項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 88402-43-1 |
名称 | N-(4-クロロフェニル)-1-シクロヘキセン-1,2-ジカルボキシミド(別名:クロルフタリム) |
物質ID | R03-A-020-METI, MOE |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 経済産業省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素を含まず、塩素及び酸素を含む有機化合物であるが、この塩素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 24,000 mg/kg(農薬抄録 (2012)) (2)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(農薬抄録 (2012)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(農薬抄録 (2012)) (2)ウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(農薬抄録 (2012)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分1~3には該当しないものの区分を特定できず、分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50(4時間):> 0.243 mg/L(農薬抄録 (2012)) (2)ラットのLC50(4時間):> 3 mg/L(農薬抄録 (2012)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞貼付、健常皮膚と損傷皮膚、24時間適用、2日観察)において、健常皮膚および損傷皮膚で貼付除去後30分にごく軽度の紅斑が認められたが、48時間後には消失したとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=9)を用いた眼刺激性試験において、洗眼群3例では適用後24時間後に軽度な結膜影響がみられたが、48時間後には回復した。非洗眼群6例では、適用後24時間後に軽度な眼刺激性反応がみられたが、48時間後には回復した(角膜混濁スコア:0/0/0/0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0/0/0/0、結膜発赤スコア:0/0/0/0/0/0、結膜浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)モルモット(n=10)を用いたBuehler試験(局所投与:100%検体)において、惹起24、48時間後の陽性率はともに0%(0/10例)であったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(最大2,000 mg/kg 、2日間腹腔内投与)において、陰性の報告がある(農薬抄録 (2012))。 (2)細菌復帰突然変異試験において、陰性の報告がある(農薬抄録 (2012))。 (3)ほ乳類培養細胞(CHO)を用いた染色体異常試験において、陰性の報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。なお、(1)、(2)より発生毒性影響はみられなかったが、繁殖能に対する影響に関するデータがない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠6~19日)において、親動物に一般毒性影響がみられない用量で、児動物に軽微な影響(低体重)がみられたが、催奇形性は認められなかったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (2)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠6~18日)において、催奇形性は認められなかったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (5)、(6)より、肺のうっ血や呼吸困難がみられることから、区分3(気道刺激性)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験において、24,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (2)ラットを用いた単回経口投与試験において、5,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で体重低下(雄1例/10)がみられたとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (3)ラットを用いた単回経皮投与試験において、5,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (4)ウサギを用いた単回経皮投与試験において、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で軽度の紅斑がみられたとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (5)ラットを用いた単回吸入(粉塵)ばく露試験(4時間)において、0.243 mg/L(区分1の範囲)で肺のうっ血がみられたとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (6)ラットを用いた単回吸入(粉塵)ばく露試験(4時間)において、3 mg/L(区分2の範囲)で呼吸困難、流涎、流涙、鼻からの赤い排出物、顔面周辺の乾燥物質がみられた。これらは、ばく露後徐々に軽減したとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(血液系) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分2(血液系)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による3か月経口投与試験において、800 ppm(46 mg/kg/day(雄)、53 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で雌雄にチアノーゼ、肝臓・脾臓重量の増加、雄に赤血球数低下、ヘマトクリット値・ヘモグロビン量の低下、血液凝固時間延長、血清中総コレステロール・総蛋白増加、雌に血清中尿酸増加が、2,000 ppm(110 mg/kg/day(雄)、120 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で雄に死亡、眼の暗赤色化、MCV増加、雌に赤血球数低下、血液凝固時間延長、MCHC低下が、5,000 ppm(350 mg/kg/day(雄)、360 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で雌雄に脾臓のうっ血、ヘモジデリン沈着、雄にMCHC低下、雌に眼の暗赤色化、MCV増加、尿中ビリルビン増加が、7,000 ppm(380 mg/kg/day(雄)、390 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で雄に尿中ビリルビン増加がみられたとの報告がある。(農薬抄録 (2012))。 (2)ラットを用いた混餌投与による3か月経口投与試験において、150 ppm(11.3 mg/kg/day(雄)、13 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で雌雄にヘモグロビン増加が、750 ppm(56.8 mg/kg/day(雄)、64.1 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で雌雄に赤血球数・ヘマトクリット値・ヘモグロビン量低下、総ビリルビン増加、肝臓・腎臓・脾臓の重量増加、網状赤血球数の増加、雄に精巣重量の増加、雌にコレステロールの増加がみられたとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 (3)マウスを用いた混餌投与による3か月経口投与試験において、800 ppm(120 mg/kg/day(雄)、170 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で雌雄に眼の暗赤色化、雄に白血球数の増加が、2,000 ppm(310 mg/kg/day(雄)、370 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で雌雄に肝臓重量の増加、雌に赤血球数・ヘマトクリット・ヘモグロビン量低下、白血球数の増加、血漿尿素窒素の低下が、5,000 ppm(1,000 mg/kg/day(雄)、1,200 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で雌雄にチアノーゼ、雄に赤血球数・ヘモグロビン量・MCHC低下、MCV増加、尿中ビリルビン・ケトン体増加、脾臓影響(雌雄に重量増加、雌に黒色化)が、7,000 ppm(1,000 mg/kg/day(雄)、1,400 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で雄に肝臓影響(黒緑色化、胆汁色素の沈着)、ヘマトクリット値低下、雌に尿中ビリルビン・ウロビリノーゲン増加がみられたとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 【参考データ等】 (4)イヌを用いた強制経口による90日間経口投与試験において、1,000 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(農薬抄録 (2012))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 = 0.0158 mg a.i./L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準として環境大臣が定める基準の設定に関する資料, 2016)であることから、区分1とした。(a.i.: active ingredient) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)の72時間NOECr = 0.00235 mg/L(農薬抄録, 2012)から、区分1とした。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(甲殻類、魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、甲殻類(オオミジンコ)の48h EC50 > 5.71 mg a.i./L(限度試験, 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準として環境大臣が定める基準の設定に関する資料, 2016)から、区分に該当しないとなる。 以上の結果を比較し、区分1とした。(a.i.: active ingredient) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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