項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 117-08-8 |
名称 | テトラクロロフタル酸無水物 |
物質ID | m-nite-117-08-8_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、用途としてプラスチックの難燃剤として使用の記載がある(NTP TOX-28(1993))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性及び自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、用途としてプラスチックの難燃剤として使用の記載がある(NTP TOX-28(1993))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、用途としてプラスチックの難燃剤として使用の記載がある(NTP TOX-28(1993))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素は含まず、塩素、酸素を含む有機化合物であるが、この塩素、酸素は水素、炭素以外の元素と化学結合していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が55℃以上であり、固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラット:LD50>15800mg/kg(NTP TOX-28(1993))により区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラット:LD50>5000mg/kg(NTP TOX-28(1993))により区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギを用いた眼刺激性試験において、10%corn oli溶液を使用した試験と粉末を使用した試験共に「Slight irritation」の結果の記述(NTP TOX-28(1993))より区分2Bとした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 区分1 |
危険 |
H334 | P304+P340 P342+P311 P261 P284 P501 |
List1(NTP TOX-28(1993))に以下の記載がある。ヒトへの影響として、当該物質の暴露に起因する職業病(喘息)の報文がいくつかある。そのうちの一つは、エポキシ樹脂製造の従事者5人は、当該物質の成形段階への投入作業後、呼吸器に関する症状及び生理的異常を引き起こした。症状を再発させた5人の内3人で、当該物質の吸入影響の試験(challenge)が行われ、即時型反応と遅延型反応を共に呈した。免疫学的には特定の抗体反応を立証することはなかったが、臨床的には、刺激性反応というよりは感作性反応を示した。後に他の報告では、エポキシ樹脂との接触で当該物質に暴露し喘息を起こした7人の女性作業者で、当該物質への特異的IgE抗体の存在が報告されており、特異的IgE抗体は、皮膚プリック試験とラジオアレルゴソルベントテスト(放射性アレルゲン吸着試験)により確認された。以上の記述により区分1とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスの骨髄を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)において陰性(NTP TOX-28(1993))であるとの結果により区分外とした。なお、マウスの骨髄を用いた姉妹染色分体交換(SCE)試験(体細胞in vivo遺伝毒性試験)では陽性を示したが、観察されたSCE頻度は用量依存的に増加したがその頻度は小さく、1つの用量では対照群をしのぐ頻度の上昇はなかったとの記載がある(NTP TOX-28(1993))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いて器官形成期を含む妊娠期間に強制経口投与した発生毒性試験において、2000mg/kg投与群で仔の骨格奇形発生率(incidence of skeletal malformations)の微増があるものの、胚・胎児毒性、催奇性、親動物に対する毒性はなかったとの記述があり(NTP TOX-28(1993))、またラット、マウスを用いた13週間の強制経口投与試験において、両種で精巣形態及び膣細胞に変化はなかったとの記述がある(NTP TOX-28(1993))。しかし生殖毒性に関するデータがないため、データ不足により分類できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(肺) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットを用いた13週間の粉塵及びヒュームにおける吸入曝露試験において、0.0005-0.05mg/L/6h/日の曝露範囲で肝細胞肥大、肺胞マクロファージの多病巣性蓄積に関連した肺重量の増加と肺胞の出血が用量依存的に認められたとの記述がある。同じく4週間の試験においてもヒュームで0.04mg/L/6h/日(90日換算:約0.01mg/L/6h/日)で肺に悪影響が認められたとの記述があり(NTP TOX-28(1993))、区分1ガイダンス値の範囲であるため区分1(肺)とした。 なお、ラットを用いた13週間の強制経口投与試験において、187mg/kg/日で尿細管の膨張、それ以上の投与量で壊死など腎臓への影響が認められており、NOAELが94mg/kg/日である。同じくマウスでは1500mg/kg/日で病理組織学的な変化はないとの記述がある(NTP TOX-28(1993))。何れも区分2のガイダンス値付近及び越えているため経口に関しては区分外である。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
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