政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 22398-80-7
名称 リン化インジウム
物質ID R03-C-041-MHLW, MOE
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2009年度(平成21年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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- - -
2 可燃性ガス -
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- - -
3 エアゾール -
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- - -
4 酸化性ガス -
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- - -
5 高圧ガス -
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- - -
6 引火性液体 -
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- - -
7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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- - -
11 自己発熱性化学品 -
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- - -
12 水反応可燃性化学品 -
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- - -
13 酸化性液体 -
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- - -
14 酸化性固体 -
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- - -
15 有機過酸化物 -
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
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- - -
17 鈍性化爆発物 -
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- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
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- - -
1 急性毒性(経皮) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:ガス) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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- - -
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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- - -
4 呼吸器感作性 -
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- - -
4 皮膚感作性 -
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- - -
5 生殖細胞変異原性 -
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- - -
6 発がん性 -
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- - -
7 生殖毒性 分類できない
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- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、生殖器への有害性影響の報告はあるが、交配による受胎能への影響も、妊娠期ばく露による発生影響に関する情報もないことから、分類できない。旧分類からECHA CLPの分類が追加されたため、生殖毒性項目のみ見直したが分類結果に変更はない(2021年)。

【参考データ等】
(1)ラット及びマウスを用いた14週間吸入ばく露試験では、100 mg/m3で雌雄生殖器への影響(精巣/精巣上体重量減少、精細管内/精巣上体内の生殖上皮由来細胞残渣(ラット)、卵巣と子宮の萎縮、性周期の延長傾向(主にマウス))がみられたが、雌生殖器官への影響(マウスで顕著)は死亡例が生じる用量での影響であり、2次的影響と考えられた(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010)、NTP TR499 (2001))。
(2)雄ハムスターに気管内投与(3 mg/kg、2回/週、8週間)によるばく露終了後に88週間観察した試験において、雄生殖器への影響(精巣及び精巣上体重量減少、精子数減少、精細管の病理組織変化)がばく露終了時及びばく露終了16週後及び64週後にも認められた。観察期間終了時(88週後)には回復傾向がみられた(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010))。
(3)ラットを用いた本物質の反復吸入ばく露によるトキシコキネティクス実験から、精巣にインジウムが蓄積する証拠が得られている(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010))。
(4)EUではRepr. 2に分類されている(CLP分類結果 (Accessed Oct. 2021))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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- - -
10 誤えん有害性 -
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- - -

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データがなく分類できない。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データがなく分類できない。
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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