項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 119-64-2 |
名称 | 1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン |
物質ID | m-nite-119-64-2_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関する原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 | P370+P378 P210 P280 P403 P501 |
引火点が82℃(Merck(14th, 2006),HSDB(2003))であり、60℃より大きくかつ93℃以下である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が385℃(HSDB(2003),ICSC(2004),NFPA(13th, 2006))であり、70℃を超えている。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素または塩素を含まない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含まない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50が 2860 mg/kg bw(SIDS(access on 8. 2008))はJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)に該当する。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50がca.16800 mg/kg bw(SIDS(access on 8. 2008))、17300 mg/kg bw(PATTY(5th, 2001))、ラットLDLoが7300 mg/kg bwを超える(PATTY(5th, 2001))より区分外とした。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分2 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
モルモットの蒸気で試験したLC50値 275ppm(8時間ばく露)(4時間換算:389ppm、2.10 mg/L)(PATTY(2000))は区分2に該当する。なお飽和蒸気濃度は488ppmであることから試験はほとんどミストを含まない蒸気で試験されたと考えられた(気体の評価値を用いて評価)。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足で分類できない。なお、ラットのミストで試験をしたLCLoが1.3 mg/L [4時間換算; 2.6(mg/L)] を超える(区分4または区分外)とのデータがある(PATTY(5th, 2001))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ウサギを用いた4時間適用の皮膚刺激試験(OECD TG404)において平均ドレイズスコア は紅斑3.11、浮腫1.56で中程度の刺激性とされ14日まで炎症が残る(SIDS(access on 8. 2008))。またEUのリスク警句はR36/38で区分2相当であることから区分2と判断した。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いたDraize試験(OECD TG 405)で平均スコア5.17/110、6日以内に完全に回復しno significant irritatingとされ、他のウサギを用いた試験の結果は0.5 ml処理で、スコア1/10、slightly irritating、no damage(SIDS)とされている(いずれもSIDS(access on 8. 2008))ことから区分外とした。なお、SIDSの結論は動物試験では刺激性がないが、ヒトのデータから高濃度の気相の暴露では刺激により大量の涙が出ることがあるとしている。その他PATTY、HSDBでは同様にヒトで刺激性があるとしているが、症状は記載されていない(専門家判断)。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | モルモットを用いたmaximization test(OECD TG406)において感作性なしの記載SIDS (access on 8. 2008) より区分外と判断した。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスの強制経口投与による小核試験で陰性(SIDS(access on 8. 2008);IUCLID(2000))、マウスの吸入ばく露(6時間・13週)による小核試験で陰性(SIDS(access on 8. 2008)(いずれも体細胞in vivo変異原性試験)の結果より区分外とした。なお、in vitro変異原性試験:エームステストで陰性、マウスリンフォーマ試験で陽性/陰性のいずれとも判定できない結果とされているSIDS(access on 8. 2008)。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた発生毒性試験(OECD TG414)において仔の発生に対する影響は確認されていない(SIDS(access on 8. 2008)。マウスの13週間吸入ばく露(6時間・5日/週)試験において子宮及び卵巣の萎縮が認められているが(SIDS(access on 8. 2008)、性機能および生殖能に関する試験データがないことからデータ不足により分類できない。 |
平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ラットの経口投与試験において2,000 mg/kgの用量以上で不活発、prostration、昏睡の症状が認められ(SIDS(access on 8. 2008))、ヒトにおいて頭痛、混迷などの症状が報告されている(SIDS(access on 8. 2008))ことから区分3(麻酔作用)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(血液) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットを用いた28日間経口投与試験において150 mg/kg/dayで溶血性貧血が見られ、投与終了2週後も持続し、二次的影響として網状赤血球数の増加と脾臓における髄外造血の増強が報告されている(SIDS(access on Aug. 2008))。一方、ラットあるいはマウスに13週間吸入ばく露した試験でも主として0.333 mg/Lおよび0.666 mg/Lの濃度で、再生性貧血あるいは赤血球数減少を含む血液指標の変化が報告されている(SIDS(access on Aug. 2008))。以上の結果により、溶血性貧血またはそれに関連する症状の発現用量、即ち28日間の経口ばく露における150 mg/kg/day(90日補正:46.7 mg/kg/day)、および13週間の吸入ばく露における0.333 mg/L~0.666 mg/Lがいずれもガイダンス値区分2の範囲に入ることから、区分2(血液)とした。なお、主に高用量群で散見されたその他の変化については毒性学的意義が不明である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC50 = 3.2 mg/L(SIDS, 2008)から、区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 急性毒性区分2であるが、急速分解性があり(BODよる分解度:81%(SIDS, 2006))、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow=3.78(SIDS, 2006))ことから、区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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