項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 51235-04-2 |
名称 | 3-シクロヘキシル-6-(ジメチルアミノ)-1-メチル-1,3,5-トリアジン-2,4(1H,3H)-ジオン(別名:ヘキサジノン) |
物質ID | R03-A-001-MHLW, MOE |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、可燃性との情報(GESTIS (Accessed Sep. 2021))がある。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140 ℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:1,200 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2008)、FAO (2012)、EPA Pesticides RED (1994)) (2)ラット(雄)のLD50:1,690 mg/kg(ACGIH (2020)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 5,000 mg/kg(OECD TG 402)(FAO (2012)) (2)ウサギのLD50:> 5,280 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2008)、EPA Pesticides RED (1994)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50(4時間、粉塵):> 7.48 mg/L(ACGIH (2020)、Patty (2012)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)、(2)より、ガイダンスに従い、区分に該当しない(国連分類基準の区分3)。 【根拠データ】 (1)本物質はウサギの皮膚に対して軽度の刺激性が認められた(食安委 農薬評価書 (2008))。 (2)本物質は軽度(mild)の皮膚刺激性物質である(EPA Pesticides RED (1994))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
【分類根拠】
(1)~(3)より、区分1とした。 【根拠データ】 (1)本物質はウサギの眼に対して非可逆性の角膜混濁を誘発した(食安委 農薬評価書 (2008))。 (2)本物質は重度の眼刺激性物質である(EPA Pesticides RED (1994))。 (3)ウサギ(n = 3)を用いた眼刺激性試験において、角膜混濁、虹彩炎、結膜発赤及び結膜浮腫がみられ、2例は21日以内に影響が回復した(Patty (2012))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)、(2)より、ガイダンスに従い、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)モルモットを用いたBuehler試験の結果、陰性であった(食安委 農薬評価書 (2008))。 (2)本物質は皮膚感作性物質ではない(EPA Pesticides RED (1994))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(単回経口投与、最大3,000 mg/kg)、及びラットの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(単回経口投与、最大1,000 mg/kg)で、いずれも陰性であった(食安委 農薬評価書 (2008)、FAO (2012)、ACGIH (8th, 2020)、EPA Pesticides (1994)、Patty (6th, 2012))。 (2)In vitroでは、細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性、ほ乳類培養細胞(チャイニーズハムスター卵巣由来細胞(CHO))を用いた遺伝子突然変異試験で陰性、CHOを用いた染色体異常試験で陽性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、FAO (2012)、ACGIH (2020)、EPA Pesticides (1994))。 |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)国内外の評価機関による既存分類結果として、EPAでグループD(Not Classifiable As To Human Carcinogenicity)に(EPA OPP Annual Cancer Report 2020 (Accessed Sep. 2021))、ACGIHでA4に(ACGIH (8th, 2020))分類されている。 (2)ラットを用いた2年間混餌投与による発がん性試験において、発がん性の証拠は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2008)、EPA Pesticides (1994)、ACGIH (8th, 2020))。 (3)マウスを用いた2年間混餌投与による発がん性試験において、最高用量の10,000 ppm投与群の雌で肝細胞腺腫の増加が認められた。前腫瘍性病変として肝変異細胞巣の増加が雄の2,500 ppm以上及び雌の10,000 ppm投与群でみられた(食安委 農薬評価書 (2008))。EPAの評価では雌の細胞腺腫は傾向検定で有意な増加を示すが、対照群とのpairwise比較検定では有意差がなく、マウスの肝臓腫瘍はequivocal(陰性/陽性を結論づけられない)と最終判断された(EPA Pesticides (1994))。ACGIHの評価でも、肝細胞腫瘍性結節の増加(雄)と肝細胞腺腫(雌雄)、肝細胞の腺腫とがんの合計(雌雄)の各発生頻度の増加がみられるものの、発がん性の証拠としてはequivocal evidence(不確かな証拠)と結論された(ACGIH (2020))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、親動物に一般毒性(P雌:体重増加抑制、F1雌:摂餌量減少)が発現する中用量(2,000 ppm)で、F1・F2児動物には低体重のみがみられ、F1雌雄親動物に体重低下が加わった高用量(5,000 ppm)では、哺育率の低下がF2第2産児でみられた。親動物の生殖能に影響はなく、児動物にも分類根拠となるような重大な所見はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、ACGIH (8th, 2020)、EPA Pesticides (1994)、Patty (6th, 2012))。 (2)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠7~16日)において、母動物に死亡(1/25例)、最終体重の低下が認められる最高用量(900 mg/kg/day)においても、胎児には低体重がみられただけであったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、ACGIH (8th, 2020)、EPA Pesticides (1994)、Patty (6th, 2012))。 (3)雌ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠7~28日)において、最高用量(175 mg/kg/day)では母動物の21/22例が死亡し、発生影響は評価できなかった。1つ下の用量(125 mg/kg/day)では、母動物に体重増加抑制、摂餌量減少、流産、死亡、症状(下痢など)等、著しい毒性が認められたのに対し、胎児には低体重がみられたのみであったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】
(1)より、区分3(麻酔作用)とした。 【根拠データ】 (1)ラット及びモルモットを用いた単回経口投与試験において、ラットでは1,200 mg/kg(区分2の範囲)で、モルモットでは860 mg/kg(区分2の範囲)で、嗜眠、運動失調、流涎、衰弱、口のもぐもぐ動作、被毛粗剛がみられたとの報告がある(ACGIH (2020))。 【参考データ等】 (2)イヌを用いた単回経口投与試験において、1,000 mg/kg(区分2の範囲)で嘔吐、振戦、流涎、促拍呼吸がみられたが、翌日には回復したとの報告がある(ACGIH (2020))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
【分類根拠】
(1)より、区分2(肝臓)とした。 【根拠データ】 (1)イヌを用いた混餌投与による1年間慢性毒性試験において、1,500 ppm(37.5 mg/kg/day、区分2の範囲)でALPの増加、削痩(雄)、Albの低下(雄)、肝細胞空胞化(雄)、肝の同心円状の模様小体(雌)、肝細胞色素沈着(雌)が、6,000 ppm(150 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で大球性貧血(中程度)、T.Cholの低下、AST及びALTの増加、肝比重量の増加、小葉中心性単細胞壊死、肝の同心円状の模様小体、精巣絶対重量の低下(雄)、肝の同心円状の模様小体(雄)、肝細胞色素沈着(雄)、削痩(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、ACGIH (2020)、EPA Pesticides RED (1994))。 【参考データ等】 (2)ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、1,000 ppm(50 mg/kg/day、区分2の範囲)で体重増加抑制、食餌効率低下、体重低下(雄)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、ACGIH (2020)、FAO (2012)、EPA Pesticides RED (1994))。 (3)マウスを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、2,500 ppm(366 mg/kg/day(雄)、450 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で肝変異細胞巣(雄)、小葉中心性肝細胞肥大(雄)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2008)、ACGIH (2020)、FAO (2012)、EPA Pesticides RED (1994))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 = 0.041 mg a.i./L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2013)であることから、区分1とした。(a.i.: active ingredient) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)の72時間NOErC = 0.0093 mg a.i./L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2013)から、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(甲殻類、魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、甲殻類(Palaemonetes pugio)の96時間LC50 = 78 mg/L(HSDB, 2021、OPP Pesticide Ecotoxicity Database)から、区分3となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。(a.i.: active ingredient) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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