項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 868680-84-6 |
名称 | 3-クロロ-N-[(4,6-ジメトキシピリミジン-2-イル)カルバモイル]-1-メチル-4-(5-メチル-5,6-ジヒドロ-1,4,2-ジオキサジン-3-イル)-1H-ピラゾール-5-スルホンアミド (別名:メタゾスルフロン) |
物質ID | R02-A-015-MHLW, MOE |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団 (S=O) を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 150℃以下で熱的に安定 (農薬抄録 (2013)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、区分に該当しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素を含まず、酸素及び塩素を含む有機化合物であり、このうちの酸素が炭素及び水素以外の元素 (N) と結合しているが、データがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 雌: > 2,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (鼻部ばく露、4時間): > 5.05 mg/L (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、刺激性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
【分類根拠】 (1) より、区分2Bとした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた眼刺激性試験で、適用後24/48/72時間の結膜発赤及び結膜浮腫の平均スコアは2.0及び0.67と算出され、軽微な刺激性を示したが、症状は適用7日後までに回復した (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で、感作性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) in vivoでは、マウス経口投与の骨髄細胞を用いた小核試験で陰性、ラット経口投与によるコメットアッセイ (肝臓及び子宮) で陰性の報告がある (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験で陰性の報告がある (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 国内外の分類機関による既存分類はない。利用可能なヒトを対象とした報告はない。(1)、(2) より区分2とした。 【根拠データ】 (1) 雌雄のラットに本物質を2年間混餌投与した慢性毒性/発がん性併合試験では、雌で子宮内膜腺がん有意な増加が認められた (食安委 農薬評価書 (2012))。 (2) 雌雄のマウスに本物質を18ヵ月間混餌投与した発がん性試験では、発がん性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2012))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) のデータがあり、(2) より、母動物毒性がみられる用量で胎児に影響がみられるが、1,000 mg/kg/dayと高用量であることから区分2とした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による2世代繁殖試験において、親動物毒性 (体重増加抑制、肝臓重量増加) 用量で、児動物に体重増加抑制がみられたが繁殖能に対する影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2012))。 (2) 雌ラットの妊娠6~19日に強制経口投与した発生毒性試験において、1,000 mg/kg/dayで母動物毒性 (体重増加抑制、摂餌量減少、子宮重量及び胎盤重量) がみられ、胎児毒性 (体重低下、内臓変異、骨格変異、骨化遅延の発生頻度増加がみられ、少数例の胎児で心臓・大動脈の異常(心臓異常回転、右大動脈弓、心室中隔欠損)、頚肋の発生頻度増加、肋骨の肥厚・ 結節及び骨化遅延 (頭蓋骨、胸椎、胸骨分節等) が認められ、検体投与の影響と推察された (食安委 農薬評価書 (2012))。なお、食安委 農薬評価書 (2012)) では「ウサギでは胎児に毒性所見は認められなかったことから、催奇形性はないと考えられた。」としている。 (3) 雌ウサギの妊娠6~28日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (飲水量及び排糞量の減少、体重及び摂餌量の減少並びに流産及び早産 (妊娠後期) がみられる用量においても胎児に影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2012))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 本物質のヒトでの急性ばく露影響に関する報告はない。実験動物では、(1)~(3) より、経口、経皮、吸入のいずれの経路の試験からも標的臓器を特定可能な所見は得られず、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 雌ラットの単回経口投与試験において、2,000 mg/kg (区分2上限) 以上で死亡例はなく、流涎、呼吸数増加、円背位がみられた (食安委 農薬評価書 (2012))。 (2) ラットの単回経皮適用試験において、2,000 mg/kg (区分2上限) 以上で死亡例はなく、塗布部位に軽度の紅斑がみられた (食安委 農薬評価書 (2012))。 (3) ラットの4時間吸入ばく露試験 (鼻部ばく露) において、5.05 mg/L (区分2超) 以上で死亡例はなく、呼吸数増加、円背位、立毛、被毛湿潤がみられたが、これらは拘束処置を伴う吸入毒性試験で一般的に認められる反応であった (食安委 農薬評価書 (2012)、農薬抄録 (2013))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2 (肝臓) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
【分類根拠】 本物質のヒトでの反復ばく露に関する有害性の報告はない。実験動物では、(1)~(3) より区分2の用量で肝臓への影響がみられていることから、区分2 (肝臓) とした。(1) において区分2の範囲でみられた血液系への影響は雌のみで各群1例にみられた髄外造血であったことから標的臓器としなかった。 【根拠データ】 (1) イヌの13週間カプセル経口投与試験2件のうち、1件では100 mg/kg/day (区分2の範囲) 以上で肝臓の炎症性細胞巣、500/300 mg/kg (投与10日目まで500 mg/kg/day、11 日目より300 mg/kg、区分2超) で切迫と殺 (雄4/4例、雌1/4例)、ヘマトクリット値、ヘモグロビン及び赤血球数減少、網状赤血球数及び平均赤血球容積増加、好中球数及び白血球数増加、血小板数減少、活性化部分トロンボプラスチン時間短縮、肝の炎症性細胞巣、さらに雌では赤血球大小不同症、大赤血球症がみられたとの報告があり、もう1件では85 mg/kg/day (区分2の範囲) 以上の雄で肝臓の炎症性細胞巣、雌で肝腫大、肝臓及び脾臓の髄外造血 (各群1例) がみられたとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2012))。 (2) ラットの混餌投与試験では、1年間の投与で1,500 ppm (雄/雌: 82.7/106 mg/kg/day、区分2の範囲/区分2超) 以上の雌で活性化部分トロンボプラスチン時間延長、2年間の投与で1,500 ppm (雄/雌: 68.9/94.2 mg/kg/day、いずれも区分2の範囲) 以上の雌で小葉中心性肝細胞肥大がみられたとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2012))。 (3) マウスの18ヵ月間混餌投与試験では、800 ppm (雄/雌: 89.1/104 mg/kg/day、区分2の範囲/区分2超) 以上の雄で小葉中心性肝細胞肥大及び肝細胞空胞化、雌で肝マクロファージ色素沈着がみられたとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2012))。 【参考データ等】 (4) ラットの21日間経皮ばく露試験では、区分2までの用量で毒性所見がみられなかったとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2012))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 = 0.0308 mg/L (農薬抄録, 2013)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)の72時間NOErC = 0.00502 mg/L(農薬抄録, 2013)から、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 >101 mg/L(農薬抄録, 2013)から、区分に該当しないとなる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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