項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 2795-39-3 |
名称 | カリウム=ペルフルオロオクタン-1-スルホナート |
物質ID | R03-C-072-MHLW |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 2012年度(平成24年度) |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - |
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2 | 可燃性ガス | - |
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3 | エアゾール | - |
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4 | 酸化性ガス | - |
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5 | 高圧ガス | - |
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6 | 引火性液体 | - |
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7 | 可燃性固体 | - |
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8 | 自己反応性化学品 | - |
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9 | 自然発火性液体 | - |
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10 | 自然発火性固体 | - |
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11 | 自己発熱性化学品 | - |
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12 | 水反応可燃性化学品 | - |
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13 | 酸化性液体 | - |
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14 | 酸化性固体 | - |
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15 | 有機過酸化物 | - |
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16 | 金属腐食性化学品 | - |
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17 | 鈍性化爆発物 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | - |
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1 | 急性毒性(経皮) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:ガス) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | - |
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1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | - |
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2 | 皮膚腐食性/刺激性 | - |
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3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | - |
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4 | 呼吸器感作性 | - |
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4 | 皮膚感作性 | - |
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5 | 生殖細胞変異原性 | - |
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6 | 発がん性 | - |
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7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(4)の妊娠動物を用いた発生毒性試験において、軽微な母動物毒性を生じる用量で胎児に奇形発生の増加がみられている。また、(5)よりラットの2世代生殖毒性試験でも軽微な母動物毒性を生じる用量で、母動物に着床数減少、新生児生存率の顕著な減少、死産の増加など顕著な生殖発生影響がみられている。よって、区分1Bとした。新たな情報源を利用し区分を変更した。旧分類からEUでGHS区分が変更されたため、生殖毒性項目のみ見直した(2021年)。 【根拠データ】 (1)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(1~10 mg/kg/day、妊娠6~15日)において、母動物には高用量(10 mg/kg/day)群で体重の低値がみられただけであったが、胎児には低用量(1 mg/kg/day)から眼(レンズ)の奇形発生がみられ、高用量群ではレンズの奇形発生率に有意な増加がみられたとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、AICIS IMAP (2015)、OECD (2002))。 (2)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(1~10 mg/kg/day、妊娠6~15日)において、母動物には中用量以上で体重増加抑制・摂餌量減少、高用量群では死亡(2/25例)がみられた。母動物が死亡した高用量群において、外表及び内臓奇形(口蓋裂や皮下浮腫、停留精巣)、骨格変異などがみられたが、中用量群では低体重のみであったとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、AICIS IMAP (2015)、OECD (2002))。 (3)雌ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(1~10 mg/kg/day、妊娠2~20日)において、母動物に体重増加抑制・摂餌量減少がみられたが、死亡など過度な毒性が認められない10 mg/kg/dayで、胎児には低体重と様々な奇形(口蓋裂、胸骨分節の欠損、全身水腫、右心房の拡大、心室中隔欠損の発生率の増加)がみられたとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、DFG MAK (2015))。 (4)雌マウスを用いた強制経口投与による発生毒性試験(1~20 mg/kg/day、妊娠1~17日)において、母動物に体重増加抑制と肝臓重量の増加のみみられる高用量(20 mg/kg/day)で後期胚損失率の増加がみられた。胎児の奇形は5 mg/kg/day(母動物:肝臓重量増加のみ)から右心房拡大、高用量2群で口蓋裂、胸骨分節の欠損、心室中隔欠損の発生率の増加がみられたとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、DFG MAK (2015))。 (5)ラットを用いた強制経口投与による2世代生殖毒性試験(F0:0.1~3.2 mg/kg/day、F1:0.1及び0.4 mg/kg/day)において、F0雄に0.4 mg/kg/day以上、F0雌には1.6~3.2 mg/kg/dayで体重増加抑制がみられ、高用量では妊娠期間の延長及び着床数の減少がみられた。F1児動物には高用量2群(1.6及び3.2 mg/kg/day)で新生児生存率の著減、死産児の増加がみられ、死亡例は生後4日以内に生じ、剖検で胃内にミルクが残存していなかった。生存例では低体重、耳介展開、開眼、平面立ち直り反応及び空中立ち直り反応の出現時期の遅延がみられた。これら高用量2群はF1親動物の交配成績及びF2児動物の評価には利用できず、0.4 mg/kg/dayが最高用量となった。F1同士の交配による生殖成影響指標には影響はみられなかったが、0. 4 mg/kg/dayのF2で体重増加抑制がみられたとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、AICIS IMAP (2015)、DFG MAK (2015)、OECD (2002))。 (6)雌ラットに0(対照群)又は1.6 mg/kg/dayを交配前42日間強制経口投与後に無処置雄と交配させ、さらに妊娠期間にも投与して自然分娩させた。出生児の哺育を交差哺育を含め次の4群を構成した。A)投与群の腹からの出生児を対照群の母親が交差哺育、B)対照群の腹からの出生児を対照群の母親が継続哺育、C)投与群の腹からの出生児を投与群の母親が継続哺育及びD)対照群の腹からの出生児を投与群の母親が交差哺育の4群である。これら4群の生後2~4日の死亡率を比較した結果、C)で19%、A)で9%であったのに対し、B)及びD)群で1.6%及び1.1%であった。この結果から、(5)の新生児の生後生存率の低下は主に母体の子宮内でのばく露に起因した影響であると示唆されたとの報告がある(MOE初期評価 (2008)、AICIS IMAP (2015)、OECD (2002))。 【参考データ等】 (7)EUではRepr. 1Bに分類している(CLP分類結果 (Accessed Dec. 2021))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | - |
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9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | - |
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10 | 誤えん有害性 | - |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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