項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 75-47-8 |
名称 | ヨードホルム |
物質ID | R01-B-057 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成30年度 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (GESTIS (Access on September 2019)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (GESTIS (Access on September 2019)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (GESTIS (Access on September 2019)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 355 mg/kg (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on July 2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 |
P302+P352
P362+P364 P280 P312 P321 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 【根拠データ】 (1) ウサギのLD50: 1,184 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1)より、区分4とした。 なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (0.50 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (7時間): 165 ppm (4時間換算値: 4.65 mg/L) (ACGIH (7th, 2001)、HSDB (Access on July 2019))、183 ppm (4時間換算値: 5.16 mg/L) (PATTY (6th, 2012)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
【分類根拠】 (1) より、区分2とした。新しいデータが得られたことから区分を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質は皮膚、眼、粘膜に刺激性を有する (PATTY (6th, 2012))。 【参考データ等】 (2) ヨウ素は刺激物となり得る。また、濃度や接触時間によっては腐食性を示す可能性もある (HSDB (Access on July 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) 本物質は皮膚、眼、粘膜に刺激性を有する (PATTY (6th, 2012))。 【参考データ等】 (2) ヨウ素は刺激物となり得る。また、濃度や接触時間によっては腐食性を示す可能性もある (HSDB (Access on July 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoのデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性、染色体異常試験で陰性の報告がある (NTP DB (Access on July 2019))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) ラット及びマウスに本物質を78週間強制経口投与した発がん性試験では腫瘍発生率の増加は認められていないが、雄ラット投与群での生存率が低く甲状腺腫瘍を引き起こす可能性を排除することはできず、本試験からは本物質の発がん性に関する説得力のある証拠は得られなかった (no convincing evidence) と結論された (NTP TR110 (1978))。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) のヒト及び実験動物での情報から、区分3 (麻酔作用) とした。腎臓、肝臓、心臓に関しては、詳細な情報が得られなかったため、標的臓器としなかった。 【根拠データ】 (1) 本物質はヒトで局所消毒剤として用いられた場合に、傷からの経皮吸収により、中枢神経系抑制作用を示し、嘔吐、頻脈、昏睡、腎臓、肝臓、心臓の障害などの全身毒性症状を生じる可能性があるとの記載がある (ACGIH (7th, 2001)、PATTY (6th, 2012))。 (2) ラット、マウス、モルモットへの単回経口又は経皮投与により、最初に傾眠と活動性低下がみられ、更に血液混じりの鼻汁 (bloody nasal exudate)、呼吸困難、間代性痙攣と四肢の麻痺を示して死に至るとの報告がある (PATTY (6th, 2012)、HSDB (Access on July 2019))。 (3) イヌ及びネコでは本物質の傷への適用によって中毒を生じ、嘔吐、筋肉痙攣、体温低下、心抑制、傾眠を示すとの報告がある (PATTY (6th, 2012))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) 傷口からの経皮吸収によりヨードホルムによる全身中毒が生じる。少なくとも1例で、ヨードホルム中毒に起因したせん妄及び幻覚が生じた (ACGIH (7th, 2001))。 (2) ラット、マウスを用いた発がん性試験結果 (NTP TR110 (1978)) があるが、ACGIHはこの試験結果について、病理組織学的検査も不適切であるとしている (ACGIH (7th, 2001))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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