項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 68439-46-3 |
名称 | エトキシ化アルコール(C=9~11) |
物質ID | R03-A-004-METI, MOE |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 経済産業省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が125℃(closed cup)(REACH(Accessed May 2021))である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は311℃(REACH(Accessed May 2021))であり常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:4,000 mg/kg~10, 000 mg/kgの間(HERA (2009)) 【参考データ等】 (2)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=6-12)(CAS番号 68439-45-2)における、ラット(雄)のLD50(OECD TG 401):> 5,050 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (3)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=6-12)(CAS番号 68439-45-2)における、ラット(雌)のLD50(OECD TG 401):5,130 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (4)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=10-16)(CAS番号 68002-97-1)における、ラットのLD50(OECD TG 401):> 5,050 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50: > 2,000 mg/kg(HERA (2009)) 【参考データ等】 (2)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=10-16)(CAS番号 68002-97-1)における、ウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (3)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=6-12)(CAS番号 68439-45-2)における、ラットのLD50:> 2,000mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分が特定できず、分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50(ミスト、4時間): > 0.22 mg/L(AICIS IMAP (2019)、HERA (2009)) 【参考データ等】 (2)本物質を含む混合物であるエトキシ化アルコール(C=10-16)(CAS番号 68002-97-1)における、ラットのLC50(エアロゾル、4時間):> 1.6 mg/L(REACH登録情報 (Accessed June 2021)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=11,酸化エチレン付加モル数9(EO9))について、ウサギを用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、閉塞、4時間適用)において、軽度の刺激性がみられたが、6日以内に回復したとの報告がある(AICIS IMAP (2019))。 (2)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO8)について、ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、24時間後に2例で紅斑がみられたが、7日以内に完全回復した。一次刺激指数(PII)は0.6であったとの報告がある(HERA (2009))。 (3)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=10)(CASRN: 26183-52-6)について、ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、軽度の紅斑がみられたが、48時間以内に完全回復した(紅斑スコアの平均:0.2、浮腫スコアの平均:0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (4)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO5~6)について、ウサギを用いた皮膚刺激性試験(閉塞、24時間適用)において、原液では中程度~重度の刺激性、10%希釈液では軽度~中程度、1%希釈で軽度の刺激性がみられたとの報告がある(AICIS IMAP (2019))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1)より、区分2とした。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO6)について、ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(GLP、14日観察)において、全例で角膜混濁がみられ、14日以内に完全回復しなかった。平均の眼刺激指数は41.3で、最大値は3日目の53.5であったとの報告がある(HERA (2009))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO6)について、モルモット(n=10)を用いたBuehler試験(GLP、局所投与:1%溶液)において、皮膚感作性反応はみられなかったとの報告がある(HERA (2009))。 (2)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=11,EO9)について、モルモット(n=10)を用いたBuehler試験(OECD TG 406、GLP、局所投与:100%溶液)において、皮膚感作性反応はみられなかったとの報告がある(HERA (2009))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質の類似エトキシ化アルコール(C=12-15, EO3-9)について、ハムスター又はラットの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(単回経口投与、250~3,400 mg/kg)(OECD TG 473、GLP)で陰性の報告がある(AICIS IMAP (2019)、HERA (2009))。 (2)本物質の類似エトキシ化アルコール(C=12-15, EO3及びC12-14, EO9)について、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(単回腹腔内投与、最大100又は50 mg/kg)で陰性の報告がある(HERA (2009))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質の類似エトキシ化アルコール(C=12-13, EO6.5及びC=14-15, EO7)について、ラットを用いた2年間混餌投与試験(濃度:最大1%)では、腫瘍発生の増加は認められなかった(AICIS IMAP (2019)、HERA (2009))。 (2)本物質の類似エトキシ化アルコール(C=12-13, EO6.5)について、マウスを用いた18ヵ月間経皮投与試験(最大5%、3回/週)において、投与に関連した腫瘍性病変は見られなかった(AICIS IMAP (2019)、HERA (2009))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、(1)及び(2)では生殖毒性はみられなかったが経皮投与の試験である。また、発生毒性影響に関するデータがない。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO6)を被験物質としたラットを用いた経皮投与による二世代生殖毒性試験において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)本物質に包含されるエトキシ化アルコール(C=9-11,EO6)を被験物質としたラットを用いた経皮投与による二世代生殖毒性試験(GLP)において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(HERA (2009)、AICIS IMAP (2019))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3)より、経口、経皮経路では区分に該当しない。ただし、吸入経路での毒性情報がなくデータ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、3,000 ppm(150 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で毒性兆候はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021)、HERA (2009))。 (2)ラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、10,000 ppm(400 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で体重増加量の低値及び摂餌量減少がみられたとの報告がある(HERA (2009))。 (3)ラットを用いた90日間反復経皮投与試験(OECD TG 411、GLP、3日/週)において、10%以上(約80 mg/kg/day、区分2の範囲)で適用部位皮膚の乾燥、鱗状化、過角化を伴う表皮の肥厚がみられ、25%(約200 mg/kg/day、区分2の範囲)で腎臓相対重量の増加がみられたとの報告がある(AICIS IMAP (2018)、HERA (2009))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 |
P273
P501 |
甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 2.5 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性に関する十分なデータが得られておらず、急性毒性区分2であることから、区分2とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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