項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 31895-21-3 |
名称 | 5-ジメチルアミノ-1,2,3-トリチアン (別名:チオシクラム) |
物質ID | R02-B-115-MHLW |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2006年度(平成18年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素及び水素以外の元素と結合していないため、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 | P301+P310 P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
※健康に対する有害性は、本物質のデータがないため、本物質のシュウ酸水素塩 (CAS番号 31895-22-4) のデータを用いて分類することとした。 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分3とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 雌: 195 mg/kg、雄: 310 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2019)) (2) ラットのLD50: 雌: 370 mg/kg、雄: 399 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2019)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 5,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2019)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 | P304+P340 P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1) より、区分4とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (4時間): 雄: 1.02 mg/L、雌: 1.20 mg/L (食安委 農薬評価書 (2019)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、軽度の紅斑及び水腫が認められたが、投与72時間後には消失した (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ウサギを用いた眼刺激性試験で、結膜に一時的な発赤が認められた (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で皮膚感作性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) in vivoでは、優性致死試験、マウス骨髄細胞を用いた小核試験、マウス及びラット骨髄細胞を用いた染色体異常試験において陰性の報告がある (食安委 農薬評価書 (2019))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験において陰性の結果が得られている (同上)。 |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 既存分類結果 (1) 及び動物試験結果 (2)、(3) から、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、EPAでD (Not Classifiable As To Human Carcinogenicity) (EPA Annual Cancer Report 2019 (Access on November 2020):1994年分類) に分類されている。 (2) 雌雄のラットに2年間混餌投与した慢性毒性/発がん性併合試験では、投与により発生頻度が増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2019))。 (3) 雌雄のマウスに78週間混餌投与した発がん性試験では、投与により発生頻度が増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた混餌投与による3世代繁殖試験において、母動物毒性、児動物毒性、繁殖能に対する影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2019))。 (2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (死亡 (3/25例)、流涎、体重増加抑制傾向等) がみられる用量においても、胎児に影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2019))。 (3) 雌ウサギの妊娠6~18日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (死亡 (5/17例)、落ち着きのなさ、立毛、円背位姿勢及び不規則運動/体位等) がみられる用量においても、胎児に影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1 (神経系) |
危険 |
H370 | P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(4) より、区分1 (神経系) とした。 【根拠データ】 (1) ラットの単回経口投与毒性試験 (影響がみられた最小用量の記載なし、死亡がみられ始めた用量: 雄: 250 mg/kg、雌: 125 mg/kg (いずれも区分1の範囲) 付近で影響がみられたと想定) において、振戦、情動不安、運動失調、痙攣及び強直性発作がみられた (食安委 農薬評価書 (2019))。 (2) ラットの単回経口投与毒性試験において、228 mg/kg (区分1の範囲) 以上の雌雄で自発運動低下及び鎮静、雌で腹臥位姿勢がみられ、296 mg/kg (区分1の範囲) 以上で振戦、立毛、被毛光沢欠如及び削痩、500 mg/kg (区分2の範囲) 以上で間代性強直性痙攣がみられた (食安委 農薬評価書 (2019))。 (3) ラットの4時間吸入ばく露試験 (影響がみられた最小用量の記載なし、死亡がみられ始めた用量: 雄: 0.626 mg/L、雌: 0.965 mg/kg (いずれも区分1の範囲) 付近で影響がみられたと想定) において、体重増加抑制、摂餌量減少、呼吸異常及び体毛着色がみられた (食安委 農薬評価書 (2019))。 (4) マウスの一般薬理試験 (経口投与) において、100 mg/kg (区分1の範囲) で振戦、筋弛緩 (握力、四肢筋緊張及び躯体緊張低下)、反応性低下、警戒性低下及び立ち直り反射抑制がみられた (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2 (神経系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分2 (神経系) とした。 【根拠データ】 (1) ラットの90日間混餌投与試験では、400 ppm (雄/雌: 33.9/37.0 mg/kg/day、いずれも区分2の範囲) で死亡 (雌雄とも4/10例)、立毛及び被毛光沢欠如、さらに雄ではヘモグロビン減少、雌ではヘマトクリット値減少がみられ、死亡動物では脱力様症状、音及び光反応低下の報告がある (食安委 農薬評価書 (2019))。 (2) イヌの2年間混餌投与試験では、375 ppm (雄/雌: 11.1/10.7 mg/kg/day、いずれも区分2の範囲) で死亡 (雄1/4例、雌2/4例)、流涎、後肢痙攣及び運動失調、さらに雄ではAST及びLDH増加、皮膚過角化症、雌ではアルブミン減少、肝細胞色素沈着がみられ、死亡動物では振戦、痙攣、流涎、運動失調、小腸捻転 (雄のみ)、肺うっ血及び浮腫並びに肝臓うっ血 (雌のみ) がみられたとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2019))。 【参考データ等】 (3) ウサギの2週間経皮ばく露試験では、2.0 mg/kg/day (90日、6時間/日換算値: 13.5 mg/kg/day、区分1の範囲) までの用量では影響がみられなかったとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2019))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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