項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 79983-71-4 |
名称 | 2-(2,4-ジクロロフェニル)-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ヘキサノール(別名: ヘキサコナゾ-ル) |
物質ID | R02-B-122-MHLW |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2006年度(平成18年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、区分に該当しない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素を含まず、酸素及び塩素を含む有機化合物であるが、この酸素及び塩素が炭素及び水素以外の元素と結合していないため、区分に該当しない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: 雄: 2,190 mg/kg、雌: 6,070 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2015)) (2) ラットのLD50: 雄: 2,189 mg/kg、雌: 6,071 mg/kg (農薬抄録 (2014)) (3) ラットのLD50: 雄: 4,010 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2015)) (4) ラットのLD50: 雄: 4,013 mg/kg (農薬抄録 (2014)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2015)、農薬抄録 (2014)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (鼻部ばく露、4時間): > 5.9 mg/L (食安委 農薬評価書 (2015)、農薬抄録 (2014)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) 本物質はウサギの皮膚に対して、刺激性を示さなかった (JMPR (1990))。 (2) ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、刺激性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2015)、農薬抄録 (2014))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。新しいデータ及び根拠データの見直しにより、分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 本物質はウサギの眼に対して、適用1時間後に結膜の発赤及び浮腫がみられたが、72時間後までに消失した (JMPR (1990))。 (2) ウサギを用いた眼刺激性試験で、適用24/48/72時間後のスコア1の結膜発赤及び分泌物が認められたが、発赤は7日までに回復し、軽度の刺激性が認められた (食安委 農薬評価書 (2015)、農薬抄録 (2014))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1B |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1) より、区分1Bとした。 【根拠データ】 (1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法、皮内投与 4.5%) で、軽度又は中等度の皮膚感作性 (陽性率 38%) が認められた (食安委 農薬評価書 (2015)、農薬抄録 (2014))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2) より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1) in vivoでは、経口投与したマウスの優性致死試験、腹腔内投与したマウスの骨髄細胞を用いた小核試験において陰性の報告がある (食安委 農薬評価書 (2015)、JMPR (1990))。 (2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験、遺伝子突然変異試験、不定期DNA合成試験において陰性の報告がある (同上)。 |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3) より区分2とした。新たな情報源を用いて検討し、分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、EPAでグループC (Possible Human Carcinogen) (EPA Annual Cancer Report 2019 (Access on November 2020):1999年分類) に分類されている。 (2) 雌雄のラットに本物質を2年間混餌投与した慢性毒性/発がん性併合試験において、雄で精巣ライディッヒ細胞腫の発生率の有意な増加が認められた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (3) 雌雄のマウスに本物質を2年間混餌投与した発がん性試験では、投与により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2015))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1) より、母動物毒性がみられない用量で胎児にみられた影響は軽微であること、母動物毒性がみられる用量での胎児影響も奇形とは判断されないものであった。しかし、着床後損失率の増加、変異等が多くみられていることから区分2とした。なお、新たな情報源に基づき旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) 雌ラットの妊娠7~16日 (膣垢中に精子が認められた日を妊娠1日とした)に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性がみられない用量 (25 mg/kg/day) で胎児に第14肋骨の発現率増加、母動物毒性 (切迫屠殺 (異常分娩の徴候を示した1例) 、体重増加抑制及び摂餌量減少、被毛の汚れ) がみられる用量 (250 mg/kg/day) で、後期胚死亡による着床後損失率の増加がみられ、胎児に低体重、片側尿管の中等度拡張及び蛇行、頸肋、第4及び第6胸骨分節部分骨化、第1頸椎未骨化、第7頸椎横突起両側部分骨化、第7頸椎横突起片側部分骨化並びに前肢及び後肢の骨化遅延が認められた (食安委 農薬評価書 (2015))。 【参考データ等】 (2) ラットを用いた混餌投与による2世代繁殖試験において、親動物では1,000 ppm投与群の雌雄で体重増加抑制、摂餌量減少、肝絶対及び補正重量の増加、肝細胞空胞化、肝細胞脂肪化等が認められ、児動物では同用量投与群の雌雄で体重増加抑制、肝細胞空胞化、肝細胞脂肪化が認められた。繁殖能に対する影響は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2015))。 (3) 雌ウサギの妊娠7~19日 (人工授精日を妊娠1日とした)に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性がみられない用量 (25 mg/kg/day) で胎児の低体重がみられ、母動物毒性 (体重減少/体重増加抑制及び摂餌量減少) がみられる用量 (100 mg/kg/day) で、胎児に第13肋骨及び仙椎前椎骨数27の発現頻度の増加が認められた。催奇形性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2015))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2 (神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
【分類根拠】 本物質のヒトでの急性ばく露影響に関する報告はない。実験動物では、(1)~(4) より、区分2 (神経系) とした。なお、新たな情報源の使用により、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) ラットの単回経口投与試験において、1,000 mg/kg (区分2の範囲) 以上で立毛、脱水及び尿失禁の徴候がみられ、3,000 mg/kg (区分2超) 以上で脊椎の上方湾曲及び呼吸異常がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (2) ラットの単回経口投与試験において、510 mg/kg (区分2の範囲) 以上の雌雄で活動性低下、脱水、雄で脊椎の上方弯曲、1,093 mg/kg (区分2の範囲) 以上の雌雄で安定性の欠如、体温低下、立毛、正向反射低下及び呼吸数減少及び昏睡、雄で尿失禁の徴候、雌で尿失禁及びその徴候がみられ、3,311 mg/kg (区分2超) 以上で雄で尿失禁がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (3) ラットの単回経皮適用試験において、2,000 mg/kgで尿失禁、脊椎の上方弯曲、鼻及び口周囲の汚れ、紅涙及び腹側部陥凹がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (4) ラットの4時間吸入ばく露試験において、5.9 mg/L (区分2超) で呼吸異常、流涙、がに股歩行、尿失禁の徴候及び毛づくろいの欠如がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1 (肝臓)、区分2 (副腎) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(4) より、区分1 (肝臓)、区分2 (副腎) とした。新たな情報を用いて検討した結果、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1) ラットを用いた90日間混餌投与試験の結果、500 ppm (雄/雌: 41.0/44.8 mg/kg/day、区分2の範囲) 以上の雄でトリグリセリド減少、肝重量増加、小葉中心性肝細胞肥大及び脂肪化、副腎皮質空胞化がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (2) イヌを用いた90日間経口投与試験の結果、25 mg/kg/day (区分2の範囲) 以上の雌雄でALP 増加、肝細胞脂肪化、雄で ALT増加等、雌でアルブミン及びトリグリセリド減少が、75/50 mg/kg/day (区分2の範囲) の雌雄で嘔吐、歩行異常又は行動異常等、雄でアルブミン及びトリグリセリド減少がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (3) イヌを用いた強制経口投与による1年間慢性毒性試験の結果、10 mg/kg/day (区分1の範囲) 以上の雌雄でALP増加、肝重量増加、雄で肝細胞脂肪化(限局性・門脈周囲)、雌で血小板数 増加が、50 mg/kg/day (区分2の範囲) の雌雄でALT 増加等、腎重量増加、肝細胞脂肪化 (び漫性) 及びクッパー細胞ヘモジデリン沈着、雌で血小板数 増加、肝中心静脈周囲線維化がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 (4) ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性併合試験の結果、100 ppm (雄/雌: 4.58/6.09 mg/kg/day、区分1の範囲) 以上の雄で 肝細胞空胞化、び漫性/散在性肝細胞脂肪化、1,000 ppm (雄/雌: 47.0/60.5 mg/kg/day、区分2の範囲) の雌雄で肝重量増加、肝細胞肥大、小葉中心性肝細胞脂肪化、雄でALT 及びAST 増加、トリグリセリド減少、肝海綿状変性、副腎皮質脂肪空胞化、雌でコレステロール増加がみられた (食安委 農薬評価書 (2015))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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