政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 82560-54-1
名称 ベンフラカルブ
物質ID R03-C-071-MHLW
分類実施年度 令和3年度(2021年度)
分類実施者 厚生労働省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 2018年度(平成30年度)   2006年度(平成18年度)  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 -
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2 可燃性ガス -
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3 エアゾール -
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4 酸化性ガス -
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5 高圧ガス -
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6 引火性液体 -
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7 可燃性固体 -
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- - -
8 自己反応性化学品 -
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9 自然発火性液体 -
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10 自然発火性固体 -
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11 自己発熱性化学品 -
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12 水反応可燃性化学品 -
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13 酸化性液体 -
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- - -
14 酸化性固体 -
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15 有機過酸化物 -
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16 金属腐食性化学品 -
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- - -
17 鈍性化爆発物 -
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健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) -
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- - -
1 急性毒性(経皮) -
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1 急性毒性(吸入:ガス) -
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- - -
1 急性毒性(吸入:蒸気) -
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1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) -
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- - -
2 皮膚腐食性/刺激性 -
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3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 -
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4 呼吸器感作性 -
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- - -
4 皮膚感作性 -
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5 生殖細胞変異原性 -
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6 発がん性 -
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- - -
7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2)より、親動物の一般毒性用量で児動物の生存率低下、(2)では生殖能への有害影響がみられていることから、区分1Bとした。新たな情報源を利用し分類した。旧分類からEUでGHS区分が変更されたため、生殖毒性項目のみ見直した(2021年)。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験(GLP、30~300 ppm)において、親動物では中用量以上でP雌雄に体重増加抑制及び摂餌量減少、雌に副腎重量減少、高用量(300 ppm)でF1には体重増増加抑制(雌雄)、摂餌量減少(雌)がみられたが、生殖能力への有害影響はみられなかった。児動物では中用量以上でF1、F2雌雄に体重増加抑制、高用量ではF1(4日後生存率:86.3%、14日後生存率:89.9%、21日後生存率:89.9%)、F2(4日後生存率:92.2%、統計学的有意差はないが、検体投与の影響と考えられた)に生存率低下がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2019))。
(2)ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験(GLP、25~400 ppm)において、親動物に体重増加抑制(約10%)及び摂餌量増加(約20%)が認められる高用量(400 ppm)群で、雄の受精率の低下、児動物に生存児数の減少(4日後生存率:41.6%(92/221)、21日後生存率:68.5%(63/92))及び体重の低値(F1のみ)がみられたとの報告がある(EFSA (2009)、農薬抄録 (2019))。

【参考データ等】
(3)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(GLP、2~40 mg/kg/day、妊娠6~19日)において、母動物毒性(死亡1/24例、体重増加抑制、振戦)がみられた最高用量(40 mg/kg/day)で、胎児に軽微な影響として低体重と骨化遅延がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2019)、EFSA (2009))。
(4)雌ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験(GLP、5~15 mg/kg/day、妊娠7~29日)において、母動物には中用量(10 mg/kg/day)で死亡2例、高用量(15 mg/kg/day)で死亡3例、体重増加抑制がみられたが、胎児には高用量で低体重がみられただけであったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2019)、EFSA (2009))。
(5)EUではRepr. 2に分類している(CLP分類結果 (Accessed Dec. 2021))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) -
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9 特定標的臓器毒性(反復暴露) -
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10 誤えん有害性 -
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環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性 短期(急性) -
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11 水生環境有害性 長期(慢性) -
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12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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