項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 1910-42-5 |
名称 | 1,1'-ジメチル-4,4'-ビピリジニウム=ジクロリド (別名:パラコートジクロリド) |
物質ID | R01-B-058 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (ホンメル (1991)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (ホンメル (1991)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 不燃性 (ホンメル (1991)) という情報より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | フッ素及び酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が窒素、炭素、水素以外の元素と化学結合していない。そして、この窒素との結合はイオン結合であり酸化性には寄与しないと考えられるので、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(6) より、区分3とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 100 mg/kg (ACGIH (7th, 2018)) (2) ラットのLD50: 126 mg/kg、200 mg/kg、雄: 110 mg/kg、雌: 100 mg/kg (EHC 39 (1984)) (3) ラットのLD50: 雄: 344 mg/kg、雌: 283 mg/kg (EPA Pesticide (1997)) (4) ラットのLD50: 約150 mg/kg (IPCS, PIM 399 (2000)) (5) ラットのLD50: 100~300 mg ion/kg (換算値:138.1~414.2 mg/kg) (JMPR (2003)) (6) ラットのLD50: 雄: 223 mg/kg、雌: 258 mg/kg (農業工業会「日本農薬学会誌」第13巻 第1号 (1988)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分2 |
危険 |
H310 |
P302+P352
P361+P364 P262 P264 P270 P280 P310 P321 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 雄: 115 mg/kg、雌: 79 mg/kg (農業工業会「日本農薬学会誌」第13巻 第1号 (1988)) (2) ラットのLD50: 350 mg/kg、雄: 80 mg/kg、雌: 90 mg/kg (EHC 39 (1984)) (3) ラットのLD50: 80~660 mg ion/kg (換算値: 110.4~911.2 mg/kg) (JMPR (2003)) 【参考データ等】 (4) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (EPA Pesticide (1997)) (5) ウサギのLD50: 236 mg/kg、240 mg/kg、500 mg/kg (EHC 39 (1984)) (6) ウサギのLD50: > 480 mg/kg (IPCS, PIM 399 (2000)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分1 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分1とした。 なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (1.2×10-6 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (6時間、粉じん): 1 μg/L (0.001 mg/L) (4時間換算値: 0.0015 mg/L) (EPA Pesticide (1997)) (2) ラットのLC50 (4時間): 0.0006~0.0014 mg ion/L (換算値: 0.00083~0.00193 mg/L) (JMPR (2003)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) ウサギ (3例) を用いた皮膚刺激性試験 (4時間適用)において、ごく軽度の紅斑及び浮腫、皮膚の角化亢進や肥厚等が認められ、紅斑は2例が2、3日、1例が27日で回復し、浮腫が7日で回復し、その他の所見は34日後で回復した (EPA Pesticide (1997))。 (2) 高濃度の本物質は皮膚を刺激し、皮膚との接触が長引くと、皮膚損傷が生じる可能性がある (IPCS, PIM 399 (2000))。 【参考データ等】 (3) 本物質の職業ばく露による死亡例において、皮膚への刺激と潰瘍が3日以内に観察されている (ACGIH (7th, 2018))。 (4) 本物質の皮膚への直接接触はごく軽度~軽度の刺激性を示す (ACGIH (7th, 2018))。 (5) EU-CLP分類でSkin Irrit. 2 (H315) に分類されている (EU CLP分類 (Access on July 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分1とした。新たなデータが得られたことから区分を変更した。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた眼刺激性試験において角膜、結膜に影響がみられ、角膜の影響は17日後までに回復したが、結膜の影響のうちの発赤の回復には28日を要し、分泌物は28日後にも残った (EPA Pesticide (1997))。 (2) 高濃度の本物質の飛沫は眼に対して重度の刺激を有し、角膜や結膜の損傷引き起こし、角膜の影響は3~4週間残存し、一時的な視力障害を引き起こす (IPCS, PIM 399 (2000))。 【参考データ等】 (3) 本物質 (パラコートイオンとして33%) を適用したウサギ (3例) を用いた眼刺激性試験でご軽度~中等度の角膜混濁が観察され17日までに回復したが、結膜発赤と浮腫が全ての動物で観察され、発赤は28日、浮腫は14日までに回復した (JMPR (2003))。本物質の職業ばく露による死亡例において、皮膚への刺激と潰瘍が3日以内に観察されている (ACGIH (7th, 2018))。 (4) EU-CLP分類でEye Irrit. 2 (H319) に分類されている (EU CLP分類 (Access on July 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質はモルモットの皮膚感作性試験で陽性反応を示さない (ACGIH (7th, 2001))。 (2) 本物質 (パラコートイオンとして33%) を用いたモルモットの皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で陰性と判定された (EPA Pesticide (1997)、JMPR (2003))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) より、ガイダンスにおける分類できないに相当し、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) in vivoでは、マウスの優性致死試験及び小核試験、ラットの肝細胞不定期DNA合成試験及び骨髄染色体異常試験で陰性の報告がある (EHC 39 (1984)、IRIS (1987)、EPA Pesticide (1997)、JMPR (2003))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の小核試験及びラット肝細胞の不定期DNA合成試験で陰性、マウスリンフォーマ試験及び哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性と陽性の報告がある (IRIS (1987)、EPA Pesticide (1997)、JMPR (2003)、NTP DB (Access on July 2019) )。但し、染色体異常試験及び小核試験での陽性結果は、本物質の還元及び酸化によって生成したスーパーオキシドアニオンによる二次影響と考えられる (ACGIH (7th, 2018))。 【参考データ等】 (3) 様々なin vivo/vitroシステムでの評価結果に基づき、本物質には遺伝毒性活性がほとんどないと結論付けられている。また、陽性の結果はin vitro試験に限定され、遺伝毒性は強い細胞毒性を伴ったと報告されている (EHC 39 (1984))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) の最新の既存分類結果から、ガイダンスに従い、分類できないとした。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2018))、EPAでE (EPA Annual Cancer Report (2018):2000年分類) に分類されている。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 本物質のデータとして(1)~(3)、パラコートのデータとして(4) がある。明らかな生殖毒性は認められず、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた本物質の混餌投与による3世代試験において、親動物毒性 (肺の病変) がみられる用量で児動物に骨化遅延、体重減少、膣開口遅延等がみられている (JMPR (2003))。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日に本物質を強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性がみられる用量において、胎児重量減少、骨化遅延がみられた (JMPR (2003))。 (3) 雌マウスの妊娠6~15日に本物質を強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性、胎児毒性共にみられていない (JMPR (2003))。 (4) マウスにパラコート (CAS番号4685-14-7) を混餌投与した2世代生殖毒性試験において、親動物、児動物共に死亡、肺の病変 (広範な線維化) がみられている (JMPR (2003))。 【参考データ等】 純度の低い物質のデータ (5) ラットを用いた本物質 (パラコートイオン:32.7%) の3世代試験において、親動物に死亡、肺の病変 (肺胞線維症、上皮化、肺の血管周囲の浮腫、炎症細胞浸潤等) がみられる用量で児動物に肺の病変 (肺の血管周囲の炎症細胞浸潤) がみられている (JMPR (2003))。 (6) 雌ラットの妊娠7~16日に本物質 (パラコートイオン:38.2%) を強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (体重減少) がみられる用量で、胎児に影響はみられていない (JMPR (2003))。 (7) 雌マウスの妊娠6~15日に本物質 (パラコートイオン:38.2%) *を強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (死亡 (5/26例:切迫屠殺4例、死亡1例)、低体温、活動性低下、呼吸困難、肺の病変等) がみられる用量で、胎児に骨化遅延がみられている (JMPR (2003))。*:JMPR (2003) では純度38.2%と記載されている。 (8) ラットを用いたパラコート (パラコートイオン:25.8%) の混餌投与による3世代試験において、親動物毒性はみられていないが、離乳児に腎尿細管の水腫様変化がみられている (JMPR (2003))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(肺、肝臓、腎臓) |
危険 |
H370 |
P308+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(4) より、区分1 (肺、肝臓、腎臓) とした。 【根拠データ】 (1) ヒトでは事故又は自殺企図によるパラコート (CAS番号 4685-14-7) の経口摂取での中毒症例が多数報告されている。症状としては、急性肺水腫、肺線維症、急性腎不全 (乏尿、蛋白尿など)、急性肝不全 (黄疸、肝肥大、肝機能検査値の異常) が生じる (ACGIH (7th, 2018)、IPCS, PIM 399 (2000)、JMPR (2003)、EHC 39 (1984))。 (2) 経皮経路では、パラコートの事故又は意図的なばく露により、呼吸不全、腎不全を生じたヒトの症例が複数例報告されている (ACGIH (7th, 2018)、JMPR (2003))。うち1例では、死後の剖検で間質性肺炎、肺胞内出血、腎尿細管変性、胆汁うっ滞が認められた (JMPR (2003))。 (3) ラットにおいて、パラコート110 mg/kg (本物質換算: 131 mg/kg、区分1相当) の単回経口投与後に、初期症状として下痢、喘鳴、不規則呼吸が認められ、5~6日後には体重減少、肺の水腫、うっ血及び出血が認められた。また、他の報告では、投与後10日目までに肺線維症が生じた (ACGIH (7th, 2018))。 (4) ACGIH (7th, 2001) には、パラコートの毒性は陽イオン部分によるものであり、全ての塩の毒性は同等であると記載されている。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(肺) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、実験動物への経口投与において区分2、(4) より吸入ばく露において区分1の範囲で肺への影響がみられていることから、区分1 (肺) とした。新たな情報源を追加して検討を行い、旧分類を変更した。 【根拠データ】 (1) ラットに本物質300~700 ppm (ガイダンス値換算: 15~35 mg/kg/day、区分2の範囲) を90日間混餌投与した結果、肺胞内の出血、びまん性の線維化、上皮過形成がみられた (ACGIH (7th, 2018))。 (2) ラットに本物質10~300 ppmを13週間混餌投与した結果、300 ppm (14.2 mg パラコートイオン/kg/day (本物質換算: 19.6 mg/kg/day、区分2の範囲)) で肺胞上皮の肥大がみられた (JMPR (2003)、ACGIH (7th, 2018))。 (3) マウスに本物質を13週間混餌投与した結果、300 ppm (雄: 36 mg/kg/day、雌: 42 mg/kg/day、区分2の範囲) の雌2例で肺の障害による死亡、雌雄で肺水腫等がみられた (JMPR (2003)、ACGIH (7th, 2018))。 (4) ラットに本物質の吸入性エアゾール (respirable paraquat aerosol) を3週間吸入ばく露 (6時間/日、5日間/週) した試験で、0.4 mg/m3 (ガイダンス値換算: 0.00012 mg/L、区分1の範囲) で肺への刺激影響がみられた (ACGIH (7th, 2018))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(セレナストラム)96時間ErC50 = 0.24 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2016)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BODによる分解度:0%(既存点検, 1985)、藻類(セレナストラム)の96時間NOECr = 0.02 mg/L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2016)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BODによる分解度:0%(既存点検, 1985)、甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 1.2 mg/L、魚類(ブルーギル)の96時間LC50 = 13 mg/L(いずれもU.S. EPA: RED, 1997)であることから、区分2となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
|