項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 1314-80-3 |
名称 | 五硫化りん |
物質ID | R01-B-111 |
分類実施年度 | 令和元年度(2019年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | ※ |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | 区分1または区分2 |
- |
- | - | UNRTDGにおいてUN 1340、クラス4.3、副次4.1に分類されており、可燃性固体に該当するが、副次危険のPGが不明であるので、区分1または区分2とした。 |
8 | 自己反応性化学品 | ※ |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | ※ |
- |
- | - | 発火点が142℃ (NFPA (14th, 2010)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、ガイダンスの区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | ※ |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分2 |
危険 |
H261 |
P302+P335+P334
P231+P232 P370+P378 P402+P404 P223 P280 P501 |
金属 (P) を含み、UNRTDGにおいて、UN 1340、クラス4.3、副次危険性4.1、PGⅡに分類されており、区分2とした。 |
13 | 酸化性液体 | ※ |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | ※ |
- |
- | - | 酸素及びハロゲンを含まない無機化合物であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | ※ |
- |
- | - | 無機化合物であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | ※ |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | ※ |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 389 mg/kg (HSDB (Access on October 2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1) より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) ウサギのLD50: 3,160 mg/kg (HSDB (Access on October 2019)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、ガイダンスでは分類対象外に相当し、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、区分2とした 【根拠データ】 (1) 本物質の主要な毒性作用は、主に加水分解物のりん酸 (CAS番号 7664-38-2) と硫化水素 (CAS番号 7783-06-4) の刺激性によるものである (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)、GESTIS (Access on October 2019))。 (2) 本物質の主要な毒性作用は眼、皮膚、気道に対する刺激性である (GESTIS (Access on October 2019))。 (3) 本物質への長期間の接触は刺激性を示し、皮膚炎を生じる可能性がある (HSDB (Access on October 2019)、GESTIS (Access on October 2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分2とした。新たなデータが得られたことから区分を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質の主要な毒性作用は、主に加水分解物のりん酸 (CAS番号 7664-38-2) と硫化水素 (CAS番号 7783-06-4) の刺激性によるものである (PATTY (6th, 2012)、ACGIH (7th, 2001)、GESTIS (Access on October 2019))。 (2) 本物質は濃度にして20 ppm から加水分解により生じる硫化水素の影響として眼の粘膜や気道に刺激性を示し、刺激性は濃度やばく露時間の増加に伴って増大する。また、眼に対する刺激性は羞明 (photophobia: 光感受性の増大)を伴った結膜刺激及び角結膜炎 (keratoconjunctivitis)、角膜上皮の水疱形成に特長づけられる (HSDB (Access on October 2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より、区分3 (気道刺激性) とした。新たな情報源の使用により、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質の吸入ばく露の主要な影響は気道の刺激であり、気中の濃度10 mg/m3で、肺の刺激が生じる (ACGIH (7th, 2001))。 (2) 本物質の毒性作用は、主に加水分解物のりん酸 (CAS番号 7664-38-2) と硫化水素 (CAS番号 7783-06-4) の刺激性によるものである (ACGIH (7th, 2001)、GESTIS (Access on October 2019))。 (3) 本物質の主要な毒性作用は眼、皮膚、気道に対する刺激性である (GESTIS(Access on October 2019))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) 本物質への長期間の接触は刺激性を示し、皮膚炎を生じる可能性がある (HSDB (Access on October 2019)、GESTIS (Access on October 2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | ※ |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
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