項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 101-72-4 |
名称 | N‐イソプロピル‐N'‐フェニル‐p‐フェニレンジアミン |
物質ID | m-nite-101-72-4_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 可燃性 (ICSC (J) (1999)) との記述があるが、データがなく分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として、522 mg/kg (雄)、701 mg/kg (雌) (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))、800 mg/kg、900 mg/kg (SIDS (2004)) との報告に基づき、区分4とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギの皮膚に5,010 mg/kg 及び7,940 mg/kgを適用した試験で死亡例なしとの報告 (SIDS (2004)) に基づき、区分外とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験で、刺激性がみられなかったとの報告 (SIDS (2004)) や、軽度の刺激性がみられたが24時間後には消失したとの報告 (DFGOT vol. 1 (2016) (Access on May 2017)) から、区分外 (国連分類基準の区分3) とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギを用いた試験で、24時間後に全例に結膜に発赤がみられたが48時間後には消失したとの報告 (SIDS (2004)) から、区分2Bとした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
モルモットを用いた皮膚感作性試験で、20匹中70%の動物に陽性反応がみられたとの報告 (SIDS (2004)) から、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた姉妹染色分体交換試験で陰性 (DFGOT (2013) (Access on May 2017))、in vitroでは、細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養細胞を用いたマウスリンフォーマ試験、遺伝子突然変異試験で陰性、染色体異常試験及び姉妹染色分体交換試験で陽性である (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017)、DFGOT vol. 1 (2016) (Access on May 2017)、SIDS (2004))。以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットの器官形成期に強制経口投与した発生毒性試験において、高用量 (125 mg/kg/day) 群では母動物に臨床症状がみられた以外に異常はなく、胎児には高用量群で頭蓋及び顔面の骨の骨化不全、舌骨の未骨化がみられたが、これらは分類根拠としない骨化遅延によるものとされた (SIDS (2004))。これ以外に発生毒性試験データはなく、生殖能・性機能への影響に関する情報もない。すなわち、データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(肝臓、腎臓、血液系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
本物質のヒトでの単回ばく露の情報はない。実験動物ではラットの単回経口投与試験において、区分2相当の455 mg/kg 以上投与群の生存例に肝臓では小葉中心性の肝細胞肥大、肝細胞の分裂像の増加、髄外造血が、腎臓では髄質に再生尿細管及びリンパ球浸潤が、脾臓では強度の髄外造血の増加が認められたとの報告がある。また、これらの動物では皮膚色蒼白が認められ、溶血性貧血が起きた可能性が示唆されると考察されている (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。以上より区分2 (肝臓、腎臓、血液系) とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(肝臓、血液系)、区分2(腎臓) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトに関する情報はない。実験動物については、ラットを用いた強制経口投与による28日間反復経口投与毒性試験において、区分1のガイダンス値の範囲内である30 mg/kg/day (90日換算値: 9.3 mg/kg/day) 以上で平均赤血球容積減少、骨髄細胞の顆粒球系骨髄球比率増加、肝臓の腫大、好酸性肝細胞肥大、小葉中間帯脂肪化、脾臓のヘモジデリン沈着等、区分2のガイダンス値の範囲内である100 mg/kg/day (90日換算値: 31.1 mg/kg/day) で体重減少/増加抑制、赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット値低下、網状赤血球比率・血小板数増加、リンパ球比率低下、好中球比率増加、肝細胞の単細胞壊死、脾臓の腫大、脾臓のヘモジデリン沈着・髄外造血増強、腎臓重量増加、腎臓の好塩基性尿細管の増強・ヘモジデリン沈着の報告がある (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on May 2017))。ラットを用いた混餌による90日間反復経口投与毒性試験において、区分2のガイダンス値の範囲である 500 ppm (雄: 43.8 mg/kg/day (90日換算値: 13.6 mg/kg/day)、雌: 48.1 mg/kg/day (90日換算値 : 15.0 mg/kg/day)) 以上で総タンパクの増加、肝臓相対重量増加、1,000 ppm (雄: 92.6 mg/kg/day (90日換算値 : 28.8 mg/kg/day)、雌: 92.8 mg/kg/day (90日換算値 : 28.9 mg/kg/day)) 以上で血小板増加、白血球増加、分節核好中球増加、ヘモグロビン・ヘマトクリット値減少、赤血球大小不同、異形赤血球増加、脾臓の絶対及び相対重量増加の報告がある (DFGOT vol. 1 (2016) (Access on May 2017))。 以上から区分1 (肝臓、血液系)、区分2 (腎臓) とした。 なお、旧分類では区分2のガイダンス値の範囲内である100 mg/kg/day (90日換算値 : 31 mg/kg/day) 以上で血液系に影響がみられているとしていたが、当該影響は、区分1のガイダンス値の範囲内である30 mg/kg/day (90日換算値 : 9.3 mg/kg/day) 以上でみられていると判断したため分類が変更となった。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類 (ニジマス) 96時間LC50 = 0.34 mg/L(OECD SIDS:2000)であることから、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(難分解性、BODによる分解度:2.2%と19.7%*、*は異常値として採用せず(化審法DB:1994))、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
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