項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 101-90-6 |
名称 | 1,3-ビス[(2,3-エポキシプロピル)オキシ]ベンゼン |
物質ID | R03-C-014-MHLW |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2019年度(令和元年度) 2006年度(平成18年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - |
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2 | 可燃性ガス | - |
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3 | エアゾール | - |
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4 | 酸化性ガス | - |
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5 | 高圧ガス | - |
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6 | 引火性液体 | - |
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7 | 可燃性固体 | - |
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8 | 自己反応性化学品 | - |
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9 | 自然発火性液体 | - |
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10 | 自然発火性固体 | - |
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11 | 自己発熱性化学品 | - |
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12 | 水反応可燃性化学品 | - |
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13 | 酸化性液体 | - |
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14 | 酸化性固体 | - |
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15 | 有機過酸化物 | - |
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16 | 金属腐食性化学品 | - |
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17 | 鈍性化爆発物 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(経皮) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
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- | - | - |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
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2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
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3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
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4 | 呼吸器感作性 | - |
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4 | 皮膚感作性 | - |
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5 | 生殖細胞変異原性 | - |
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- | - | - |
6 | 発がん性 | 区分1B |
危険 |
H350 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、最新のCLPの評価を重視し、(2)~(6)で動物2種で悪性腫瘍が確認されていることから、区分1Bとした。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。旧分類からEU CLPの分類が変更されたため、発がん性項目のみ見直した(2021年)。 【根拠データ】 (1)国外の評価機関による既存分類結果として、EUではCarc.1Bに(CLP分類結果 (Accessed Sep. 2021))分類している。 (2)ラットを用いた2年間(103週間)強制経口投与(5日/週)による発がん性試験(追加試験を含めて、12.5~50 mg/kg/day)において、雌雄とも前胃に良性及び悪性腫瘍(扁平上皮乳頭腫・扁平上皮がん)の発生が高頻度にみられた(CLH Report (2018)、ECHA RAC Opinion (2018)、IARC 71 (1999)、AICIS (旧NICNAS) IMAP (2015)、NTP RoC (14th, 2016)、DFG MAK (1996)、NTP TR257 (1986)、Patty (6th, 2012)、HSDB (Accessed Sep. 2021))。 (3)マウスを用いた2年間(103週間)強制経口投与(5日/週)による発がん性試験(50,100 mg/kg/day)において、雌雄とも前胃に良性及び悪性腫瘍(扁平上皮乳頭腫・扁平上皮がん)の発生が高頻度にみられ、雌には肝臓腫瘍(肝細胞がん、肝細胞がん又は腺腫(組合せ))の発生頻度の有意な増加もみられた(CLH Report (2018)、ECHA RAC Opinion (2018)、IARC 71 (1999)、AICIS (旧NICNAS) IMAP (2015)、NTP RoC (14th, 2016)、DFG MAK (1996)、NTP TR257 (1986)、Patty (6th, 2012)、HSDB (Accessed Sep. 2021))。 (4)(3)の肝臓腫瘍については、対照群の背景データでの発生頻度や異なる統計手法によっては有意差が消失すること等を考慮し、本物質投与に関連した腫瘍発生ではないと判断されている(CLH Report (2018)、ECHA RAC Opinion (2018))。 (5)ECHAのRACはNTPの発がん性試験結果の個別データを解析し、(2)のラットの試験では前胃の悪性腫瘍(扁平上皮がん)の低、中及び高用量群における最初の死亡例はそれぞれ76週、61週及び42週目に生じており(補正後発生率:最大100%(対照群:0%))、かつ中用量群を中心に少なくとも20匹の遠隔部位(リンパ節、膵臓、肝臓、脾臓、肺、脳)に転移性腫瘍を生じると解析した。(3)のマウスの試験でも、同様に低及び高用量群で高頻度の前胃の原発性腫瘍(補正後発生率:最大70%)とは別に24匹の遠隔部位(肺、肝臓、リンパ節、脾臓、副腎、腎臓)に転移性腫瘍を認めている(ECHA RAC Opinion (2018))。 (6)ラット、マウスの2種・両性に認められた前胃の悪性腫瘍から接触部位発がん性(site of contact carcinogenicity)を示す物質の可能性がある。ヒトには前胃はないが、食道、口腔などげっ歯類と同様の組織を有する部位は存在する。吸入・経皮経路での発がん性に関する信頼性ある情報がないため、他経路でも接触部位発がんを生じる可能性は否定できない(CLH Report (2018)、ECHA RAC Opinion (2018))。 (7)本物質はジグリシジルエーテル化合物のグループに属し、DNA反応性のエポキシド基を持つ電子親和性化合物である。同じグループのフェニルグリシジルエーテル(PDGE、CAS番号 122-60-1)とのリードアクロスも考慮された。PDGEは本物質の2つのグリシジルエーテル側鎖のうちの1つを有し、リードアクロスには適切と考えられた。当該物質のEU及び本邦での発がん性分類はそれぞれCarc. 1B(CLP分類結果 (Accessed Sep. 2021))及び区分2である(政府によるGHS分類結果:2017年分類)。 (8)なお、IARCではグループ2Bに(IARC 71 (1999))、NTPではRに(NTP RoC (16th, 2016))、日本産業衛生学会では第2群Bに(産衛誌62巻 (2020):1991年提案)それぞれ分類している。 |
7 | 生殖毒性 | - |
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8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
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9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
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10 | 誤えん有害性 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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