政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 111-77-3
名称 2-2(メトキシエトキシ)エタノール(別名:ジエチレングリコールモノメチルエーテル)
物質ID R03-B-009-METI, MOE
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 経済産業省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2008年度(平成20年度)   2007年度(平成19年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分4
-
警告
H227 P370+P378
P210
P280
P403
P501
引火点87℃(closed cup)(GESTIS(Accessed July 2021))に基づいて区分4とした。
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点は215℃(GESTIS(Accessed July 2021))であり常温で発火しないと考えられる。
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 鋼およびアルミニウムは容器として耐久性があるとの情報(Hommel(1996))により、区分に該当しない。
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50:6,900 mg/kg(EU RAR (2000))
(2)ラットのLD50:> 5,500 mg/kg(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013))
(3)ラットのLD50:9,210 mg/kg(EU RAR (2000)、ECETOC TR (2005))

1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ウサギのLD50:6,540~20,400 mg/kgの間(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013))
(2)ウサギのLD50:9,284 mg/kg(EU RAR (2000))
(3)ウサギのLD50:9,404 mg/kg(Government of Canada, Hazadous Substance Assessment (2020) )
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。なお、文献に飽和蒸気圧濃度で実験を行ったとの記載があるため、蒸気として判断した。

【参考データ等】
(1)ラットのLC50(6時間): > 飽和蒸気圧濃度(EU RAR (2000))
(2)ラットのLC50(4時間): > 飽和蒸気圧濃度(文献記載値:1.47 mg/L)(Government of Canada, Hazadous Substance Assessment (2020))
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。なお、ばく露濃度は飽和蒸気圧濃度(1.31 mg/L)より高いため、ミストと判断した。

【根拠データ】
(1)ラットのLC50(1時間):> 200 mg/L (4時間換算:50 mg/L)(EU RAR (2000))
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404 相当、閉塞、4時間適用、72時間観察)において、皮膚刺激性はみられなかった(紅斑・痂皮スコア:0/0/0/0/0/0、浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013)、REACH登録情報 (Accessed July 2021)、Government of Canada, Hazadous Substance Assessement (2020))。
(2)ウサギ、モルモットを用いたDraize試験において、軽度の皮膚刺激性を示したとの報告がある(Government of Canada, Hazadous Substance Assessement (2020))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405 相当、72時間観察)において、適用後24/48/72hの結膜浮腫スコアの平均は0.1、結膜発赤スコアの平均は0.1、角膜混濁スコアの平均は0、虹彩炎スコアの平均は0であったとの報告がある(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013)、REACH登録情報 (Accessed July 2021)、Government of Canada, Hazadous Substance Assessment (2020))。
(2)ウサギを用いた眼刺激性試験において、角膜影響のない、極軽度の刺激性がみられたとの報告がある(Government of Canada, Hazadous Substance Assessment (2020))。
(3)ウサギの眼に本物質原液を5日/週の頻度で2週間(計10回)反復適用した結果、軽度の刺激性を超えることはなかったとの報告がある(Government of Canada, Hazadous Substance Assessment (2020))。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)25名のボランティアに対する本物質20%溶液を用いたMaximisation試験において、皮膚感作性はみられなかったとの報告がある(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013)、Government of Canada, Hozadous Substance Assessment (2020))。
(2)モルモット(n=10)を用いたMaximisation試験(OECD TG 406、GLP、皮内投与:5%溶液)において、全例で感作反応はみられなかったとの報告がある(EU RAR (2000)、REACH登録情報 (Accessed July 2021)、Government of Canada, Hazadous Substance Assessement (2020))。
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
In vivoデータはないが、(1)より標準的な2つのin vitro試験系で陰性の結果があり、(2)より類縁化合物の情報も考慮し、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)In vitroでは、細菌復帰突然変異試験、ほ乳類培養細胞(チャイニーズハムスターV79細胞)を用いた染色体異常試験で陰性であった(EU RAR (2000)、ECETOC TR 95 vol. 2 (2005)、AICIS IMAP (2013))。ほ乳類培養細胞(CHO細胞)を用いた染色体異常試験で陰性であった(Government of Canada, Hazardous Substance Assessment (2020))。
(2)上記知見等からEU、カナダ、オーストラリア、ECETOCは、本物質は変異原性ではないと結論している(EU RAR (2000)、ECETOC TR 95 vol. 2 (2005)、AICIS IMAP (2013)、Government of Canada, Hazardous Substance Assessment (2020))。
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(6)より、区分1Bとした。多数の動物試験で親動物に一般毒性影響がない用量で児動物に生存率の低下、骨格変異、奇形などが報告されている。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~16日)において、親動物に一般毒性影響がみられない用量で骨格変異(痕跡頸肋、波状/癒合肋骨)、奇形(心血管系奇形)の増加などがみられたとの報告がある(CLH Report (2019))。
(2)ラットを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~16日)において、親動物に一般毒性影響がみられない用量で児動物に骨格変異(肋骨の変異合計の増加)と心臓の奇形(1例)がみられたとの報告がある(CLH Report (2019)、EU RAR (2000)、 ECETOC TR 95 vol. II (2005))。
(3)ラットを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~17日)において、1,800 mg/kg/dayで親動物に体重増加抑制、摂餌量減少、胸腺重量減少、児動物に内臓奇形(主に心血管系奇形:28%)、外表奇形(主に全身浮腫、無尾:18%)、腎盂拡張(53%)がみられたとの報告がある(CLH Report (2019) 、EU RAR (2000)、 ECETOC TR 95 vol. II (2005) 、Government of Canada, Hazardous Substance Assessment (2020))。
(4)ウサギを用いた経皮投与による発生毒性試験(妊娠6~18日)において、750 mg/kg/dayで母動物に体重増加抑制、赤血球数とヘマトクリット値の減少、吸収胚/胎児比率の顕著な減少、児動物に前肢の軽度屈曲、腎盂の拡張、大静脈後尿管、頭蓋骨の骨化遅延がみられたとの報告がある(CLH Report (2019) 、EU RAR (2000)、 ECETOC TR 95 vol. II (2005) 、Government of Canada, Hazardous Substance Assessment (2020))。
(5)ラットを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~17日)において、親動物に一般毒性影響がみられない125 mg/kg/day以上で生存胎児数の用量依存的な減少がみられたとの報告がある。(CLH Report (2019))。
(6)ラットを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~17日)において、親動物に一般毒性影響がみられない600 mg/kg.dayで胎児の生存率低下、1,800 mg/kg/dayで親動物に妊娠期間の延長、生存児数の減少がみられたとの報告がある(CLH Report (2019)、EU RAR (2000))。

【参考データ等】
(7)マウスを用いた経口投与による発生毒性試験(妊娠7~15日)において、親動物が10%(5/50例)死亡した4,000 mg/kg/dayで、有生存児腹の比率(1匹以上の生存児を有する腹数/生存妊娠雌数)の低下、同腹児数の減少、生後1~3日の生存率低下がみられた。なお、1用量のみの試験結果である(CLH Report (2019)、EU RAR (2000)、Government of Canada, Hazardous Substance Assessment (2020))。
(8)本物質の代謝物の2-メトキシ酢酸(2-MAA:CAS番号 625-45-6)は、催奇形性物質としてEU CLPでRepr. 1Bに分類されている。2-MAAのヒトにおける体内からの消失半減期(77.1±9.1時間)はラットの半減期(12.8~21.8時間)の3.1~6.8倍であり、ヒトではラットより低用量で影響が発現する可能性がある(CLH Report (2019))。
(9)(1)~(4)より、限度量を超える用量ではあるが、母動物毒性がない用量でも胎児に奇形を含む重大な発生影響がみられていること、及び(8)の本物質の代謝物が催奇形性誘発物質としてSVHC指定物質であること、かつヒトでの体内残留時間がラットより長く、ヒトではラットよりも低濃度で影響が発現する可能性が懸念されることから、Repr. 1Bが提案され(CLH Report (2019))、RACはこの提案に同意した(RAC Opinion (2020))。
(10)繊維産業に勤務し、本物質にばく露された可能性がある母親から生まれた出生児に心血管系及び骨格系の異常と大静脈後尿管の1症例報告があるが、血中濃度測定も作業環境中濃度も測定されておらず、本物質ばく露との関連性について言及できない(CLH Report (2019)、RAC Opinion (2020))。
(11)EU CLPでは、現時点ではRepr. 2に分類されている(CLP分類結果 (Accessed June 2021))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(5)より、区分3(麻酔作用)とした。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた単回経口投与試験において、ふらつき、平衡喪失、アパシーと肝臓及び腎臓障害がみられたとの報告がある(EU RAR (2000))。
(2)マウスを用いた単回経口投与試験において、自律神経系影響、嗜眠、チアノーゼがみられたとの報告がある(EU RAR (2000))。
(3)ウサギを用いた単回経皮投与試験において、不活発、歩行異常、衰弱がみられたとの報告がある(EU RAR (2000))。
(4)マウスを用いた単回経口投与試験において、7,128 mg/kg(絶食)及び8,188 mg/kg(非絶食)(区分に該当しない範囲)で努力呼吸、促拍呼吸、食欲低下、軽度から中程度の虚弱、振戦及び衰弱がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed July 2021))。
(5)ウサギを用いた単回経皮投与試験において、低用量で食欲不振、軽度抑うつ、チアノーゼ、運動失調、軟便、高用量で流涎、鼻汁、虹彩炎、明瞭な抑うつ、努力呼吸、衰弱がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed July 2021))。

【参考データ等】
(6)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(OECD TG403、6時間)において、飽和水蒸気(推定値:1.2 mg/L、4時間換算:1.47 mg/L、区分2の範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed July 2021))。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、経皮経路では肝臓への影響が考えられるが、(2)より、標的臓器には採用しない。(3)より、吸入経路では、区分を特定できない。また、(4)、(5)より、経口経路では、精巣への影響がみられるが、区分に該当しない。以上のことから、データ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1)モルモットを用いた13週間経皮投与試験(6時間/日、5日/週)において、40 mg/kg/day(28.6 mg/kg/day、区分2の範囲)で腎臓に組織変化はみられなかったが、門脈周囲肝細胞の脂肪化と尿中Caレベルの増加がみられ、200 mg/kg/day(143 mg/kg/day、区分2の範囲)で血清LDHの増加がみられたとの報告がある(EU RAR (2000)、ECETOC TR (2005)、AICIS IMAP (2013)、Government of Canada, Hazardous Substance Assessement (2020))。
(2)経皮投与試験でみられた肝臓影響について、SIARでは微小な変化であると評価され、EU RARでは肝臓への影響と本物質の関連性は不明であると記載されている(SIAR(1999)、EU RAR(2000))。
(3)ラットを用いた90日間吸入ばく露試験(GLP、蒸気、6時間/日、5日/週)において、1.06 mg/L(0.757 mg/L、区分2の範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(EU RAR (2000)、ECETOC TR (2005)、 AICIS IMAP (2013)、 Government of Canada, Hazardous Substance Assessement (2020))。


【参考データ等】
(4)ラットを用いた強制経口による20日間経口投与試験において、500 mg/kg/day(90日換算:111 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で胸腺重量の用量依存的な減少が、2,000 mg/kg/day(90日換算:444 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で体重減少と肝臓及び精巣重量の減少、胸腺皮質のリンパ球減少がみられたとの報告がある。(EU RAR (2000)、ECETOC TR (2005) 、 Government of Canada, Hazardous Substance Assessement (2020))。
(5)ラットを用いた強制経口による6週間経口投与試験において、1,800 mg/kg/day(90日換算:840 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で体重増加抑制及び摂餌量減少が、3,600 mg/kg/day(90日換算:1,680 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で肝臓、心臓、腎臓相対重量の増加、精巣絶対・相対重量の減少、精巣上体内精子の変性及び低精子症がみられたとの報告がある(EU RAR (2000)、AICIS IMAP (2013)、Government of Canada, Hazardous Substance Assessement (2020))。
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
-
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- - 藻類(ムレミカヅキモ)96時間EC50 > 1000 mg/L(EU RAR, 2000)、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 > 500 mg/L(EU RAR, 2000)、魚類(ファットヘッドミノー)96時間LC50 = 5700 mg/L(EU RAR, 2000)であることから、区分に該当しないとした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
-
-
- - 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度=1000000 mg/L、PHYSPROP Database 2021)、急性毒性は区分に該当しないことから、区分に該当しないとした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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