項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 74222-97-2 |
名称 | スルホメチュロンメチル |
物質ID | R01-B-053 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | 可燃性との情報 (GESTIS (Access on September 2019)) があるが、データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | 塩素及びフッ素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (S) と結合しているが、データがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ラットの雌雄に5,000 mg/kg投与後、死亡なし (ACGIH (7th, 2019))。 (2) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (EPA Pesticide (2008)、HSDB (Access on July 2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ウサギのLD50: > 2,000 mg/kg (EPA Pesticide (2008)、HSDB (Access on July 2019)) (2) ウサギの雌雄に2,000 mg/kg投与後、死亡なし (ACGIH (7th, 2019))。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しない。 なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (1.1×10-14 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットの吸入ばく露 (4時間): 11,000 mg/m3 (11 mg/L) で死亡なし (ACGIH (7th, 2019))。 (2) ラットのLC50 (4時間):> 5 ppm (HSDB (Access on July 2019)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
【分類根拠】 (1) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた皮膚刺激性試験で軽度の刺激性 (刺激性インデックス1.3~2.9 (最大5)) と報告されている (ACGIH (7th, 2019))。 【参考データ等】 (2) EPA OPPTS 870.2500に準拠したウサギを用いた皮膚刺激性試験で刺激性を示さない (EPA Pesticide (2005))。 (3) モルモットを用いた皮膚刺激性試験で50%、5%ジメチルフタル酸懸濁液で50%では軽度の刺激性、5%では刺激なし (ACGIH (7th, 2019))。 (4) 本物質はごく軽度の眼刺激性、皮膚刺激性を示すが、皮膚刺激性物質及び皮膚感作性物質ではない (HSDB (Access on July 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
【分類根拠】 (1)~(4) より、区分2Bとした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた眼刺激性試験 (投与量10mg) で軽度~ごく軽度の結膜の炎症がみられたが、2日以内に回復 (ACGIH (7th, 2019))。 (2) ウサギを用いた眼刺激性試験 (投与量 61.8 mg (75%製剤)) で軽度の角膜混濁がみられたが、4日以内に回復 (ACGIH (7th, 2019))。 (3) EPA OPPTS 870.2400に準拠したウサギを用いた眼刺激性試験でごく軽度の刺激性を示す (EPA Pesticide (2008))。 (4) 本物質はごく軽度の眼刺激性、皮膚刺激性を示すが、皮膚刺激性物質及び皮膚感作性物質ではない (HSDB (Access on July 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3) より区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験で感作性は示さない (ACGIH (7th, 2019))。 (2) 本物質はごく軽度の眼刺激性、皮膚刺激性を示すが、皮膚刺激性物質及び皮膚感作性物質ではない (HSDB (Access on July 2019))。 (3) EPA OPPTS 870.2600に準拠したウサギを用いた皮膚感作性試験で感作性は示さない (EPA Pesticide (2008))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoのデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の不定期DNA合成試験で陰性の報告がある (ACGIH (7th, 2001)、EPA Pesticide (2008)、HSDB (Access on July 2019))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) の既存分類結果より、ガイダンスに従い、分類できないとした。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2019))に分類されている。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、産児数の減少がみられているが親動物毒性が不明のため、ガイダンスに従い区分2とした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験において、高用量群で産児数の減少が2世代にわたりみられている (ACGIH (7th, 2019))。この試験での親動物毒性については記載がない。なお、この試験は2年間混餌投与試験から20匹/群の動物を用いて2世代試験を実施しており、2年間混餌投与試験においては、高用量の雌で体重及び摂餌量減少、胆管過形成及び線維化、雄で赤血球数及びヘマトクリット値の減少がみられている (ACGIH (7th, 2019))。 【参考データ等】 (2) ラットを用いた混餌投与による発生毒性試験において、母動物毒性 (体重増加抑制、摂餌量減少) がみられる用量で胎児体重減少がみられているが催奇形性はみられていない (ACGIH (7th, 2019))。 (3) ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、母動物の有害影響、児の発生影響はみられていない (ACGIH (7th, 2019))。 (4) ラットを離乳児から生育期間、繁殖期間を経て児の離乳まで混餌投与した試験において、生殖及び哺育能に影響がみられていない (ACGIH (7th, 2019))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 本物質のヒトでの単回ばく露に関する報告はない。実験動物では (1) の報告があるのみであり、毒性症状の有無や剖検結果の情報がない。したがって、データ不足のため分類できないとした。 【参考データ等】 (1) ラットの単回経口投与試験、ウサギの単回経皮投与試験、ラットの4時間単回吸入ばく露試験において、いずれも区分2超の用量で死亡例はなかった (ACGIH (7th, 2019))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、血液系) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、実験動物への経口投与において区分2の範囲で肝臓、血液系への影響がみられていることから、区分2 (肝臓、血液系) とした。新たな情報源の情報を加えて検討し、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) マウスに90日間混餌投与した結果、100 ppm (ガイダンス値換算: 15 mg/kg/day、区分2の範囲) 以上で溶血を示す臨床検査データが変動し、7,500 ppm (ガイダンス値換算: 1,125 mg/kg/day、区分2超) で 脾臓の髄外造血、胆汁うっ滞、肝細胞質の顆粒状化がみられた (ACGIH (7th, 2019))。 (2) ラットを用いた2年間の慢性毒性/発がん性試験 (混餌) において、500 ppm以上 (ガイダンス値換算: 雄/雌:20/26 mg/kg/day、区分2の範囲) の雄で軽度の溶血を示す所見 (赤血球数、ヘマトクリット値の減少)、雌で肝臓の線維化、胆管増生がみられた (ACGIH (7th, 2019)、HSDB (Access on July 2019))。 (3) イヌを用いた1年間の慢性毒性/発がん性試験 (混餌) において、1,000 ppm以上 (ガイダンス値換算: 雄/雌:27.5/28.3 mg/kg/day、区分2の範囲) の雌で赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値の減少等、5,000 ppm (ガイダンス値換算: 雄/雌: 152.6/148.5 mg/kg/day、区分2超) の雌雄で血清ALPの増加、雌で脾臓におけるヘモジデリン沈着等、雄で赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値の減少、前立腺の萎縮、萎縮性の腺房 (atrophic acini)、精巣の変性等がみられた (EPA Pesticide (2008)、ACGIH (7th, 2019)、HSDB (Access on July 2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
水生植物(ウキクサ)14日間EC50 = 0.45 μg/L(U.S.EPA: OPP Pesticide Ecotoxicity Database, 2019)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 6.1 mg/L(U.S.EPA: OPP Pesticide Ecotoxicity Database, 2019)であることから、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、水生植物(ウキクサ)14日間EC50 = 0.45 μg/L(U.S.EPA: OPP Pesticide Ecotoxicity Database, 2019)であることから、区分1となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
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