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | 発火点が370℃ (ホンメル (1991)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | 酸素、塩素及びフッ素を含まない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 低沸点の液体に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分3とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50:102 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019)) (2) ラットのLD50:106 mg/kg (HSDB (Access on June 2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分1 |
危険 |
H310 |
P302+P352
P361+P364 P262 P264 P270 P280 P310 P321 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分1とした。 【根拠データ】 (1) ウサギのLD50:35 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分2 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分2とした。 なお、LC50値が飽和蒸気濃度 (318,446 ppm) の90%より低いため、ミストがほとんど混在しないものとしてppmを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間):286 ppm (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019)) 【参考データ】 (2) ラットのLC50 (8時間):177 ppm (4時間換算値 : 250.32 ppm) (PATTY (6th, 2012)) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分1とした。なお、新たなデータが得られたため区分を変更した。 【根拠データ】 (1) OECD TG 431に準拠し、人工皮膚モデル (EpiDerm) を用いたin vitro皮膚腐食性試験において3分及び60分ばく露後、生存率はそれぞれ12.8%、8.4%であった (REACH登録情報 (Access on July 2019))。 【参考データ等】 (2) 本物質は強度の眼及び皮膚刺激物である (PATTY (6th, 2012))。 (3) 本物質はヒトに対する強い皮膚、眼刺激物である (HSDB (Access on June 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
【分類根拠】 (1)~(4) のデータ及び皮膚腐食性 (区分1) とされているため、区分1とした。なお、詳細なデータが得られたため区分を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質は強度の眼及び皮膚刺激物である (PATTY (6th, 2012))。 (2) 本物質はヒトに対する強い皮膚、眼刺激物である (HSDB (Access on June 2019))。 (3) OECD TG 405と同等あるいは類似のウサギ眼刺激性試験 (投与量0.0 5mL) で強い刺激性 (Highly irritating) と報告されている (REACH登録情報 (Access on July 2019))。 (4) OECD TG 431に準拠し、人工皮膚モデル (EpiDerm) を用いたin vitro皮膚腐食性試験において腐食性物質 (区分1) と判定されている (REACH登録情報 (Access on July 2019))。 【参考データ等】 (5) 事故により本物質の蒸気にばく露された例において、一過性の鼻、眼、口腔の粘膜に対する刺激を示し、流涙、風邪症状、くしゃみを生じた (PATTY (6th, 2012))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoのデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性の報告がある (NTP DB (Access on June 2019))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より生殖毒性はみられていないものの、この試験はスクリーニング試験であること、発生毒性試験のデータがないことからデータ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) ラットに吸入ばく露した簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、親動物毒性 (自発運動低下、立毛、円背位、体重増加抑制) がみられる用量においても生殖毒性はみられていない (REACH登録情報 (Access on July 2019))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(心血管系)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370
H335 |
P308+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1)~(3) のヒトのばく露例及び (4) のラットの結果から、区分1 (心血管系)、区分3 (気道刺激性) とした。旧分類は肺も標的臓器に含めていたが、出典がList 3の情報源であり、他に根拠となる情報がないため、分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質2.5 ppmの吸入ばく露により、ヒトに粘膜の刺激と胸の不快感を生じた (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))。 (2) 本物質の蒸気14 ppmの吸入ばく露により、ヒトに耐え難い眼と気道の刺激を生じた (HSDB (Access on June 2019))。 (3) 事故により本物質の蒸気 (濃度不明) にばく露した研究者 (複数) が、鼻、眼、口の粘膜の一時的な刺激と、流涙、鼻感冒、くしゃみを生じた (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))。 (4) ラットの単回吸入ばく露試験において、100 ppm (区分1相当)、4時間のばく露で心臓に血管周囲性浮腫と細胞浸潤がみられ、一例では明らかな心筋炎が認められた (NRC Commitee on AEGL (2007))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(心血管系) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1) より、ラットへの経口投与で心筋及び血管への影響がみられていることから区分1 (心血管系) とした。情報源を見直し、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 雄ラットに本物質0.005~0.1%を21~104日間飲水投与した試験において、用量依存性の心筋及び血管の損傷を生じ、3週間 (ガイダンス値換算: 1.5~29 mg/kg/day、区分1~区分2の範囲) の投与で重度の心筋線維症を発症した (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on June 2019))。 【参考データ等】 (2) 本物質の皮内注射後に限局性動脈炎を観察した研究において、心毒性が報告されている (PATTY (6th, 2012))。 (3) アリルアミン類は心毒性物質として知られており、反復投与により累積的な急性心筋壊死、ならびに数週間の投与後の血管増殖性病変を引き起こす可能性がある (PATTY (6th, 2012))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、(1) の情報があるが、その他に指針の条件を満たす分類根拠となる情報がないため、データ不足のため分類できないとした。 【参考データ等】 (1) ヒトに対して誤嚥による肺炎の可能性がある (SITTIG (6th, 2012)) が、この他に指針の条件を満たす分類根拠となる情報がなく、データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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- | - | - |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
- |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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- | - | - |
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