GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 131475-57-5
名称 (RS)-N-[2-(3,5-ジメチルフェノキシ)-1-メチルエチル]-6-(1-フルオロ-1-メチルエチル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(別名:トリアジフラム)
物質ID R02-A-088-METI
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 経済産業省
新規/再分類 新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 塩素を含まず、フッ素及び酸素を含む有機化合物であるが、このフッ素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)ラットのLD50(ばく露時間不明):> 2,000 mg/kg(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分4上限付近の用量における影響が不明のため、分類できない。

【参考データ等】
(1)ラットのLC50:> 3,080 mg/m3(3.08 mg/L)(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(4時間適用、72時間観察)において、皮膚刺激性はみられなかった(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
【分類根拠】
(1)より、区分2Bとした。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験において、軽度の刺激性がみられたとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(皮内投与:1%溶液)において、皮膚感作性はみられなかったとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ICRマウスを用いた小核試験で陰性の報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
(2)細菌復帰突然変異試験において陰性の報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
(3)ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験において細胞毒性のある用量で陽性との報告があるが、染色体異常を指標とするin vivo小核試験では全投与群で陰性であったことから、生体において問題のある遺伝毒性はないものと考えられた(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。なお、(1)、(2)では母動物に一般毒性影響がみられる用量で児動物に軽微な発生毒性影響のみがみられたが、繁殖能に対する影響に関するデータがない。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、親動物に一般毒性影響(死亡2/30例、排便の減少、肛門生殖器周囲の汚れ、脱毛・体重増加抑制・摂餌量減少)がみられる用量で、児動物に軽微な発生影響(体重低値、骨化遅延及び骨格変異(椎弓の骨化遅延、胸骨分節の未骨化、第14痕跡肋骨の発現率の増加傾向)がみられたとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
(2)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、親動物に一般毒性影響(死亡1/23例、体重減少、体重増加抑制、摂餌量減少)がみられる用量で、児動物に軽微な発生影響(骨格変異(舌弓屈曲)を有する胎児数の増加)がみられたとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での毒性情報がなくデータ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、1,250 ppm以上(90.7 mg/kg/day(雄)、97.3 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で血清CHOL(コレステロール)の高値・肝臓と甲状腺/上皮小体の絶対重量及び相対重量(対体重比,対脳重量比)の高値、雄に、血清PL(リン脂質)の高値がみられ、5,000 ppm(350 mg/kg/day(雄)、376 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で体重増加抑制・摂餌量低値・飲水量の低値・Hb(ヘモグロビン量)、MCV(平均赤血球容積)の低値・血清CHOL、PL、TP(総タンパク質)、ALB(アルブミン)、GLOB(総グロブリン)の高値・肝臓と甲状腺/上皮小体の絶対重量及び相対重量(対体重比,対脳重量比)の高値、雄に、尿顆粒円柱・肝細胞空胞化(脂肪化)・腎硝子円柱、雌に、脱毛(20%)・MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)の低値がみられたとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
(2)ラットを用いた混餌投与による90日間反復投与神経毒性試験において、5,000 ppm(306 mg/kg/day(雄)、348 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(中環審 農薬安全性評価資料 (2011))。
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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