項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 100-37-8 |
名称 | 2-(ジエチルアミノ)エタノール |
物質ID | m-nite-100-37-8_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点52℃[密閉式](ICSC(J)(2002))は≧23℃、≦60℃であるので区分3とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性および自己反応性に関わる原子団を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が250℃(ICSC(J)(2002))であり、常温では発火しないと考えられる。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, C, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 塩素及びフッ素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が水素と炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含んでいない有機化合物である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値 1320mg/kgおよび1300mg/kg(SIDS(Access on Jun. 2009))に基づき区分4とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 | P302+P352 P362+P364 P280 P312 P321 P501 |
ウサギ゙のLD50値3件(1100 mg/kg(SIDS(Access on Jun. 2009))、890mg/kg(ACGIH(2001)), 1260mg/kg(DFGMAK-Doc.14(2000))の中、1件が区分3、2件が区分4に該当することから、該当数の多い区分4とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHS定義による液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 |
危険 |
H331 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P311 P321 P405 P501 |
ラットのLC50値(4時間ばく露)945 ppm(ACGIH(2001))に基づき区分3とした。なお、LC50値(945 ppm)が飽和蒸気圧濃度(1842 ppm)の90%より低いので、ミストがほとんど混在しない蒸気として気体の基準値を適用した。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギの皮膚に3分~4時間閉塞適用した試験(OECD TG 404)で壊死を認め、腐食性あり(corrosive)との結果(SIDS(Access on Jun. 2009))、さらに、ウサギを用いた複数の試験でも壊死の所見と腐食性あり(corrosive)の結果(SIDS(Access on Jun. 2009))が報告されている。以上の試験結果により区分1とした。なお、EU分類はR34(EU Annex I(2006))である。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギの眼に試験物質原液50 μLを適用した試験で結膜と眼瞼の腐食が認められ、8日後も未回復で角膜に不可逆的損傷が観察された(SIDS(Access on Jun. 2009))。さらに、ウサギを用いた別の試験でも重度の角膜傷害、虹彩炎、壊死を伴った結膜刺激が認められ、21日の観察期間中も症状が持続した(SIDS(Access on Jun. 2009))。以上の結果に基づき区分1とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、本物質が暖房システムからビル内の空気中に漏出した事故で、2500人の従業員の多くが上気道に刺激症状を訴え、その後14人に喘息が発症し、うち7人が職業性喘息の診断を受けたとの報告(SIDS(Access on Jun. 2009))がある。しかし、この症状はアレルギー性呼吸反応よりむしろ反応性気道機能不全症候群に一致しており、感作性を示す証拠ではないとされている(DFGMAK-Doc.14(2000))。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | モルモットのマキシマイゼーション試験のデータが2件あり、いずれも陽性率0%(0/20および0/40)で感作性は認められなかった(SIDS(Access on Jun. 2009))との結果に基づき区分外とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスに経口投与による骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)の陰性結果(SIDS(Access on Jun. 2009))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験においては、エームス試験で陰性、チャイニーズハムスターのV79細胞を用いたHGPRT試験で陰性の結果(SIDS(Access on Jun. 2009))がそれぞれ報告されている。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットを用いた2年間混餌投与試験において、投与群では対照群と比べ腫瘍発生率の増加は認められず、発がん性の証拠は得られていないが(SIDS(Access on Jun. 2009))、試験実施が1960年代と古く、現行ガイドラインに準拠した試験ではないことから適切に評価可能なデータではない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットの器官形成期に吸入ばく露による発生毒性試験において、高用量群で体重増加抑制、摂餌量低下や乾性ラ音など母動物の一般毒性が観察されたが、着床前後の胚損失などを含む妊娠指標に対する影響や催奇形性を含む仔の発生対する影響は認められなかった(SIDS(Access on Jun. 2009))。しかし、交配前からのばく露による親動物の性機能および生殖能に及ぼす影響はデータがないため「分類できない」とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370 H335 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ヒトの影響として、1人の実験室職員が100ppm(480mg/m3)の短時間ばく露を受け、5分以内に悪心と嘔吐が誘発された。またボイラーに当該物質を含む防腐剤が使用され、加湿空気により当該物質の蒸気にばく露された労働者65人がめまい、悪心、嘔吐を訴えたとの記述がある(SIDS(Access on Jun. 2009))。また、事故で200ppm以下のばく露により、数分で吐き気や嘔吐が誘発され(ACGIH(2001))、ACGIH-TLV(2009)には「CNSconvul」が付されているため区分1(中枢神経系)とした。 一方、ラットの吸入ばく露により、ばく露からの逃避、粘膜刺激、呼吸困難などの強い刺激を示唆する徴候が見られている(SIDS(Access on Jun. 2009))こと、ヒトに対し気道粘膜に刺激を生じ(DFGMAK-Doc.14(2000))、職業ばく露では咽喉の刺激が報告されていること(SIDS(Access on Jun. 2009))から、区分3(気道刺激性)とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(中枢神経系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
イヌに経口投与により200 mg/kg/day以上では脱力、振戦、痙攣および運動失調とともに死亡が発生し、40 mg/kg/dayで振戦や頭を左右に振る動作が見受けられた(SIDS(Access on Jun. 2009))。ラットに1.438 mg/L/6hを2週間(DFGMAK-Doc.14(2000))、または0.622 mg/L/4h(0.507 mg/L/6h)を5ヵ月間(ACGIH(2001))吸入ばく露(蒸気)により、活動低下、協調障害、間代強直性痙攣など中枢神経系への影響が認められたと記載されている。以上はいずれもガイダンス値範囲区分2に相当する用量での所見であることから、区分2(中枢神経系)とした。なお、ラットに500 mg/kg/dayを4週間(90日換算:154 mg/kg/day)、300 mg/kg/dayを6ヵ月間、または50~400 mg/kg/dayを2年間それぞれ飲水または飼料混入により投与した試験においては、重大な影響は見出されていない(SIDS(Access on Jun. 2009))。またラットの経口投与の100 mg/kg/dayで6ヶ月後に体重減少と、腎臓・体重比が僅かに上昇しただけで(ACGIH(2001))、他の臓器および肝臓に関する影響の記載もなかった。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
藻類(セネデスムス)の72時間ErC50=44mg/L(SIDS、2004)から、区分3とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 急速分解性があり(OECDテストガイドライン301Aによる22日間の分解度:95%(SIDS、2002))、かつ生物蓄積性が低い(BCF<6.1(既存点検, 2002))ことから、区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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