項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 131-74-8 |
名称 | ピクリン酸アンモニウム |
物質ID | R01-B-107 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成30年度 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 等級1.1 |
危険 |
H201 |
P370+P372+P380+P373
P210 P230 P234 P240 P250 P280 P401 P501 |
分子内に爆発性に関連する原子団 (ニトロ基) を含み、UNRTDGにおいて、UN 0004、クラス1.1Dに分類されていることから、等級1.1とした。なお、10質量%以上の水で湿性としたものは、鈍性化爆発物に分類される。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | ※ |
- |
- | - | 爆発物に分類されているため、ガイダンスに基づいて分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 爆発物に分類されているため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | 爆発物に分類されているため、ガイダンスに基づいて分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | 爆発物に分類されているため、ガイダンスに基づいて分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | ※ |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (N) と結合しているが、データがなく分類できない。なお、強力な酸化剤 (HSDB (Access on October 2019)) という情報がある。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発物に分類されているため、区分に該当しない。なお、10質量%以上の水で湿性としたものは、鈍性化爆発物に分類される。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
【分類根拠】 (1)より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) 本物質は皮膚、眼、粘膜に対して中等度の刺激性を有する (HSDB (Access on October 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1)より、区分2Aとした。 【根拠データ】 (1) 本物質は皮膚、眼、粘膜に対して中等度の刺激性を有する (HSDB (Access on October 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 |
P302+P352
P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1) 、(2) より、区分1とした。 【根拠データ】 (1) 本物質による労働衛生上の問題は感作性皮膚炎である (HSDB (Access on October 2019)) (2) 本物質は皮膚を通過し、眼及び皮膚を刺激する。また、アレルゲンとなる (HSDB (Access on October 2019))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 In vivoのデータがなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性の報告がある (HSDB (Access on October 2019))。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) ヒトでは、ピクリン酸 (CAS番号 88-89-1) の摂取により、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、下痢、暗色尿を生じるとの記載がある (ACGIH (7th, 2001))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2) の情報はあるが、データ不足のため分類できないとした。 【根拠データ】 (1) 職業ばく露による上気道疾患は無視でき、作業者への全身毒性は認められなかった (HSDB (Access on October 2019))。 (2) 約0.01~0.2 mg/m3の粉じん濃度にさらされた71人の作業者についての研究では、上気道にわずかな影響がみられたのみであり、全身的な影響はみられなかった (GESTIS (Access on October 2019))。 【参考データ等】 (3) ヒトへの影響として、反復ばく露により腎臓、肝臓、赤血球に障害を及ぼす可能性があるとの記載がある (HSDB (Access on October 2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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