NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 121-79-9
名称 プロピル=3,4,5-トリヒドロキシベンゾアート
物質ID m-nite-121-79-9_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
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- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
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- - ラットのLD50値は3800 mg/kgおよび3600 mg/kg(JECFA 784(1993))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 区分1


警告
H317 P302+P352
P333+P313
P362+P364
P261
P272
P280
P321
P501
本物質20%を含む製剤を前腕に適用していたヒトで掻痒感と紅斑の愁訴、本物質を含む口紅を使用していたヒトでアレルギー性口唇炎の事例、さらに本物質を含む製剤を腕に使用後に湿疹を発症しパッチテストで本物質に陽性を示した症例などの報告(PATTY(5th, 2001))があり、Contact Dermatitis(Frosch)にもアレルギー物質として掲載されている(Contact Dermatitis(4th, 2006)、List1相当)ことから、区分1とした。なお、EU分類ではR43(EC-JRC(ESIS)(Access on June. 2011))である。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
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- - ラットの経口による優性致死試験(生殖細胞in vivo経世代変異原性試験)で陰性(JECFA 784(1993))、マウスの腹腔内投与による骨髄と末梢血を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性(JECFA 784(1993)、NTP DB(Access on June. 2011))の結果により区分外とした。なお、マウスの腹腔内投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陽性結果(PATTY(5th, 2001))が得られているが、生物学的に再現性のある結果ではないと判断した。また、in vitro試験として、エームス試験でも概ね陰性(NTP DB(1981)、PATTY(5th, 2001))であったが、マウスリンパ腫試験およびCHO細胞を用いた染色体異常試験では陽性(NTP DB(Access on June. 2011))が報告されている。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - ラットおよびマウスに6000 ppmおよび12000 ppmの濃度で2年間混餌した試験(NTP TR 240(1982))において、両動物種とも発がん性はみられなかったとの結論に基づき区分外とした。なお、ラットでは低用量の雄で包皮腺腫瘍、膵臓の島細胞腫瘍および副腎の褐色細胞腫の発生頻度の増加、低用量群の雌で稀な脳腫瘍が認められたが、高用量群での発生はなく、マウスでは高用量群で悪性リンパ腫の発生頻度が対照群と比べ有意に増加したが、試験施設の背景対照値との間に有意差は認められなかった。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
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- - ラットに混餌投与による二世代生殖試験で生殖能または生殖指標に影響はなく、剖検により器官または組織の異常も見られなかった(JECFA 784(1993))と報告されている。また、ウサギの器官形成期に影響を及ぼさなかった(PATTY(5th, 2001))との記載もあるが、試験法および試験データについて具体的な記載がなく、データ不足のため「分類できない」とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
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- - ラットおよびマウスに125~2000 mg/kgを単回経口投与した試験において、高用量で一部の動物の死亡に加え、軽度の活動低下がマウスで認められたが、その他に投与に関連する影響は両動物種とも報告されていない(NTP TR 240(1982))。この試験は反復投与試験の予備試験として行われ、剖検および組織学的検査など観察項目に含まれていないので、データ不足のため「分類できない」とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - ラットを用いた2件の13週間混餌投与試験において、1件目は高用量の25000 ppm(1250 mg/kg/day)で、粘膜表面の壊死と潰瘍、粘膜下組織および筋壁の肉芽腫性炎症反応など胃に対する影響が報告されているが、6000 ppm(300 mg/kg/day)以下の用量では影響がない(NTP TR 240(1982))。2件目の試験では高用量の7455 ppm(約1000 mg/kg/day)で血液指標と脾臓における変化が示されているが、1910 ppm(135 mg/kg/day)では毒性影響が認められずNOAELであった(JECFA 784(1993))と報告されている。以上より、NOAELがガイダンス値範囲の上限(100 mg/kg/day)を超えているため、経口経路では区分外に相当するが、他経路(吸入、経皮)についてはデータがなく影響は不明であり、特定標的臓器毒性(反復ばく露)の分類としては「分類できない」とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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