政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 288-32-4
名称 イミダゾール
物質ID R03-C-056-MHLW
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2012年度(平成24年度)  
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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2 可燃性ガス -
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3 エアゾール -
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4 酸化性ガス -
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5 高圧ガス -
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6 引火性液体 -
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7 可燃性固体 -
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8 自己反応性化学品 -
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9 自然発火性液体 -
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10 自然発火性固体 -
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11 自己発熱性化学品 -
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12 水反応可燃性化学品 -
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13 酸化性液体 -
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14 酸化性固体 -
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15 有機過酸化物 -
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16 金属腐食性化学品 -
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17 鈍性化爆発物 -
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健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
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- - -
1 急性毒性(経皮) -
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1 急性毒性(吸入:ガス) -
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1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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2 皮膚腐食性/刺激性 -
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3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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4 呼吸器感作性 -
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4 皮膚感作性 -
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5 生殖細胞変異原性 -
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6 発がん性 -
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7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)から、母動物に軽微な一般毒性影響がみられる用量で胎児の主に外表及び骨格に奇形の発生増加が明確にみられたことから、区分1Bとした。旧分類からECHA CLPの分類が追加されたため、生殖毒性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠6~19日)において、母動物に一般毒性影響(体重増加抑制、摂餌量減少、流涎(6/25例)、膣出血(1/25例))がみられる高用量(180 mg/kg/day)で、全胚吸収雌(3/25例)、着床後胚損失率増加(平均43% vs 対照群8%)、腹当たりの生存胎児比率の減少(6.3% vs 対照群9%)がみられた。また、胎児に外表奇形(口蓋裂、全身浮腫)、骨格奇形(短い肩甲骨、橈骨/尺骨湾曲、胸骨分節の位置異常・二分胸椎分節等)など奇形発生の増加(全体の発生率:12%(胎児当たり)、11%(腹当たり))がみられた。中用量以下(60及び20 mg/kg/day)でも奇形児は散見されたが、奇形発生率は対照群と差がなかったとの報告がある(EU REACH CoRAP (2018)、ECHA RAC Opinion (Background Doc.) (2013)、AICIS (旧NICNAS) IMAP (2017))。

【参考データ等】
(2)ラット及びマウスの胚を用いたin vitro全胚培養試験(in vitro whole embryo culture test)において、本物質30及び60 micro g/mLの添加濃度で、濃度依存的な胎児死亡(60 micro g/mLで最大ラット37.5%、マウスで83% vs 対照群0%)及び異常(脳サイズの減少、明瞭な水腫:60 micro g/mLで最大ラット80%、マウス100% vs 対照群0%)の増加がみられたとの報告がある(EU REACH CoRAP (2018)、ECHA RAC Opinion (Background Doc.) (2013))。
(3)ラットを用いた90日間強制経口投与試験において、雌雄の生殖器官の病理組織検査、精子検査及び性周期解析結果からは受胎能に悪影響を及ぼす可能性の所見は最高用量の180 mg/kg/dayまで検出されなかったとの報告がある(EU REACH CoRAP (2018)、ECHA RAC Opinion (Background Doc.) (2013)、AICIS IMAP (2017))。
(4)EUではRepr. 1Bに分類している(CLP分類結果 (Accessed Nov. 2021))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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10 誤えん有害性 -
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環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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