項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 106917-52-6 |
名称 | 2',4-ジクロロ-α,α,α-トリフルオロ-4'-ニトロ-m-トルエンスルホンアニリド (別名:フルスルファミド) |
物質ID | R01-B-075 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団としてニトロ基を含み、酸素収支の計算値は-109と-200より高いが、分解開始温度及び分解エネルギーのデータがなく分類できない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団として、N-O結合を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | 150℃で安定 (Pesticide Manual (2013)) という情報より、常温で発火しないと考えられるため、ガイダンスの区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (S及びN) と結合しているが、データがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 湿性や希釈等により鈍性化がなされていないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分3とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 132~180 mg/kg (農薬工業会「食品衛生研究」Vol.46 No.11 (1996)) (2) ラットのLD50: 雄: 180 mg/kg、雌: 132 mg/kg (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)) |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分2 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分2とした。 なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (1.3×10-7 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間):470 mg/m3 (0.47 mg/L) (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギの皮膚に0.5 gを4時間適用した皮膚刺激性試験で、6例中1例の皮膚に30分及び24時間にごく軽度の紅斑がみられたのみであった (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
【分類根拠】 (1) より、区分1とした。新たなデータが得られたことにより、区分を変更した。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた眼刺激性試験で角膜、虹彩、結膜に変化が観察され、6例中5例は10日後までに回復したが、残りの1例は21日後までに回復しなかった (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (ビューラー法) において感作性は認められなかった (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性の報告がある (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 国内外の分類機関による既存分類はない。利用可能なヒトを対象とした報告はない。(1)、(2) より区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットに本物質を104週間混餌投与した試験で雌雄とも腫瘍の発生は認められなかった (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 (2) マウスに本物質を78週間混餌投与した試験で雌雄とも腫瘍の発生は認められなかった (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、親動物の毒性用量で胎児/児動物に発生影響がみられることから、区分2とした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験において、親動物に影響がみられない用量で児動物に体重低値がみられ、親動物に体重増加抑制、心臓重量減少がみられる用量で児動物に生存率低下がみられた (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)、農薬工業会「食品衛生研究」Vol.46 No.11 (1996))。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (体重増加抑制、摂餌量減少) がみられる用量で胎児に低体重、骨格変異 (腰肋)、小眼球がみられている (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)、農薬工業会「食品衛生研究」Vol.46 No.11 (1996))。 (3) 雌ウサギの妊娠6~18日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (体重増加抑制,等) がみられる用量で胎児に鼻部形成異常、小眼球症、全前脳(胞症)及び前頭骨の癒合 (3~5例) がみられ、母動物に対する影響を介しての二次的変化とも考えられるが母体毒性を現す高用量で催奇形性が疑われるとしている (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998)、農薬工業会「食品衛生研究」Vol.46 No.11 (1996))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。旧分類が使用した農薬登録申請資料は現在入手不能で確認できない。他に情報がないため、分類結果を変更した。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(中枢神経系、肝臓)、区分2(視覚器、腎臓、血液系) |
危険 警告 |
H372
H373 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、区分1 (中枢神経系、肝臓)、区分2 (視覚器、腎臓、血液系) とした。新たな情報源を用いて検討を行い、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による90日間反復投与毒性試験において、160 ppm (ガイダンス値換算: 7.5 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上の雌雄で肝臓重量増加、雄で体重増加抑制、尿タンパクの増加、γ-GTの増加、雌でAST、総ビリルビンの増加、中枢神経組織の脊髄神経走行路の空胞化、600 ppm (ガイダンス値換算: 30 mg/kg/day、区分2の範囲) の雌雄で小葉中心性肝細胞腫大、腎乳頭部限局性壊死、雄で精巣の萎縮、中枢神経組織の脊髄神経走行路の空胞化、雌で体重増加抑制、赤血球数、ヘマトクリット値、ヘモグロビン量の減少、尿素窒素の増加等がみられた (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 (2) ラットを用いた混餌投与による2年間発がん性試験において、30 ppm (ガイダンス値換算: 1.5 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上の雌雄で体重増加抑制、雌で総ビリルビンの増加、肝臓重量増加、300 ppm (ガイダンス値換算: 15 mg/kg/day、区分2の範囲) の雌雄でALP、γ-GT、尿素窒素の増加、腎臓重量増加、中枢神経系白質空胞化、脊髄及び坐骨神経の神経線維変性、眼球の網膜萎縮変性、腎乳頭部限局性壊死及び乳頭部石灰沈着、好酸性肝細胞小増殖巣、雄で副腎、精巣重量増加、小葉中心性肝細胞腫大、雌で尿中蛋白増加、貧血、白内障、慢性腎症等がみられた (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 (3) イヌを用いた混餌投与による12ヵ月間反復投与毒性試験において、50 ppm (ガイダンス値換算: 1.25 mg/kg/day、区分1の範囲) の雌雄で中枢神経系白質空胞化がみられた (農薬工業会「農薬時報別冊 農薬技術情報」25号 (1998))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
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