政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 98-56-6
名称 p-クロロ-α, α, α-トリフルオロトルエン
物質ID R03-C-012-MHLW
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2018年度(平成30年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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- - -
2 可燃性ガス -
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- - -
3 エアゾール -
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- - -
4 酸化性ガス -
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- - -
5 高圧ガス -
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- - -
6 引火性液体 -
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- - -
7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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- - -
11 自己発熱性化学品 -
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- - -
12 水反応可燃性化学品 -
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- - -
13 酸化性液体 -
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- - -
14 酸化性固体 -
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- - -
15 有機過酸化物 -
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
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- - -
17 鈍性化爆発物 -
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- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
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- - -
1 急性毒性(経皮) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:ガス) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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- - -
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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- - -
4 呼吸器感作性 -
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- - -
4 皮膚感作性 -
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- - -
5 生殖細胞変異原性 -
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- - -
6 発がん性 区分1B


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2)より2つ以上の動物種で発がん性を示す十分な証拠があることから、区分1Bとした。旧分類からIARCの分類が変更されたため、発がん性項目のみ見直したが分類結果に変更はない(2021年)。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた吸入ばく露による2年間発がん性試験(100~1,000 ppm)において、雌雄に甲状腺C-細胞腺腫発生率の有意な増加及びその傾向、雄に細気管支肺胞上皮がんの有意な増加傾向、雌に副腎髄質の良性褐色細胞腫発生率の有意な増加及びその傾向、C細胞腺腫またはがん(複合)の有意な増加傾向、子宮の腺がんと間質ポリープの増加傾向がみられたとの報告がある(IARC 125 (2020)、NTP TR594 (2018))。
(2)マウスを用いた吸入ばく露による2年間発がん性試験(100~400 ppm)において、雌雄に肝細胞がん及び肝芽腫発生率の有意な増加及びその傾向、肝細胞腺腫・肝細胞癌・肝芽腫の合計発生率の有意な増加及びその傾向、雌に肝細胞腺腫発生率の有意な増加及びその傾向、ハーダー腺の腺腫発生率の有意な増加及びその傾向がみられたとの報告がある(IARC 125 (2020)、NTP TR594 (2018))。
(3)国外の分類機関による既存分類として、IARCでは(2)、(3)の実験動物における癌の十分な証拠に基づきグループ2Bに分類している(IARC 125 (2020))。

【参考データ等】
(4)米国工場作業者の小コホートを対象とした疫学研究で、呼吸器がん及び胃がんの発生が高かったとの報告があるが、作業者は本物質のほか、多数の化学物質に複合ばく露されていた(NTP TR594 (2018))。
7 生殖毒性 -
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- - -
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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- - -
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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- - -
10 誤えん有害性 -
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- - -

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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- - -
11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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