項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 84-75-3 |
名称 | フタル酸ジ-n-ヘキシル(DnHP) |
物質ID | R02-A-013-MHLW |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点192℃ (測定法不明) (RAC Background Document (2013)) に基づき区分に該当しないとした。 |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が> 500℃ (RAC Background Document (2011)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素及び水素以外の元素と結合していないため、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 29,600 mg/kg (HSDB (Access on August 2020)、Patty (6th, 2012)) (2) ラットのLD50: > 29,600 mg/kg (GESTIS (Access on August 2020)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギのLD50: > 19,800 mg/kg (GESTIS (Access on August 2020)) (2) ウサギのLD50: 20,000 mg/kg (HSDB (Access on August 2020)) (3) ウサギのLD50: 20 mL/kg (比重1.01を用いて換算したLD50値: 20,200 mg/kg) (Patty (6th, 2012)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質はごく軽度の皮膚刺激性を有する (AICIS (旧NICNAS) IMAP (2016))。 (2) 本物質はウサギを用いた皮膚刺激性試験 (ドレイズ法) で軽度の刺激性を示す (GESTIS (Access on August 2020))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1) in vivoデータなし。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性の報告がある (AICIS (旧NICNAS) IMAP (2016)、NTP CERHR (2003)、CEBS (Access on August 2020))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データがなく分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分1Bとした。 【根拠データ】 (1) マウスを用いた混餌投与による連続交配試験において、親動物毒性がみられない用量で生殖能の低下 (一腹あたりの生存児数及び生存児の割合の減少) がみられた。対照群及び高用量についてのみ実施した病理組織学的検査では高用量群の雄で精巣重量減少、精巣上体精子濃度及び運動性への重度の影響、精細管の広範な萎縮がみられ、交差交配の結果、雄の交配能の低下が示された (EU CLP CLH (2011)、RAC Background Document (2011))。 (2) 雌ラットの妊娠6~20日に強制経口投与した発生毒性試験において、750 mg/kg/dayで着床後胚吸収の増加、胎児死亡の増加 (対照群の60%)、500 mg/kg/day以上で奇形 (口蓋裂、眼の異常) がみられ、胎児体重の有意な減少等、250 mg/kg/dayで骨化遅延、骨格変異の増加がみられた。雄胎児の肛門生殖突起間距離の減少が250 mg/kg/day以上でみられ、500 mg/kg/day以上では停留精巣の増加がみられた (EU CLP CLH (2011)、RAC Background Document (2011))。 【参考データ等】 (3) EU CLP分類ではRepr. 1Bに分類されている (EU CLP分類 (Access on October 2020))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できないとした。 【参考データ等】 (1) 材料や樹脂向けコーティング剤である本物質を含む水不溶性可塑剤をエアロゾル、粉じん、蒸気のいずれかで吸入した後に、鼻や喉の感覚異常 (paraesthesia)、気管支炎を引き起こす可能性がある (GESTIS (Access on August 2020))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) の情報があるが、分類を行うための十分な情報ではない。従って、データ不足のため分類できないとした。 【参考データ等】 (1) ラットに本物質20,000 ppm (1,824 mg/kg/day、区分2超) を21日間混餌投与した結果、肝臓重量増加、小葉中心性壊死、グリコーゲンの減少、小葉中心性脂肪蓄積、毛細胆管の滑面小胞体の増殖と肥大、毛細胆管の微絨毛の短縮、中心静脈周囲の脂肪滴、ペルオキシゾーム増殖がみられたとの報告がある (RAC Background Document (2011))。 (2) ラットに本物質2% (2,000 mg/kg/day、区分2超) を21日間混餌投与した結果、血清中T4レベルの減少と病理組織学的変化を伴う甲状腺の活性増加、肝臓における脂肪蓄積がみられたとの報告がある (RAC Background Document (2011))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
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- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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