政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 7718-54-9
名称 塩化ニッケル
物質ID R03-C-060-MHLW, MOE
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2009年度(平成21年度)   2008年度(平成20年度)   2006年度(平成18年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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- - -
2 可燃性ガス -
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- - -
3 エアゾール -
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- - -
4 酸化性ガス -
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- - -
5 高圧ガス -
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- - -
6 引火性液体 -
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- - -
7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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- - -
9 自然発火性液体 -
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- - -
10 自然発火性固体 -
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- - -
11 自己発熱性化学品 -
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- - -
12 水反応可燃性化学品 -
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- - -
13 酸化性液体 -
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-
- - -
14 酸化性固体 -
-
-
- - -
15 有機過酸化物 -
-
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- - -
16 金属腐食性化学品 -
-
-
- - -
17 鈍性化爆発物 -
-
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- - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3)より、区分3とした。なお、塩化ニッケル換算値に基づき分類結果を変更した。旧分類とEUで急性毒性(経口)のGHS区分に差異があったため、急性毒性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)ラット(雌)のLD50(塩化ニッケル六水和物(CAS番号:7718-54-9)):210 mg/kg(塩化ニッケル換算:115 mg/kg)(NITE初期リスク評価書(2017)、CERI有害性評価書(2008))
(2)ラット(雄)のLD50(塩化ニッケル六水和物):175 mg/kg(塩化ニッケル換算:95.4 mg/kg)(NITE初期リスク評価書(2017)、CERI有害性評価書(2008))
(3)ラット(雌)のLD50(塩化ニッケル六水和物):500 mg/kg(塩化ニッケル換算:273 mg/kg)(OECD TG 425)(AICIS IMAP(2014)、EU EFSA(2018))

【参考データ等】
(4)本物質はEU CLHにおいて、区分3に分類されている。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。旧分類とEUで急性毒性(経口)のGHS区分に差異があったため、急性毒性項目のみ見直した(2021年)。

1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。旧分類とEUで急性毒性(経口)のGHS区分に差異があったため、急性毒性項目のみ見直したが、分類結果に変更はない(2021年)。

1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分2


危険
H330 P304+P340
P403+P233
P260
P271
P284
P310
P320
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2)より、区分2とした。なお、新たな知見に基づき分類結果を変更した。旧分類とEUで急性毒性(経口)のGHS区分に差異があったため、急性毒性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)ラット(雄)のLC50(塩化ニッケル六水和物(CAS番号:7718-54-9)、4時間):0.593 mg/L(塩化ニッケル換算:0.323 mg/L)(OECD TG 403、GLP)(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2022))
(2)ラット(雌)のLC50(塩化ニッケル六水和物、4時間):0.746 mg/L(塩化ニッケル換算:0.407 mg/L)(OECD TG 403、GLP)(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2022))

2 皮膚腐食性/刺激性 -
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3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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- - -
4 呼吸器感作性 -
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- - -
4 皮膚感作性 -
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- - -
5 生殖細胞変異原性 -
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- - -
6 発がん性 -
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- - -
7 生殖毒性 -
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- - -
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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- - -
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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- - -
10 誤えん有害性 -
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- - -

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(ニセネコゼミジンコ)48時間LC50 = 0.013mg Ni/L (本物質換算値: 0.029 mg/L)(NITE初期リスク評価書, 2008)であることから、区分1とした。
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急速分解性に関する十分なデータが得られていない。甲殻類(ネコゼミジンコ)の17日間NOEC = 0.002 mg/L(EU RAR, 2008)から、区分1とした。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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