項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 103-60-6 |
名称 | イソ酪酸β-フェノキシエチル |
物質ID | R02-A-061-METI, MOE |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 経済産業省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が137℃(Closed cup)(GESTIS(Accessed Sep. 2020))である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は504℃ (ECHA (Accessed Sep. 2020))であり常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(GESTIS (Accessed Oct. 2020)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(OECD TG402、GLP)(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=8)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404相当、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、24時間後に2例で軽微な紅斑、2例で軽微な紅斑と浮腫がみられ、72時間後に1例で軽微な紅斑、2例で軽微な紅斑と浮腫が持続した(紅斑・痂皮スコア:0/1/0.3/0/0/0/1/1、浮腫スコア:0/0/0/0/0/0/1/1.3)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=2)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、72時間観察)において、1時間後に両例で結膜刺激がみられたが、1例は24時間以内、もう1例は48時間以内に回復した(角膜混濁スコア:0/0、虹彩炎スコア:0/0、結膜発赤スコア:0.3/0、結膜浮腫スコア:0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウス(n=4/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は1.0(0.1%)、1.2(1%)、1.1(10%)、1.6(100%)であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスの骨髄細胞を用いた小核試験において、陰性との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020)、EFSA (2007))。 (2)細菌復帰突然変異試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020)、EFSA (2007))。 (3)マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分3(麻酔作用)とした。 【根拠データ】 (1)マウスを用いた強制経口投与による単回経口投与試験において、2,060 mg/kg(区分該当しない範囲)で嗜眠、ストレス症状、努力呼吸、低体温症が、5,150 mg/kg(区分該当しない範囲)で半昏睡状態がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 【参考データ等】 (2)ラットを用いた急性経皮毒性試験(OECD TG 402、GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の上限)で影響がみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、経皮経路では区分に該当しない。ただし、他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた閉塞適用経皮投与による亜慢性経皮毒性90日試験(OECD TG 411、GLP、6時間/日)において、1,000 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で皮膚にごく軽度の表皮の肥厚(一部は過角質化を伴う)が対照群の雌1例以外の全例にみられたが、その他全身影響はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 = 13.3 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分3 |
- |
H412 | P273 P501 |
急速分解性に関する十分なデータが得られていない。 慢性毒性データを用いた場合、藻類(ムレミカヅキモ)の72時間NOErC = 1.6 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC50 = 13.3 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分3となる。 以上の結果を比較し、区分3とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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