政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 91-22-5
名称 キノリン
物質ID R02-B-024-MHLW, MOE
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2015年度(平成27年度)   2006年度(平成18年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、区分に該当しない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
6 引火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 引火点99℃ (closed cup) (HSDB (Access on April 2020)) との情報より、区分に該当しない。
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点が480℃ (NFPA (14th, 2010)) との情報より、常温で発火しないと考えられるため、区分に該当しない。
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素、塩素及び酸素を含まない有機化合物であり、区分に該当しない。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(4) より、区分3とした。新たな情報源(1)、 (4) の使用により、旧分類から区分を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50 (OECD TG 401と同等の試験と記載): 262 mg/kg (AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Access on April 2020))
(2) ラットのLD50: 331 mg/kg (MOE初期評価第11巻 (2013)、AICIS IMAP (2015)、HSDB (Access on April 2020))
(3) ラットのLD50: 331~460 mg/kg (Patty (6th, 2012))
(4) ラットのLD50: 460 mg/kg (AICIS IMAP (2015)、HSDB (Access on April 2020)、REACH登録情報 (Access on June 2020))
1 急性毒性(経皮) 区分3


危険
H311 P302+P352
P361+P364
P280
P312
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分3とした。

【根拠データ】
(1) ウサギのLD50: 0.54 mL/kg (590 mg/kg又は593 mg/kgと記載) (AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Access on June 2020)、MOE初期評価第11巻 (2013)、Patty (6th, 2012))
(2) ラットのLD50: 1,377 mg/kg (AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Access on April 2020))

1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における液体であり、区分に該当しないとした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。(1) のデータがあるが、このデータのみでは区分を特定できないため、分類できないとした。なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (79 ppm) の90%より低いため、ミストのほとんど混在しない蒸気としてppmを単位とする基準値を適用した。

【参考データ等】
(1) ラットに飽和蒸気 (約17 ppm) を8時間吸入ばく露した試験で、死亡例なし (4時間換算値: 24 ppm、区分1範囲) (AICIS IMAP (2015)、Patty (6th, 2012))。
(2) 本物質の蒸気圧: 0.06 mmHg (25℃) (HSDB (Access on April 2020)) (飽和蒸気圧濃度換算値: 79 ppm)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。(1) のデータがあるが、このデータのみでは区分を特定できないため、分類できないとした。なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (79 ppm) よりも高いため、ミストと判断した。

【参考データ等】
(1) ラットに過飽和蒸気 (約4,000 ppm、21.1 mg/L) を5.5時間吸入ばく露した試験で、全例が死亡 (4時間換算値: 29 mg/L) (AICIS IMAP (2015)、Patty (6th, 2012))。
(2) 本物質の蒸気圧: 0.06 mmHg (25℃) (飽和蒸気圧濃度換算値: 79 ppm) (HSDB (Access on April 2020))
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
【分類根拠】
(1)~(6) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) 本物質は眼、皮膚を刺激し、皮膚に付くと発赤、眼に入ると発赤、痛みを生じる (MOE初期評価第11巻 (2013))。
(2) 本物質 (100 mg) をウサギに24時間適用した皮膚刺激性試験 (ドレイズ法) で中等度の刺激性を示す (AICIS IMAP (2015))。
(3) 本物質はヒト皮膚に対して刺激性を有し、眼に対しては強度の刺激性を有し、角膜に持続性の損傷を与え、網膜色素変性症を引き起こす可能性がある (AICIS IMAP (2015))。
(4) ウサギの皮膚や眼へのばく露は中等度から重度の刺激性を示す (Patty (6th, 2012))。
(5) ウサギを用いた皮膚刺激性試験において適用24時間後に軽度の発赤が認められ、刺激性は軽微である (GESTIS (Access on April 2020))。
(6) CFR Title 16, section 1500.41に準拠したウサギを用いた皮膚刺激性試験において、24/72時間の紅斑及び浮腫の平均スコアは 0.9及び1.5であった (REACH登録情報 (Access on June 2020))。

【参考データ等】
(7) EU-CLP分類でSkin Irrit. 2 (H315) に分類されている(EU CLP分類 (Access on July 2020))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
【分類根拠】
(1)~(4) より、区分2Aとした。

【根拠データ】
(1) 本物質は眼、皮膚を刺激し、皮膚に付くと発赤、眼に入ると発赤、痛みを生じる (MOE初期評価第11巻 (2013))。
(2) US CFR Title 16, section 1500.42に準拠したウサギを用いた眼刺激性試験 で24/72 時間後のスコアは角膜混濁 0.8/1、虹彩 0.5/1、結膜発赤 2/3、結膜浮腫 2.2/3であり、7日後までには回復せず、重度の眼刺激性と判定された (AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Access on June 2020))。
(3) 本物質は人皮膚に対して刺激性を有し、眼に対しては強度の刺激性を有し、角膜に持続性の損傷を与え、網膜色素変性症を引き起こす可能性がある (AICIS IMAP (2015)、GESTIS (Access on April 2020))。
(4) ウサギの皮膚や眼へのばく露は中等度から重度の刺激性を示す (Patty (6th, 2012))。

【参考データ等】
(5) EU-CLP分類でEye Irrit. 2 (H319) に分類されている (EU CLP分類 (Access on July 2020))。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) TG 429に準拠したマウス局所リンパ節試験 (LLNA)においてSI値は3を上回らず、陰性と判定された (AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Access on June 2020))。
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) in vivoにおいて、lac Z トランスジェニックマウスの遺伝子突然変異試験で肝臓のみ陽性、骨髄、精巣、肺、腎臓、脾臓では陰性、ラット骨髄細胞小核試験で陽性、陰性の結果、ラット肝臓小核試験で陽性、陰性の結果、マウス骨髄細胞小核試験で陽性、マウス肝臓小核試験で陽性、陰性の結果、ラット肝臓染色体異常試験、姉妹染色分体交換試験で陽性、マウス骨髄染色体異常試験、姉妹染色分体交換試験で陰性、ラット肝臓不定期DNA合成試験で曖昧な結果 (equivocal) の報告がある (IRIS Summary (2001)、MOE初期評価第11巻 (2013)、IARC 121 (2019))。
(2) in vitroにおいて、細菌の復帰突然変異試験で陽性、陰性の結果、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験、小核試験、染色体異常試験、姉妹染色分体交換試験、不定期DNA合成試験でいずれも陽性の報告がある (IRIS (2001)、MOE初期評価第11巻 (2013)、IARC 121 (2019))。

【参考データ等】
(3) EU-CLP分類でMuta. 2 に分類されている (EU CLP分類 (Access on June 2020))。
6 発がん性 区分1B


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
既存分類は、(1) のとおり分類されているものの、適切な試験ガイドラインとGLP基準に準拠して実施された厚労省のがん原性試験 (3) 及び (4) において、動物種2種に悪性腫瘍を含む明らかな発がん性の証拠が認められ、有害性評価小検討会の審議を経てヒトにおける懸念から同省が指針を出したことを重視し、区分1Bとした。

【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、IARCでグループ2B (IARC 121 (2019))、産衛学会で第2群B (産業衛生学会誌許容濃度の勧告 (2018年提案))、EPAでL (likely to be carcinogenic to humans) (IRIS (2001))、EU CLPで1B (EU CLP分類 (Access on May 2020)) に分類されている。
(2) 本物質は労働安全衛生法第28条第3項の規定に基づき、厚生労働大臣が定める化学物質による労働者の健康障害を防止するための改正指針の対象物質である (令和2年2月7日付け健康障害を防止するための指針公示第27号)。
(3) 雌雄のラットに本物質を雄は96週間、雌は104週間飲水投与した発がん性試験において、雌雄とも全ての投与群で肝細胞腺腫、肝細胞がん、肝臓の血管肉腫の有意な発生率の増加が認められた。鼻腔では、雄で神経上皮腫の有意な発生率の増加が認められ、雌雄で肉腫の発生がみられた。これらは自然発生が稀な腫瘍であった。また、少数例ではあるが、血管腫や血管肉腫の発生は肝臓以外 (雄で脂肪組織、腸間膜、腹膜、肺及び鼻腔、雌で脂肪組織、腹膜、後腹膜、肺及び卵巣) でもみられた (厚労省委託がん原性試験結果 (2003)、MOE初期評価第11巻 (2013)、IARC 121 (2019))。
(4) 雌雄のマウスに本物質を104週間飲水投与した発がん性試験において、雌雄とも全ての投与群で多くの動物に血管腫又は血管肉腫の発生がみられた。雄では後腹膜、腸管膜及び肝臓に血管肉腫の有意な発生率の増加がみられ、雌では皮下組織の血管腫及び血管肉腫、後腹膜、腸管膜及び腹膜の血管肉腫の有意な発生率の増加がみられた。これらの腫瘍は他臓器への転移が多くみられた。その他、雄では肝臓の組織球性肉腫と肝細胞がん及び腎臓の腎細胞がん、雌では肝臓の組織球性肉腫の発生増加もみられた (厚労省委託がん原性試験結果 (2003)、MOE初期評価第11巻 (2013)、IARC 121 (2019))。
(5) 雄のラット (Wistar又はWKY) に本物質を最大20週間又は32週間混餌投与した試験 (1用量のみ) では、肝臓の血管肉腫の発生率の有意な増加が認められた (IRIS Tox. Review (2011)、IARC 121 (2019))。


【参考データ等】
(6) 新生児マウス (生後1、8、15日) に本物質を腹腔内投与した試験で、肝腫瘍 (腺腫及び肝細胞がん) の発生が認められた (IRIS Tox. Review (2011)、IARC 121 (2019))。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1 (神経系)、区分3 (麻酔作用、気道刺激性)



危険
警告
H370
H336
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
【分類根拠】
(1)~(5) より区分1 (神経系)、区分3 (麻酔作用、気道刺激性) とした。情報の再検討により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 本物質は呼吸筋を麻痺させる (HSDB (Access on April 2020)、GESTIS (Access on April 2020))。
(2) 本物質は吐き気、腹痛、嘔吐、高熱、めまい、頻脈、失神を引き起こす可能性がある (AICIS IMAP (2015)、HSDB (Access on April 2020))。
(3) 本物質は嗜眠、呼吸困難及び昏睡につながる衰弱を引き起こす (HSDB (Access on April 2020))。
(4) 本物質の経口摂取や吸入によって咳、吐き気、嘔吐、息苦しさ、息切れ、喘鳴、脱力感を生じる (MOE初期評価第6巻:暫定的有害性評価シート (2008))。
(5) 本物質を吸入すると咳や咽頭痛、経口摂取すると咽頭痛を生じる (MOE初期評価第11巻 (2013))。

【参考データ等】
(6) 本物質はヒトの網膜や視神経に毒性を示すとの報告がある (HSDB (Access on April 2020)) が、原典はPatty (3rd, 1981-1982) であり、Patty (6th, 2012) では該当する記述が見当たらない。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2 (鼻腔、肝臓)


警告
H373 P260
P314
P501
【分類根拠】
本物質のヒトでの反復ばく露に関する報告はない。実験動物への経口投与において、区分2の用量で (1) から鼻腔への影響、(2)~(4) から肝臓への影響がみられていることから、区分2 (鼻腔、肝臓) とした。新たな情報 (1) の追加により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットの13週間混水投与試験において、158 ppm (雄/雌: 10.3/11.5 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以で肝臓及び腎臓の重量増加、237 ppm (雄/雌: 14.3/15.5 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以上で雄でヘモグロビン減少、355 ppm (雄/雌: 19.1/24.4 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以上で嗅上皮の嗅腺の導管の顕在化、雄で赤血球数及びヘマトクリット値の減少、肝細胞の単細胞性空胞変性、533 ppm (雄/雌: 27.9/30.8 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以上で鼻腔の支持細胞の多核様変化、嗅上皮の萎縮、800 ppm (雄/雌: 39.9/42.6 mg/kg/day相当、区分2の範囲) の雄でMCVの減少、網状赤血球比の増加がみられた (厚労省委託がん原性試験結果 (1999))。
(2) 雄ラットの16~40週間混餌投与試験において、0.05% (25 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以上で肝臓重量増加、肝臓の脂肪変性、胆管増生、卵円形細胞の浸潤、0.1% (50 mg/kg/day相当、区分2の範囲) の肝臓で結節性過形成がみられた (MOE初期評価第6巻:暫定的有害性評価シート (2008))。
(3) ラット、マウス、ハムスター及びモルモットの30週間混餌投与試験において、0.20%で全ての動物種で肝臓相対重量の増加がみられた。肝臓については、ラット、マウス、ハムスターでは卵円形細胞の形成、ラット、マウスでは胆管増生もみられ、さらにラットでは結節性過形成や脂肪変性もみられた。ラット雄に30週間0.075% (37.5 mg/kg/day 相当、区分2の範囲) 混餌投与した結果においても、肝臓重量増加、肝臓で卵円形細胞形成、軽度な胆管増殖、脂肪変性、巨大細胞の出現及び結節性過形成がみられた (MOE初期評価第6巻:暫定的有害性評価シート (2008)、IRIS (2001)、IRIS Tox. Review (2001))。
(4) 雄ラットの40週間経口投与試験において、0.05% (25 mg/kg/day相当、区分2の範囲) 以上で肝臓相対重量増加、卵円形細胞浸潤、胆管増生、脂肪変性、結節性過形成がみられた (MOE初期評価第11巻 (2013)、IRIS (2001)、IRIS Tox. Review (2001))。
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。なお、(1)より、動粘性率は30℃で2.8 mm2/secと算出され、40℃の動粘性率が14 mm2/s以下であるが、その他の情報は得られなかった。

【参考データ】
(1)動粘性率が30℃で2.8 mm2/s(30℃での粘性率2.997 mPa・s(HSDB (Access on April 2020)) と密度 (比重) 1.09 g/cm3 (HSDB (Access on April 2020)) から算出)である。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(ファットヘッドミノー)96時間LC50 = 0.44 mg/L(MOE初期評価第11巻, 2013)であることから、区分1とした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 0.8 mg/L(MOE初期評価第11巻, 2013)から、区分2となる。
慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(ファットヘッドミノー)の96時間LC50 = 0.44 mg/L(MOE初期評価第11巻, 2013)から、区分1となる。
以上の結果を比較し、区分1とした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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