項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 174212-12-5 |
名称 | ビス({2-[3-(4-クロロフェニル)プロピル]-2,4,4-トリメチル-1,3-オキサゾリジン-3-イル}(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン)=フマラート(別名:オキスポコナゾールフマル酸塩) |
物質ID | R02-A-084-METI |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 経済産業省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、可燃性との情報(MOLBASE Encyclopedia(Accessed Dec. 2020))がある。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データが無く分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素を含まず、塩素及び酸素を含む有機化合物であるが、この塩素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLD50:1,420 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2019)) (2)ラット(雌)のLD50:1,040 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2019)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分が特定できず、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50(4時間、粉塵):> 4.4 mg/L(食安委 農薬評価書 (2019)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、皮膚刺激性はみられなかった(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた眼刺激性試験において、眼結膜の発赤、浮腫及び分泌物がみられたが、72時間後までに回復したとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)モルモットを用いたMaximisation試験の結果、陰性であった(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスをの骨髄細胞を用いた小核試験(腹腔内投与、2日間)において、陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (2)ほ乳類培養細胞(CHL)を用いた染色体異常試験において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 【参考データ等】 (3)本物質の原体であるオキスポコナゾール(CAS番号:134074-64-9)について、細菌復帰突然変異試験において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 国内外の分類機関による既存分類結果はないが、(1)、(2)より区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性試験において、発がん性の証拠は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2019))。 (2)マウスを用いた混餌投与による78週間発がん性試験において、発がん性の証拠は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分2とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、100 mg/kg/dayで親動物に一般毒性影響(体重減少、体重増加抑制、摂餌量減少、胎盤重量増加)、児動物に胚・胎児死亡率上昇、低体重、骨格変異(腰肋及び頸肋)がみられた。なお、催奇形性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (2)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、1,000 ppmで親動物に一般毒性影響(体重増加抑制、肝臓及び腎臓への影響等)、児動物に体重増加抑制がみられたが、繁殖能に対する影響は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (3)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、催奇形性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分2(神経系)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験において、600 mg/kg以上(区分2の範囲)で、横臥位及び振戦、体重減少、活動性低下及び呼吸緩徐(雄)、よろめき歩行及び流涎(雌)がみられ、1,000 mg/kg以上(区分2の範囲)で流涎、呼吸困難及び腹臥位(雌)がみられ、1,500 mg/kg以上(区分2の範囲)で痙攣、よろめき歩行及び腹臥位(雄)、呼吸困難(雄)がみられ、3,300 mg/kg(区分に該当しない範囲)で赤色尿、皮膚及び眼球蒼白がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (2)マウスを用いた単回経口投与試験において、300 mg/kg以上(区分1の範囲)で活動性低下(雌)がみられ、600 mg/kg以上(区分2の範囲)で呼吸緩徐、よろめき歩行、痙攣、横臥位、活動性低下(雄)、腹臥位(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (3)マウスを用いた単回腹腔内投与による一般薬理試験(一般状態観察)において、320 mg/kg(区分2の範囲)で認知力、運動性、中枢興奮、姿勢、運動失調、筋緊張、反射及び自律神経の項目に対する興奮性又は抑制性症状がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(5)より、標的臓器は肝臓と考えられ、区分2の用量範囲で影響がみられることから、区分2(肝臓)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、300 ppm以上(25.7 mg/kg/day(雄)、27.6 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)以上で、血液影響(赤血球数、Ht及びHbの減少(雌))がみられ、1,200 ppm(102 mg/kg/day(雄)、105 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で肝臓影響(重量増加、GGT増加、肝脂質空胞化(雄)など)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (2)マウスを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、500 ppm以上(73.0 mg/kg/day(雄)、93.0 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で、肝臓影響(重量増加、肝脂質空胞化(雌))がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (3)イヌを用いた強制経口投与による90日間反復経口投与試験において、100 mg/kg/day(区分2の範囲)で肝臓影響(重量増加、ALP増加・小葉中心性肝細胞肥大(好酸性微細顆粒状の細胞質を伴う))がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (4)イヌを用いた強制経口投与による1年間慢性毒性試験において、50 mg/kg/day(区分2の範囲)で肝臓影響(重量増加、ALP増加、小葉中心性肝細胞肥大(すり硝子状の細胞質を伴う))がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 (5)ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、400 ppm(20.2 mg/kg/day(雄)、25.9 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で、血液影響(ヘマトクリット(Ht)及びヘモグロビン(Hb)の減少等(雄))及び肝臓影響(小葉中心性肝細胞脂質空胞化、好塩基性変異肝細胞巣)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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