政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 309-00-2
名称 1,2,3,4,10,10-ヘキサクロロ-1,4,4a,5,8,8a-ヘキサヒドロ-エキソ-1,4-エンド-5,8-ジメタノナフタレン【アルドリン】
物質ID R02-B-044-MHLW, MOE
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2006年度(平成18年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、区分に該当しない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
7 可燃性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性 (GESTIS (Access on May 2020)) との情報より、区分に該当しない。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性 (GESTIS (Access on May 2020)) との情報より、区分に該当しない。
11 自己発熱性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性 (GESTIS (Access on May 2020)) との情報より、区分に該当しない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素及び水素以外の元素と結合していないため、区分に該当しない。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。なお、水の存在下で、多くの金属を侵す (ICSC (1998)) という情報がある。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分2


危険
H300 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(8) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 39 mg/kg (MOE初期評価第1巻 (2002)、GESTIS (Access on May 2020)、HSDB (Access on May 2020))
(2) ラットのLD50: 雄: 38~54 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013))
(3) ラットのLD50: 38~67 mg/kg (EHC 98 (1989))
(4) ラットのLD50: 39~60 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013))
(5) ラットのLD50: 39~64 mg/kg (ATSDR (2002))
(6) ラットのLD50: 雌: 45 mg/kg (HSDB (Access on May 2020))
(7) ラットのLD50: 雌: 46~67 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013))
(8) ラットのLD50: 雌: 60 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013))
1 急性毒性(経皮) 区分2


危険
H310 P302+P352
P361+P364
P262
P264
P270
P280
P310
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 98 mg/kg (MOE初期評価第1巻 (2002)、HSDB (Access on May 2020))
(2) ラットのLD50: < 100 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013)、EHC 98 (1989))
(3) ウサギのLD50: 150 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2013)、EHC 98 (1989)、HSDB (Access on May 2020))

【参考データ等】
(4) ウサギのLD50: 約5 mg/kg (EHC 91 (1989))
(5) ウサギのLD50: 15 mg/kg (GESTIS (Access on May 2020))
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分1


危険
H330 P304+P340
P403+P233
P260
P271
P284
P310
P320
P405
P501
【分類根拠】
(1) より、LD50は0.027 mg/Lより低いことが考えられ、区分1とした。
なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (0.002 mg/L) よりも高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。

【根拠データ】
(1) ラットを用いたvapors and particles 吸入ばく露試験において、0.108 mg/Lの1時間ばく露 (4時間換算値: 0.027 mg/L) でラット10例中9例が死亡した (ATSDR (2002))。
(2) 本物質の蒸気圧: 0.00012 mmHg (25℃) (HSDB (Access on May 2020)) (飽和蒸気圧濃度換算値: 0.002 mg/L)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、区分に該当しないとした。新たなデータが得られたことにより、分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) ウサギを用いた皮膚刺激性試験において稀に軽度の紅斑を誘発した。また、乾燥粉末として反復塗布したが、皮膚に変化は認められず、植物油に溶解することにより軽度の刺激性が認められた (食安委 農薬評価書 (2013)、EHC 98 (1989))。
(2) 本物質 (テクニカルグレード) の粉体はウサギの皮膚に数週間適用してもごく軽度の紅斑が観察されることはあるが、殆ど刺激性は示さない (EHC 98 (1989)、GESTIS (Access on May 2020))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
旧分類では乳剤のデータを基に分類を行っていたが、乳剤に含まれる溶剤や界面活性剤の影響が無視できないため、データ不足により分類できないとした。

【参考データ等】
(1) 本物質の濃縮乳化剤 (アルドリン含有率: 48%) を希釈せずにウサギの眼に点眼し、重篤な初期の痛み及び中等度の刺激性を示した (食安委 農薬評価書 (2013)、EHC 91 (1989)、GESTIS (Access on May 2020))。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため、分類できない。
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) の記載はあるが、データ不足のため分類できないとした。旧分類は製剤の試験結果に基づくものであり、本物質の区分を決定できるデータが得られなかったことから、分類結果を変更した。

【参考データ等】
(1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) において陽性と報告されている (食安委 農薬評価書 (2013))。
(2) 大規模なばく露集団で感作性と思われる反応がみられなかったことから、感作性はないと思われる (EHC 98 (1989)、GESTIS (Access on May 2020))。
(3) 本物質を48%含有する乳剤のモルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) において陽性は15%と報告されている (EHC 98 (1989))。
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウスを用いた優性致死試験及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験において陰性の報告がある (EHC 91 (1989), ATSDR (2002), IARC Suppl.7 (1987))。マウス及びラットの骨髄細胞を用いる染色体異常試験において弱い陽性の報告があるが、IARC 117 (2019) において、方法の詳細不明と記載があることから (IARC Suppl.7 (1987))、適切に評価できないと判断した。
(2) in vitroでは、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験において陽性、細菌の復帰突然変異試験で陰性の報告がある (EHC 91 (1989), ATSDR (2002), IARC Suppl.7 (1987)、CEBS (Access on May 2020))。
(3) 食安委農薬評価書において「生体において問題となる遺伝毒性はないものと考えられた」との記載がある (食安委 農薬評価書 (2013))。
6 発がん性 区分1B


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
本物質へのばく露とヒトでの発がん性に関する十分な報告はない。(1)~(5) よりIARCでグループ2A、EPAでB2に分類されていることに基づき、区分1Bとした。IARCの最新の分類結果に基づき分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、IARCでグループ2A (IARC 117 (2019))、ACGIHでA3 (ACGIH (2007))、EPAでB2 (probable human carcinogen) (IRIS (1987))、EU CLPでCarc. 2 (EU CLP分類 (Access on May 2020)) に分類されている。
(2) 雌雄のマウスに本物質を2年間混餌投与した3つの発がん性試験 (異なる系統) において、雌雄とも肝腫瘍 (肝細胞腺腫又はがん) の有意な発生率の増加が認められた (IARC 117 (2019))。
(3) 雌雄のラットに本物質を1~2年間混餌投与した複数の発がん性試験では、投与に関連した腫瘍発生率の有意な増加は認められなかった (IARC 117 (2019))。
(4) 雌雄のラットに本物質を雄では74週間、雌では80週間混餌投与した慢性毒性/発がん性併合試験において、雌雄とも甲状腺ろ胞細胞腺腫及び甲状腺ろ胞細胞がんが認められた (食安委 農薬評価書 (2013))。
(5) 本物質の発がん性について、ヒトでの証拠は不十分であるが、実験動物では十分な証拠がある (IARC 117 (2019))。ただし、本物質はヒト及び実験動物では急速にディルドリン (CAS番号 60-57-1) に代謝されるため、本物質の評価では、ディルドリンの発がん性に関する証拠が考慮された (IARC 117 (2019))。ディルドリンは区分1Bに分類された (2020年GHS分類)。
7 生殖毒性 区分1B、授乳に対するまたは授乳を介した影響に関する追加区分


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3) の繁殖毒性試験において、生存授乳児数の減少、児動物での肝臓、腎臓への影響が示唆された。また、(4)、(5) より、生存胎児数減少、奇形の可能性が考えられるため、区分1B、追加区分: 授乳に対する、又は授乳を介した影響とした。なお、授乳影響を加えたことから旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) マウスを用いた混餌による6世代繁殖毒性試験において、最も顕著な影響として生存授乳児数の減少がみられた (食安委 農薬評価書 (2013))。
(2) イヌを用いた強制経口投与による1世代繁殖毒性試験において、ほとんどの児動物は出産後3日以内に死亡し、死亡児動物の病理組織学的検査において、肝臓及び軽度の腎尿細管の変性性変化が認められた (食安委 農薬評価書 (2013)、EHC 91 (1989))。
(3) イヌを用いた強制経口投与による1世代繁殖毒性試験において、雌で性周期の遅延がみられ、授乳動物の生存率の低下がみられた。授乳動物の生存率の低下は胎児期の影響又は母動物の乳汁中のディルドリンの毒性によると考えられた (食安委 農薬評価書 (2013))。
(4) 雌のハムスターの妊娠7、8又は9日のいずれかに強制経口投与した発生毒性試験において、生存胎児数の減少、胎児重量の減少、口蓋裂、眼瞼開存、水かき足等の奇形の発現頻度の上昇が認められた。その影響は妊娠9日より7又は8日投与でより顕著であった。水かき足及び眼瞼開存は胎児重量の低下を伴っていたので、これらの影響は成長の遅延によるものである可能性が示唆された (食安委 農薬評価書 (2013) 、EHC 91 (1989))。EHC 91 (1989) では、重度の母体毒性の存在下でのこれらの異常の重要性は疑わしいが、特定の催奇形性の可能性を完全に排除することはできないとしている。
(5) 雌マウスの妊娠9日にLD50値の半分に相当する高用量を強制経口投与した発生毒性試験において、水かき足、口蓋裂、眼瞼開存等の異常が対照群及び投与群において増加したが、これらは母動物の毒性に関連すると考えられた。奇形の認められた胎児の発生率は33%であった (食安委 農薬評価書 (2013))。

【参考データ等】
(6) 本物質の代謝の第一段階はディルドリンの生成である (食安委 農薬評価書 (2013))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1 (神経系)、区分3 (気道刺激性)



危険
警告
H370
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
【分類根拠】
(1)~(7) より、区分1 (神経系)、区分3 (気道刺激性) とした。なお、新たな情報源の使用により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 本物質等シクロジエン系の殺虫剤の中毒症状は、被刺激性の亢進及び振戦に続き、強直性-間代性痙攣が生じる。ラットの高用量経口投与では痙攣は投与後1時間以内に生じ、6時間以内または2日から7日以内に死亡する (EHC 98 (1989))。
(2) 急性ばく露により、重度の神経毒性作用を示す (GESTIS (Access on May 2020))。
(3) ヒトへのばく露は、振戦、めまい、興奮性亢進、発作、昏睡を引き起こす (HSDB (Access on May 2020))。
(4) 粉じんばく露された労働者は、不快感、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐がみられた (HSDB (Access on May 2020))。
(5) ヒトへの摂取後20分から12時間までの症状として、倦怠感、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、振戦、間代性及び強直性痙攣がみられた (HSDB (Access on May 2020))。
(6) 米国で本物質の製造、取り扱い及び散布に従事した労働者 (主に男性) は、粉じん製剤へのばく露後、眼、皮膚または呼吸器への刺激などの急性影響が報告された (HSDB (Access on May 2020))。
(7) ヒトへのばく露で15分から24時間後に頭痛、めまい、吐き気、衰弱、筋肉の痙攣がみられた。重篤な症例では、これらの症状の後、意識障害を伴う強直性痙攣 (EEGでのてんかん様活動を含む) が発生し、重度の心血管反応 (頻脈、高血圧または低血圧)、発熱または体温低下、肝臓と腎臓の機能への影響及び白血球増加症もみられた (GESTIS (Access on May 2020))。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1 (神経系、肝臓、腎臓)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
【分類根拠】
(1)~(3) より、区分1の範囲で神経系、肝臓、腎臓に影響がみられていることから、区分1 (神経系、肝臓、腎臓) とした。

【根拠データ】
(1) ラットを用いた混餌投与による2年間反復投与毒性試験において、0.5 ppm (0.025 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上で小葉中心性肝細胞肥大、50 ppm (2.5 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上で死亡率の増加、肝比重量の増加、膀胱の出血、腎炎の発生頻度の増加がみられた (食安委 農薬評価書 (2013))。
(2) ラットを用いた混餌投与による31ヵ月間反復投与毒性試験において、20 ppm (1 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上において振戦及び間代性痙攣、肝小葉中心性混濁腫脹及び細胞壊死、30 ppm (1.5 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上の雄で肝比重量がみられた (食安委 農薬評価書 (2013))。
(3) イヌを用いた混餌投与による15.6ヵ月間反復投与毒性試験において、1 ppm (0.043~0.091 mg/kg/day、区分1の範囲) の雌において腎臓の遠位尿細管の空胞化、3 ppm (0.12~0.25 mg/kg/day、区分1の範囲) において、肝絶対及び比重量増加、肝臓の脂肪変性及び腎臓尿細管細胞の空胞化がみられた (食安委 農薬評価書 (2013))。
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(ニジマス)96時間LC50 = 0.0022 mg/L(MOE初期評価第1巻, 2002、EHC 91, 1989)であることから、区分1とした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性は区分1であることから、区分1とした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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