GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 134074-64-9
名称 {2-[3-(4-クロロフェニル)プロピル]-2,4,4-トリメチル-1,3-オキサゾリジン-3-イル}(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン(別名:オキスポコナゾール)
物質ID R02-A-083-METI
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 経済産業省
新規/再分類 新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 融点が不明であるが沸点924℃(文献)より、GHS定義における液体または固体となるため、区分に該当しない(分類対象外)。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 融点が不明であるが沸点924℃(文献)より、GHS定義における液体または固体となるため、区分に該当しない(分類対象外)。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 融点が不明であるが沸点924℃(文献)より、GHS定義における液体または固体となるため、区分に該当しない(分類対象外)。
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義における固体である。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「引火点512.9℃(測定法不明)(MOLBASE Encyclopedia(Accessed Dec. 2020))との情報より、所定の密閉式測定法においても93℃を超えると判断できるため、区分に該当しない。」となる。
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、可燃性との情報(MOLBASE Encyclopedia(Accessed Dec. 2020))がある。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「区分に該当しない(分類対象外)」となる。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義における固体である。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「データがなく分類できない」となる。
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「区分に該当しない(分類対象外)」となる。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合、「液体状の物質に適した試験方法が確立していない。」となる。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体若しくは固体である。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合、「フッ素を含まず、塩素及び酸素を含む有機化合物であるが、この塩素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。」となる。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素を含まず、塩素及び酸素を含む有機化合物であるが、この塩素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「GHS定義における液体である。」となる。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験法が確立していない。

【参考データ】
液体として取り扱われる場合は、「データがなく分類できない。」となる。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
【分類根拠】
(1)、(2)より、区分4とした。

【根拠データ】
(1)マウス(雄)のLD50:1,770 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2019))
(2)マウス(雌)のLD50:1,510 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2019))
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類)。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「分類できない」である(2020年度GHS分類)。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類)。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類)。

4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
本物質についてはデータがなく分類できないとなるが、本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)のデータを踏まえ、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類)。
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
本物質については(1)のデータのみで分類できないとなるが、(2)、(3)の本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)のデータを踏まえ、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)細菌復帰突然変異試験において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。
(2)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(腹腔内投与、2日間)において、陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。
(3)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、ほ乳類培養細胞(CHL)を用いた染色体異常試験において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
本物質についてはデータ不足のため分類できないとなるが、本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)のデータを踏まえ、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性試験において、発がん性の証拠は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2019))。
(2)本物質とフマル酸塩が2:1の割合で含まれるオキスポコナゾールフマル酸塩について、マウスを用いた混餌投与による78週間発がん性試験において、発がん性の証拠は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2019))。
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
本物質についてはデータが無く分類できないとなるが、本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)では軽微な母体毒性がみられる用量で児動物に胚・胎児死亡率上昇がみられることから、区分2とした。

【根拠データ】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、100 mg/kg/dayで親動物に一般毒性影響(体重減少、体重増加抑制、摂餌量減少、胎盤重量増加)、児動物に胚・胎児死亡率上昇、低体重、骨格変異(腰肋及び頸肋)がみられた。なお、催奇形性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。
(2)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、1,000 ppmで親動物に一般毒性影響(体重増加抑制、肝臓及び腎臓への影響等)、児動物に体重増加抑制がみられたが、繁殖能に対する影響は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。
(3)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩について、ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、催奇形性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。

8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分2(神経系)」である(2020年度GHS分類)。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質2分子とフマル酸1分子から構成されるオキソポコナゾールフマル酸塩(CAS番号 174212-12-5)の本項のGHS分類は「区分2(肝臓)」である(2020年度GHS分類)。
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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