NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 110-93-0
名称 6-メチル-5-ヘプテン-2-オン
物質ID m-nite-110-93-0_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分3


警告
H226 P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P501
引火点56℃ [密閉式](IUCLID(2000))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点は250℃以上であり(IUCLID(2000))、常温では発火しないと考えられる。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 酸素を含む有機化合物であるが、この元素は炭素以外の元素と化学結合していない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値 3570 mg/kg bwおよび4100 mg/kg bw(SIDS(Access on June 2010)に基づき、分類JISによる基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ウサギLD50値 >5000 mg/kg bw(SIDS(Access on 6. 2010))により区分外とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLC50値 >13.96 mg/L/4h [ >6.98 mg/L/8hからの換算値](SIDS(Access on June. 2010))に基づき区分外とした。なお、試験濃度(6.98 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(5.18 mg/L)より高いので、粉塵/ミストの基準値を適用した。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギに試験物質原液を20時間適用した試験で紅斑を認めたのみで48時間後には回復し、軽度の刺激性(slightly irritating)との報告(SIDS(Access on 6. 2010))より、分類JISによる基準の区分外(国連分類基準の区分3に相当)とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギの試験で適用24時間後のDraize scoreは角膜混濁1、結膜発赤1、結膜浮腫0であり、8日後には完全に回復した(SIDS(Access on June 2010))との報告より区分2Bとした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
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-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
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- - 本物質はモルモットのmodified Draize TestおよびOpen Epicutaneous Testによる皮膚感作性試験、およびヒトでのマキシマイゼーション試験においていずれも感作性を示さず、感作性物質ではないと結論されている(SIDS(Access on June 2010))ことから区分外とした。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - マウスに腹腔内投与による骨髄細胞を用いた小核試験(in vivo体細胞変異原性試験)で陰性(SIDS(Access on 6. 2010))の結果に基づき区分外とした。なお、in vitro試験ではエームス試験で陰性(Access on 6. 2010))の報告がある。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
-
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- - 妊娠ラットの器官形成期に経口投与による発生毒性試験において、母動物の一般毒性が現れた高用量(1000 mg/kg/day)およびそれ以下の用量で妊娠および発生の指標に影響は認められず、催奇形性の兆候は見出されていない(SIDS(Access on June 2010))。一方、ラットに13週間反復経口投与により高用量(1000 mg/kg/day)で精子形成に影響を与え、精巣毒性を引き起こしたと報告されている(SIDS(Access on June 2010))ものの、親動物の性機能および生殖能に及ぼす影響に関してはデータ不十分のため「分類できない」とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
ラットに1360 mg/kg以上の経口投与により、鈍麻、無緊張、呼吸困難、腹臥位および側臥位の症状が用量の増加とともに強くなったが、4650 mg/kg以下の生存動物では投与5日以内には症状は回復し、解剖の結果、異常は見られなかった(SIDS(Access on June. 2010))。また、ラットに2000~5000 mg/kgを経口投与した別の試験で観察された主な症状は即座の興奮に続く運動失調であり(SIDS(Access on June. 2010))、さらに、高濃度の吸入ばく露直後に平衡障害が認められたが翌日には回復したと報告されている(SIDS(Access on June. 2010))。以上の症状は高用量で見られ、比較的速やかに回復することから区分3(麻酔作用)とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - ラットの3ヵ月間経口投与試験(OECD TG 408, GLP)において、全用量(50~1000 mg/kg/day)で影響が見られ、標的臓器は腎臓、肝臓および精巣であると記載されている(SIDS(Access on June 2010))。腎臓についてはα-2μグロブリンの蓄積に因る影響で雄の全用量で発生したが、ヒトでの毒性学的関連性のないラット特有の現象であることが知られている。肝臓については肝重量増加と小葉中心性肝細胞肥大が高用量(1000 mg/kg/day)で認められ、さらに、精巣への影響は精巣萎縮が高用量(1000 mg/kg/day)で認められたが、対照群および他の投与群では見出されていない。以上より、肝臓と精巣については中用量(200 mg/kg/day)以下では認められず、また、中用量はガイダンス値範囲の上限を超えている。一方、腎臓の所見は雄ラット特有でヒトには当てはまらない変化とされている。したがって、経口では区分外に相当するが、他経路(吸入、経皮)についてはデータがなく影響が不明のため、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては「分類できない」とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分3
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H402 P273
P501
魚類 (ゴールデンオルフェ) による96時間LC50 = 68 mg/L (SIDS, 2005) より、区分3とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
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- - 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり (OECD TG301FでのBOD分解度:91% (SIDS, 2005))、かつ生物蓄積性が低いと推定される (log Kow = 2.4 (SIDS, 2005)) ことから、区分外とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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