NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 108-68-9
名称 3,5-キシレノール (別名:3, 5-ジメチルフェノール)
物質ID m-nite-108-68-9_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
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- - エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 可燃性固体 分類できない
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- - データがなく分類できない。なお、可燃性固体であり、溶融し液状での引火点が80~95℃との情報 (ホンメル (1991)) がある。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 自然発火性固体 区分に該当しない
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- - UNRTDGにおいて、UN 2261、クラス6.1に分類されており、優先評価項目の自然発火性固体には該当しないと考えられるため、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 自己発熱性化学品 分類できない
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- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) ,At)を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 塩素及びフッ素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素及び水素以外の元素と結合していないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
16 金属腐食性化学品 分類できない
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない
-
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- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分4とした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50:608 mg/kg (環境省リスク評価第15巻 (2017)、HSDB (Access on June 2019))
(2) ラットのLD50:608~3,620 mg/kg (NICNAS IMAP (Access on August 2019))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50:> 2,400 mg/kg (ACGIH (7th, 2019))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】 
GHSの定義における固体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、区分を特定できないため、分類できない。

【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (7時間): > 0.7 mg/L (4時間換算値 : > 1.2 mg/L) (NICNAS IMAP (Access on August 2019))
(2) ラットのLC0 (7時間):飽和濃度 (0.13 mg/L) (4時間換算値 : 0.23 mg/L) (ACGIH (7th, 2019))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 皮膚腐食性/刺激性 区分1


危険
H314 P301+P330+P331
P303+P361+P353
P305+P351+P338
P304+P340
P260
P264
P280
P310
P321
P363
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分1とした。

【根拠データ】
(1) ウサギの皮膚に投与 (投与量不明) した際に中等度の火傷を生じたと報告されている (NICNAS IMAP (Access on August 2019))。
(2) EU-CLP分類でSkin Corr. 1B (H314) に分類されている (EU CLP分類 (Access on May 2019))。

【参考データ等】
(3) ウサギを用いた24時間閉塞適用の皮膚刺激性試験 (Polyethylene glycol (PEG) 400を媒体として使用) において24時間後には半数の動物に軽度の浮腫がみられたが、72時間後には回復。PIIは0.25であった (ACGIH (7th, 2019)、(REACH登録情報 (Access on July 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分1


危険
H318 P305+P351+P338
P280
P310
【分類根拠】
(1)~(3) より、区分1とした。

【根拠データ】
(1) 本物質 (100 mg) をウサギの眼に投与した眼刺激性試験で角膜混濁、光反応性低下、充血、結膜発赤及び浮腫、分泌亢進がみられ、観察期間 (7日間) での回復性は認められず、24/48/72hの平均スコアは58.5/110であり、強度刺激性 (Highly irritating) と判定された (ACGIH (7th, 2019)、REACH登録情報 (Access on July 2019))。
(2) 本物質及び本物質のプロピレングリコール溶液をウサギに投与した眼刺激性試験で、原液では重度の結膜炎と中等度の角膜及び虹彩の損傷が認められた (ACGIH (7th, 2019))。
(3) ウサギの眼刺激性試験で不可逆性 (Permanent damege) の傷害を生じたと報告されている (NICNAS IMAP (Access on August 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 呼吸器感作性 分類できない
-
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) のデータはあるが、感作性陽性及び陰性の報告が混在しており、分類できないとした。

【参考データ等】
(1) OECD TG 406 (マキシマイゼーション法、皮内感作: 1%、貼付感作: 5%、惹起: 0.5%) に準拠したモルモット皮膚感作性試験で試験群、対照群共に同程度の反応が認められ、判定不能 (inconclusive) あるいは陰性としている (REACH登録情報 (Accesse on July 2019)、NICNAS IMAP (Access on August 2019))。
(2) ジメチルフェノール類のモルモット及びマウス局所リンパ節試験 (LLNA) の試験結果から本物質を含めジメチルフェノール類は感作性を有する可能性がある (ACGIH (7th, 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、in vivo、in vitro試験を含む標準的組合せ試験でいずれも陰性であったことから、ガイダンスにおける分類できないに相当し、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウス赤血球細胞を用いた小核試験で陰性の報告がある (ACGIH (7th, 2019)、NICNAS IMAP (Access on August 2019)、環境省リスク評価第15巻 (2017))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、ラット肝細胞の染色体異常試験で陰性の報告がある (ACGIH (7th, 2019)、NTP DB (Access on June 2019)、環境省リスク評価第15巻 (2017))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 発がん性 区分2


警告
H351 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1) の既存分類結果及び (2) の報告より、区分2とした。新たなデータの入手により旧分類から区分を変更した。
【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、ACGIHでA3 (ACGIH (7th, 2019)) に分類されている。
(2) マウスに本物質を28週間経皮適用した試験で、皮膚発がん性が認められたとの報告がある (ACGIH (7th, 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1) 本物質を含むジメチルフェノール (キシレノール) 異性体6種の混合物を用いた経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、一般毒性として腎臓、肝臓及び卵巣の相対重量増加がみられているが、明らかな生殖影響はみられていない (ACGIH (7th, 2019)、NICNAS IMAP (Access on August 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1) 本物質を含むジメチルフェノール (キシレノール) 異性体6種の混合物を含有する塩基性アルコール消毒薬溶液250 mLを経口摂取したヒト (1名) が、消化管への影響 (腸雑音、吐き気、嘔吐) と中枢神経系抑制 (意識障害 (barely rousable)) を示し、更に代謝性アシドーシスと心血管系変化 (心拍出量減少を伴う血圧低下) を生じて、約16時間後に死亡した。この症例でのジメチルフェノール (キシレノール) の摂取量は報告されていない (ACGIH (7th, 2019))。
(2) ラットの単回経口投与試験において、本物質1,000 mg/kg (区分2) 以上で中枢神経系への影響を示す症状がみられたが、消化管の重度の刺激の影響と考えられるとされている (ACGIH (7th, 2019))。
(3) 実験動物において、本物質が属するキシレノール類の急性毒性症状として、致死量未満の用量の経口摂取により、呼吸困難、協調運動失調、痙攣を生じるとの報告があるが、詳細は不明である (NICNAS IMAP (Access on August 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1) 3,4-ジメチルフェノール (3,4-キシレノール) (CAS番号 95-65-8) をラットに8ヵ月間経口投与した結果、14 mg/kg/day (区分2の範囲) で体重減少、血圧、肝臓、脾臓、心臓、肺への影響がみられたとの報告があるが、後に実施されたより高用量の試験でこれらの影響は再現されておらず、信頼性が低いと考えられる (ACGIH (7th, 2019))。
(2) ACGIHではジメチルフェノール (キシレノール) について、6種の異性体及び異性体混合物の毒性は類似するとし、2,4-ジメチルフェノール (2,4-キシレノール) (CAS番号 105-67-9) の毒性情報 (マウス90日間経口投与試験で250 mg/kg/day (区分2超) でみられた血液学的パラメータの変化に基づくNOAEL = 50 mg/kg/day) に基づき吸入ばく露量への換算を行った上で、共通のTLVを設定している (ACGIH (7th, 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分3
-
-
H402 P273
P501
甲殻類(オオミジンコ)24時間EC50 = 22 mg/L(ECETOC TR91, 2003、環境省リスク評価第15巻, 2017)、魚類(キンギョ)96時間LC50 = 22 mg/L(環境省リスク評価第15巻, 2017)であることから、区分3とした。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分3
-
-
H412 P273
P501
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 2012))、藻類(クロレラ)の72時間NOEC = 50 mg/L(環境省リスク評価第15巻, 2017)であることから、区分に該当しないとなる。
慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 2012))、甲殻類(オオミジンコ)24時間EC50 = 22 mg/L(ECETOC TR91, 2003、環境省リスク評価第15巻, 2017)、魚類(キンギョ)96時間LC50 = 22 mg/L(環境省リスク評価第15巻, 2017)であることから、区分3となる。
以上の結果を比較し、区分3とした。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 オゾン層への有害性 分類できない
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-
- - データ不足のため分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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