項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 102-27-2 |
名称 | N-エチルメタトルイジン |
物質ID | R01-B-098 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成30年度 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 |
P370+P378
P210 P280 P403 P501 |
引火点89℃(closed cup)(GESTIS (Access on October 2019)) に基づいて区分4とした。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | 発火点500℃ (GESTIS (Access on Oct. 2019)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | 塩素、フッ素及び酸素を含まない有機化合物であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 787 mg/kg (HSDB (Access on October 2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (約0.95 mg/L) よりも高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間): 2.4 mg/L (US EPA Screening-Level Hazard Characterization_ Monocyclic Aromatic Amines Category (Sept 2009)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギに本物質を4時間閉塞適用した皮膚刺激性試験でごく軽度刺激性 (slightly irritating) と報告されている (US EPA Screening-Level Hazard Characterization_ Monocyclic Aromatic Amines Category (Sept 2009))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質 (0.1 mL) をウサギの眼に適用した眼刺激性試験で反応は72時間以内に回復した (US EPA Screening-Level Hazard Characterization_ Monocyclic Aromatic Amines Category (Sept 2009))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) ウサギに本物質 (感作: 原液 0.3 ml、惹起: 50%) を投与した皮膚感作性試験法 (ビューラー法)において感作性は認められなかった (US EPA Screening-Level Hazard Characterization_ Monocyclic Aromatic Amines Category (Sept 2009))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性の報告がある (US EPA Screening-Level Hazard Characterization_ Monocyclic Aromatic Amines Category (2009))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 本物質のヒトでの単回ばく露に関する報告はない。実験動物では、(1) で、チアノーゼがみられたとの情報があるが、血液検査の結果の記載はなく、血液系を標的臓器とするには不十分と判断した。他に情報がないことから分類できないとした。 【参考データ等】 (1) ラットの単回経口投与試験において、500 mg/kg (区分2相当) で10例中9例にチアノーゼが認められたが死亡例はなかった。なお、原典には100 mg/kgではチアノーゼは認められなかったと記載されている。 (HSDB (Access on October 2019)、原典: Chemfirst Inc; Acute Oral Toxicity Study of N-ethyl-meta-toluidine in Rats, Final Report; 06/01/97; EPA Document No. 88970000227S)。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(血液系) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分1 (血液系) とした。 【根拠データ】 (1) ラットに2週間吸入ばく露 (6時間/日、5日間/週) した試験において、5.6 ppm (90日換算: 0.0034 mg/L、区分1の範囲) 以上でメトヘモグロビン増加がみられ、32.8 ppm (90日換算: 0.02 mg/L、区分1の範囲) 以上で溶血性貧血及びこれに関連した脾臓、肝臓及び骨髄での造血亢進がみられた (previous HPV-IS; available from U.S. EPA ChemView (Access on October 2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
- |
- | - | - |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
- |
- | - | - |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - |
|