GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 139-08-2
名称 ベンジル(ジメチル)(テトラデシル)アンモニウム=クロリド
物質ID R02-A-096-METI
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 経済産業省
新規/再分類 新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 区分に該当しない
-
-
- - EU Method A.10での予備試験では、火炎が約3秒後に消え、火炎伝番が継続しないため、可燃性ではないと判断された(ECHA (Accessed Dec. 2020))。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点は248℃(ECHA (Accessed Dec. 2020))であり常温で発火しないと考えられる。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であり、この塩素が炭素及び水素以外の元素 (N) と結合しているが、その結合はイオン結合であって酸化性に寄与しないと考えられるため、区分に該当しない。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)の本項のGHS分類は「区分3」である(2020年度GHS分類)。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)の本項のGHS分類は「区分3」である(2020年度GHS分類)。
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)の本項のGHS分類は「区分2」である(2020年度GHS分類)。
2 皮膚腐食性/刺激性 区分1


危険
H314 P301+P330+P331
P303+P361+P353
P305+P351+P338
P304+P340
P260
P264
P280
P310
P321
P363
P405
P501
【分類根拠】
(1)より、区分1とした。

【根拠データ】
(1)本物質はウサギの皮膚に対して腐食性を示す(HSDB (Accessed Dec. 2020))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分1


危険
H318 P305+P351+P338
P280
P310
【分類根拠】
(1)より、区分1とした。

【根拠データ】
(1)皮膚腐食性/刺激性で区分1である。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)のGHS分類の本項は「分類できない」である(2020年度GHS分類結果)。
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)のGHS分類の本項は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類結果)。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)のGHS分類の本項は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類結果)。
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)のGHS分類の本項は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類結果)。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質を含む混合物であるアルキル(C=12~16)(ベンジル)(ジメチル)アンモニウム=クロリド(CAS番号:68424-85-1)のGHS分類の本項は「区分に該当しない」である(2020年度GHS分類結果)。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1)げっ歯類における90日間反復経口投与毒性試験(OECD TG408、GLP、試験物質純度79.7~80.51%(エタノール溶液中))において、1,000 ppm(62 mg/kg/day(雄)、77 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で体重・摂餌量の低値傾向を除き、投与に影響した所見はみられなかったが、4,000 ppm(200 mg/kg/day(雄)、200 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で試験動物の約80%死亡、8,000 ppm(400 mg/kg/day(雄)、400 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で100%死亡(死因は本物質の刺激性/腐食性に起因する消化管内での体液性/イオン性シフトによる二次性ショックと推定)がみられ、4,000 ppmでの生存例では悪液質様状態で衰弱がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Dec. 2020))。
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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- - -
11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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