項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 105-87-3 |
名称 | 酢酸ゲラニル |
物質ID | m-nite-105-87-3_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が109.5℃(Closed cup)(GESTIS(Accessed Sep. 2020))である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性に関連する原子団 (エチレン基)を含むが、データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は252℃ (ECHA(Accessed Sep. 2020))であり常温で発火しないと考えられる。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:約 6,330 mg/kg(JECFA (1967)、NTP TR252 (1987)) 【参考データ等】 (2)ラットのLD50(本物質71%と酢酸シトロネリル29%の混合物):4,000~8,000 mg/kgの間(NTP TR252 (1987)、NICNAS IMAP (2017)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(2度開放適用、24時間適用、72時間観察)において、相対スコア3の刺激性(重度の刺激性)がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分1とした。 【根拠データ】 (1)マウス(n=5/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は4.95(25%)、7.33(50%)、7.56(100%)であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 【参考データ等】 (2)25名に対するMaximization試験(4%ワセリン混合物)において、本物質が感作性物質と考えられなかったが、特定の個人では過敏反応がみられたとの報告がある(AICIS (旧NICNAS IMAP) (2017))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(7)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(腹腔内投与、3日間)において、陰性との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020)、NICNAS IMAP (2017))。 (2)マウス骨髄細胞を用いた染色体異常性試験(単回腹腔内投与)において、陽性の結果が得られたが、同様の条件で実施した確認試験では陰性で再現性がみられなかったとのとの報告がある。(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 (3)マウスの骨髄細胞を用いた姉妹染色分体交換試験で陰性、マウスの骨髄、脳、肺、肝臓、腎臓、胃などを標的としたコメットアッセイで陰性の結果であった(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 (4)細菌復帰突然変異試験において、陰性との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 (5)チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO)を用いた染色体異常試験において、陰性との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 (6)CHOを用いた姉妹染色分体交換試験試験において、弱陽性(S9-)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 (7)ラットの初代培養肝細胞を用いた不定期DNA合成試験において、陰性との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラット又はマウスに本物質71%と酢酸シトロネリル(CAS番号 150-84-5)29%を含む混合物を2年間強制経口投与(5日/週)した発がん性試験の結果、ラット、マウスの雌雄いずれも明らかな発がん性の証拠は示さなかった。ただし、雄ラットと雌雄マウスの高用量群、及び雌マウスの低用量群では生存率低下がみられ、腫瘍検出率の感度が低下した可能性がある。雄ラットの低用量群にみられた腎尿細管上皮腺腫、雄ラットの低用量群にみられた皮膚の扁平上皮がんの僅かな増加は投与に関連した腫瘍の可能性があり得ると報告された(NTP TR252 (1987))。 (2)上記NTP試験結果でみられた雄ラットの尿細管腺腫及び雄マウスの皮膚腫瘍は高用量群では有意な増加を示さず、用量相関性がないことから、被験物質投与による影響でなはないと考えられる。本物質は発がん性を有するとは考えられないと結論した(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020)、NICNAS IMAP (2017))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質の加水分解物であるゲラニオール(CAS番号 106-24-1)を被験物質としたラットを用いた経皮投与による生殖/発生毒性スクリーニング試験(OECD TG 421、交配2週間前から哺育3日まで)において、皮膚に強い刺激性がみられない用量では生殖毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、経口経路では区分に該当しない。なお、(2)の所見は致死量付近での非特異的な症状だと考えられる。ただし、他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラット及びマウスを用いた混餌投与による単回経口投与試験において、500~4000 mg/kg(区分2の範囲~区分に該当しない範囲)の各用量で投与直後に不活発になったとの報告がある(NTP TR252 (1987)、NICNAS IMAP (2017))。 (2)ラットを用いた混餌投与による単回経口投与試験において、死亡前に抑うつ、昏睡がみられたとの報告がある。なお、LD50値は6,330 mg/kg と報告されている(JECFA (1967)、NTP TR252 (1987))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口による13週間経口投与試験(5日/週)において、2,000 mg/kg/day(7日/週換算 1,430 mg/kg/day、区分該当しない範囲)までは影響がみられなかったが、4,000 mg/kg/day(7日/週換算 2,860 mg/kg/day、区分該当しない範囲)で死亡(雄2/10例、雌1/10例)、抑うつ、体重増加抑制、胃粘膜の赤色化(雄)がみられたとの報告がある。ただし、病理組織検査で本物質投与に関連した異常はみられなかった(NTP TR 252 (1987)、NICNAS IMAP (2017))。 (2)マウスを用いた強制経口による13週間経口投与試験(5日/週)において、1,000 mg/kg/day(7日/週 換算714 mg/kg/day、区分該当しない範囲)までは影響がみられなかったが、2,000 mg/kg/day(7日/週 換算1,430 mg/kg/day、区分該当しない範囲)で死亡、肝臓・腎臓・心筋影響(細胞質空胞化、空胞内・細胞内脂質蓄積)、胃影響(限局性膿瘍性炎症、限局性潰瘍性炎症、粘膜下浮腫)がみられたとの報告がある(NTP TR 252 (1987)、NICNAS IMAP (2017))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
藻類(デスモデスムス属)72時間ErC50 = 3.72 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分2とした。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性に関する十分なデータが得られていない。藻類(デスモデスムス属)の72時間NOErC = 0.585 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分2となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性に関する十分なデータが得られていない。甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 14.1 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分3となる。 以上の結果を比較し、区分2とした。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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