政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 298-00-0
名称 ジメチル-パラ-ニトロフェニルチオホスフェイト (別名:メチルパラチオン)
物質ID R02-B-046-MHLW, MOE
分類実施年度 令和2年度(2020年度)
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2006年度(平成18年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団としてニトロ基を含むが、UNRTDGにおいてUN 2783、クラス6.1に分類されていることから、優先評価項目の爆発物には該当しないため、区分に該当しない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、区分に該当しない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、旧分類のデータは、ICSC (2005) において可燃性に変更されたため、区分を変更した。
8 自己反応性化学品 タイプG
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団としてニトロ基を、また自己反応性原子団として (P-O) を含むが、UNRTDGにおいてUN 2783、クラス6.1に分類されていることから、優先評価項目である自己反応性化学品には該当しないと考えられるため、タイプGとした。
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - UNRTDGにおいてUN 2783、クラス6.1、PG Ⅱに分類されていることから、優先評価項目の自然発火性物質には該当しないため、区分に該当しない。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 半金属 (P) を含むが、水溶解度が37.7 mg/L (20℃) (HSDB (Access on May 2020)) というデータが得られており、水と急激な反応をしないと考えられるため、区分に該当しない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (P、N) と結合しているが、データがなく、分類できない。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が55℃以下の固体状の物質であるが、データがなく分類できない。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない
-
-
- - 爆発性に関連する原子団 (ニトロ基) を含むが、純品が爆発物の区分に該当しないので、鈍性化爆発物も区分に該当しない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分1


危険
H300 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(12) より、区分1とした。
なお、本物質については、絶食条件と非絶食条件でのデータがあり、OECD TG 423で求められている投与前の絶食による知見を優先させ区分1とした。
したがって、旧分類から分類結果が変更になった。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 雄: 2.9 mg/kg、雌: 3.2 mg/kg (EHC 145 (1993))
(2) ラットのLD50: 4.5~24 mg/kg (EPA Pesticides RED (2006))
(3) ラットのLD50: 4~62 mg/kg (JMPR (1995))
(4) ラットのLD50: 6 mg/kg (EHC 145 (1993))
(5) ラットのLD50: 7.4 mg/kg (EHC 145 (1993))
(6) ラットのLD50: 雌: 9.3 mg/kg、雄: 10.8 mg/kg (EHC 145 (1993))
(7) ラットのLD50: 雄: 11 mg/kg、雌: 16 mg/kg (NTP TR157 (1979))
(8) ラットのLD50: 雄: 11.7 mg/kg (EHC 145 (1993))
(9) ラットのLD50: 14 mg/kg (IPCS PIM G001 (1998))
(10) ラットのLD50: 雄: 14 mg/kg、雌: 24 mg/kg (EHC 145 (1993)、HSDB (Access on May 2020)、Patty (6th, 2012))
(11) ラットのLD50: 14~24 mg/kg (ACGIH (7th, 2009))
(12) ラットのLD50: 35 mg/kg (EHC 145 (1993))
1 急性毒性(経皮) 区分1


危険
H310 P302+P352
P361+P364
P262
P264
P270
P280
P310
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(8) より、区分1とした。
なお、情報の精査により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 6 mg/kg (EPA Pesticides RED (2006))
(2) ラットのLD50: 6~67 mg/kg (Patty (6th, 2012))
(3) ラットのLD50: 雌: 44 mg/kg、雄: 46 mg/kg (EHC 145 (1993))
(4) ラットのLD50: 63 mg/kg (EHC 145 (1993))
(5) ラットのLD50: 67 mg/kg (ACGIH (7th, 2009)、EHC 145 (1993)、ATSDR (2001))
(6) ラットのLD50: 雄: 110 mg/kg、雌: 120 mg/kg (ATSDR (2001))
(7) ウサギのLD50: 300 mg/kg (EHC 145 (1993)、GESTIS (Access on May 2020))
(8) ラットのLD50: 480 mg/kg (JMPR (1995))
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分1


危険
H330 P304+P340
P403+P233
P260
P271
P284
P310
P320
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(5) より、区分1とした。
情報の精査により、旧分類から分類結果を変更した。
なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (5.0E-005 mg/L) よりも高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。

【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (4時間): 0.034 mg/L (US AEGL (1987)、GESTIS (Access on May 2020)、HSDB (Access on May 2020))
(2) ラットのLC50 (4時間): 0.034~0.185 mg/L (US AEGL (1987))
(3) ラットのLC50 (4時間): 0.12 mg/L (EHC 145 (1993)、US AEGL (1987)、Patty (6th, 2012))
(4) ラットのLC50 (4時間): 0.13 mg/L (JMPR (1995))
(5) ラットのLC50 (4時間): 雌: 0.17 mg/L、雄: 0.185 mg/L (EHC 145 (1993))
(6) 本物質の蒸気圧: 3.5E-006 mmHg (25℃) (HSDB (Access on May 2020)) (飽和蒸気圧濃度換算値: 5.0E-005 mg/L)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(6) より、区分に該当しないとした。新たなデータが得られたことから分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 本物質 (テクニカルグレード) は皮膚及び眼刺激性を有さない (EHC 145 (1993))。
(2) 本物質を致死量 (LD100) までの用量でウサギの皮膚への4時間あるいは6時間適用した結果、刺激性を示さなかった (EHC 145 (1993))。
(3) OECD TG 404に準拠したウサギを用いた皮膚刺激性試験で刺激性を示さない (EHC 145 (1993))。
(4) ウサギに対して軽度の皮膚刺激性を有する (JMPR (1995))。
(5) EPA OPPTS 870.2500に準拠したウサギを用いた皮膚刺激性試験で最大スコアは2であり、72時間後のスコアは0.5であった (EPA Pesticides (2006))。
(6) 本物質は皮膚及び眼刺激性を有さない (GESTIS (Access on May 2020))。

【参考データ等】
(7) 本物質を80%含有する製品をウサギの皮膚に1~24時間半閉塞適用した皮膚刺激性試験で適用1時間後にごく軽度~中等度の発赤がみられた (GESTIS (Access on May 2020))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分2Bとした。

【根拠データ】
(1) ウサギに対して軽度の眼刺激性を有する (JMPR (1995))。
(2) EPA OPPTS 870.2400に準拠したウサギを用いた眼刺激性試験で刺激性反応は7日後までに回復した (EPA Pesticides (2006))。

【参考データ等】
(3) OECD TG 405に準拠したウサギを用いた眼刺激性試験で刺激性を示さない (EHC 145 (1993))。
(4) 本物質を80%含有する製品をウサギの眼に適用した眼刺激性試験で適用1時間後にごく軽度の発赤がみられたが48時間後までに消失した (GESTIS (Access on May 2020))。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため、分類できない。
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) モルモットに対して皮膚感作性を示さない (JMPR (1995))。
(2) EPA OPPTS 870.2600に準拠したモルモットを用いた皮膚感作性試験で感作性を示さなかった (EPA Pesticides RED (2006))。
(3) 本物質はヒト及び動物において皮膚感作性は確認されていない (GESTIS (Access on May 2020))。
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウスを用いた優性致死試験で陰性であったが、ラット/マウスを用いた染色体異常試験、ラット/マウスを用いた小核試験、マウスの骨髄細胞又は生殖細胞を用いた不定期DNA合成試験において陽性及び陰性の報告がある (ATSDR (2001)、EHC 145 (1993)、ACGIH (7th, 2009)、IARC 30 (1983))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験及びほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験において陽性及び陰性の報告、ほ乳類培養細胞を用いた姉妹染色分体交換試験で陽性、ヒト由来の培養細胞を用いた不定期DNA合成試験において陰性の報告がある (ATSDR (2001)、EHC 145 (1993)、ACGIH (7th, 2009)、IARC 30 (1983)、CEBS (Access on May 2020))。
(3)本物質にばく露された労働者の末梢血リンパ球に染色体異常の増加が報告されている (ATSDR (2001)、EHC145 (1993))。
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
利用可能なヒトを対象とした報告はない。(1)、(2) より区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、IARCでグループ3 (IARC Sup7 (1987))、ACGIHでA4 (ACGIH (7th, 2009))、EPAでNL (Not Likely to be Carcinogenic to Humans) (EPA Annual Cancer Report 2019 (Access on July 2020):1997年分類) に分類されている。
(2) 雌雄のラット及びマウスに本物質を2年間混餌投与した発がん性試験では、いずれの種においても腫瘍発生率の有意な増加は認められず、本物質はラット及びマウスにおいて発がん性を示さない (not carcinogenic) と結論された (NTP TR157 (1979))。
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1) では、親動物毒性が不明な用量で児動物に明確な影響がみられ、(2)~(3) では、母動物毒性がみられる用量での発生影響の程度が明確でないか分類根拠に該当しない。以上より、ガイダンスに従い区分2とした。

【根拠データ】
(1) ラットを用いた3世代生殖毒性試験において、親動物毒性の記載はないが、同腹児数の減少、生存率低下等がみられている (EHC 145 (1993))。
(2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物に死亡、一般状態の異常、体重減少、コリンエステラーゼ (血漿、赤血球、脳) 活性の抑制がみられる用量で、着床後胚損失、胚吸収の増加、胎児重量減少、骨化遅延がみられている (ACGIH (7th, 2009))。同じ試験と思われるデータについて、JMPR (1995) では、胎児への影響として骨化遅延のみを記載しており着床後胚損失及び胚吸収の増加等は影響としていない。
(3) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投与した発生毒性試験おいて、母動物に体重増加抑制がみられる用量において、胚・胎児にわずかな成長遅延がみられている (EHC 145 (1993))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1 (神経系、心血管系、呼吸器)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(5) より、区分1 (神経系、心血管系、呼吸器) とした。ATSDR (2001) によると、肝臓への影響は低酸素、ストレス等に関連した非特異的なものであり、腎臓への影響も低酸素症の二次的影響であると考えられているため、採用しなかった。なお、新たな情報源の使用により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 屋内での殺虫剤としての不適切な使用の結果、本物質のばく露後に、7人の子供が有機リン中毒の症状 (嗜眠、唾液分泌の増加、呼吸分泌の増加、縮瞳、呼吸停止) を示した (ACGIH (7th, 2009)、ATSDR (2001))。
(2) 本物質に急性ばく露 (経口、経皮、吸入) されたヒトでは、中毒症状として呼吸器、心血管、肝臓及び腎臓への影響がみられた (ATSDR (2001))。
(3) 本物質の急性中毒で死亡したヒトで肺水腫が報告された。本物質の主なムスカリン作用は、気管支収縮と気管支腺の分泌過多 (気管支漏) であり、本物質による気管支収縮、気管支漏、徐脈は、肺水腫を強く助長する (ATSDR (2001))。
(4) 本物質の急性ばく露により、18歳から82歳の男性20人、女性10人の30人がばく露後2時間から9日で死亡した。30例のうち、26例は本物質50~300 gを摂取しており、残りは噴霧中に過剰な皮膚ばく露と吸入ばく露の組み合わせであった。肝臓、腎臓、脾臓、心臓、脳、血管内皮に組織学的病変が報告された (ATSDR (2001))。
(5) 本物質の急性中毒の兆候と症状は、コリンエステラーゼ阻害有機リン化合物による全身性中毒であり、ばく露後数分で急速に現れる末梢及び中枢のコリン作動性神経系症状が含まれる (EHC 145 (1993))。

【参考データ等】
(6) 本物質も含まれる有機リン系農薬は、吸入、摂取、皮膚吸収を含むすべての経路で吸収され、その毒物学的影響は、神経系のアセチルコリンエステラーゼ阻害によるものであり、呼吸器、心筋、神経筋の伝達障害を引き起こす (IPCS PIM G001 (1998))。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1 (神経系)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
【分類根拠】
(1)~(6) より、区分1の範囲で神経系に影響がみられたことから、区分1 (神経系) とした。

【根拠データ】
(1) ラットを用いた90日間混餌投与試験において、25 ppm (1.2 mg/kg/day、区分1の範囲) で血漿、赤血球及び脳コリンエステラーゼ (ChE) 活性減少がみられた (JMPR (1995))。
(2) イヌを用いた13週間混餌投与試験において、3 mg/kg/day (区分1の範囲) で血漿、赤血球及び脳ChE活性減少がみられた (JMPR (1995))。
(3) ラットを用いた1年間混餌投与試験において、12 ppm (0.5 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上で坐骨神経の変性性変化、脱髄がみられた (JMPR (1995))。
(4) マウスを用いた2年間混餌投与試験において、50 ppm (9.2 mg/kg/day、区分1の範囲) 血漿、赤血球及び脳ChE活性減少がみられた (JMPR (1995))。
(5) ラットを用いた2年間混餌投与試験において、50 ppm (2.5 mg/kg/day、区分1の範囲) で振戦、泌尿器周囲被毛の着色、体重減少、網膜変性、坐骨神経の変性、血中血球容積の減少、ヘモグロビン及び赤血球数減少、脳ChE活性の減少がみられた (JMPR (1995))。
(6) ラットを用いた2年間混餌投与試験において、10 ppm (0.52 mg/kg/day、区分1の範囲) で脳ChE活性減少がみられた (JMPR (1995))。
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)48時間LC50 = 0.00014 mg/L(EHC 145, 1992)であることから、区分1とした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(ミシッドシュリンプ)の21日間NOEC = 0.00011 mg/L(EPA RED, 2006)から、区分1とした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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