項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 107-25-5 |
名称 | ビニルメチルエーテル |
物質ID | m-nite-107-25-5_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分1 |
危険 |
H220 | P210 P377 P381 P403 |
爆発範囲が(1.9-32.0%:Ullmanns(E)(6th, 2003))であり、これは12%以上に該当する。かつUNRTDG(UN1087)がクラス2.1であるので区分1とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDG(UN1087)でクラス2.1のため酸化性ガスではない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 低圧液化ガス |
警告 |
H280 | P410+P403 | 臨界温度が167.85℃(Matheson(7th, 2001))であり、+65℃を超えるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値 3660 mg/kg bw(IUCLID(2000))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50値 >8000 mg/kg(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラット6匹に64000 ppmを4時間ばく露して死亡なし(IUCLID(2000))との結果、およびラットLC50値 >5.3 mg/L/4h(>2202 ppm/4h)(IUCLID(2000))とのデータに基づき区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験で刺激性なし(not irritating)と報告されている(IUCLID(2000))が、当該物質は気体(沸点12℃)であり、試験方法の詳細が不明であることから分類できないとした。なお、ヒトにおけるばく露で、本物質の液体または高濃度蒸気は皮膚に凍傷を起こす(HSDB(2002))および当該物質との接触は皮膚に熱傷を生じ、直接の接触は凍傷のおそれがある(HSFS(2001))との記載がある。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験で刺激性なし(not irritating)と報告されている(IUCLID(2000))が、当該物質は気体(沸点12℃)であり、試験方法の詳細が不明であることから分類できないとした。なお、ヒトにおけるばく露で、当該物質の液体または高濃度蒸気は眼を刺激する(HSDB(2002))との記載がある。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスに吸入ばく露後の骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性の結果(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。なお、これは再試験の結果であり、先に雌雄マウスを用いて同様のプロトコールによる試験において、高用量群の雄で小核の増加が見られ、明確な結果が得られなかった(IUCLID(2000))ことによる。また、in vitro試験としてエームス試験で陰性(IUCLID(2000))が報告されている。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
エーテル類には麻酔作用があり、類似のビニルエーテル(当該物質およびビニルイソプロピルエーテル)は中枢神経系の抑制とともに麻酔作用を有することが実験動物で示されている(HSDB(2002))。さらに、ヒトで吸入ばく露後の症状として、頭痛、昏睡、興奮、意識喪失が記載されている(HSDB(2002))ことから、区分3(麻酔作用)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットを用い、500、3500および25000 ppmの28日間吸入ばく露試験(OECD TG 412; GLP)において、雄のみ全投与群で軽度のプロトロンビン時間延長と軽度の総蛋白濃度の減少が見られ、最高用量(25000 ppm)で不穏および立毛の症状、肝臓重量の変化、3500 ppm以上で体重増加抑制を示した。剖検で顕著な変化はなく、組織学的には最高用量群で鼻腔嗅上皮の萎縮が観察されたのみで、雌では3500 ppm(90日換算:1089 ppm)がNOAELと報告されている(IUCLID(2000))。雄の場合も3500 ppmでの影響は軽度であり、かつ、ラット雄に28日間吸入ばく露した別の試験(OECD TG 412; GLP)では上述の影響は認められず、NOAELは1500 ppm(90日換算:467 ppm)と報告されている(IUCLID(2000))。以上より、本物質はGHSの定義による気体であり、ラットの28日間反復吸入ばく露試験(OECD TG 412; GLP)で、NOAELがガイダンス値範囲の上限(250 ppm)を超えているため区分外とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスである。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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