項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 126-33-0 |
名称 | テトラヒドロチオフェン‐1,1‐O‐ジオキシド(別名スルホラン) |
物質ID | m-nite-126-33-0_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が528℃(NITE総合検索(Access on Nov. 2008))で、70℃を越えている。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 水に対して安定。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値は雄:2489mg/kg , 雌:2324 mg/kg(SIDS(Access on Nov. 2008)および別のラットLD50値は 雄:2006mg/kg, 雌:2130 mg/kg(厚労省報告(Access on Nov. 2008))であり、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)に該当する。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値>2000mg/kg、ウサギLD50値12600 mg/kg(SIDS(Access on Nov. 2008))、4897 mg/kg(SIDS(Access on Nov. 2008))は区分外に該当する。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラット吸入試験におけるLC50値12mg/L/4h及び、3.6mg/kg/17.5h(15.75mg/kg/4h)(SIDS(Access on Nov. 2008))は区分外に該当する。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギとモルモットの試験において刺激性を示さない(SIDS(Access on Nov. 2008))とあり、別のウサギの試験において軽度の刺激性とあるもののEC分類において刺激性なし(Graded 2 on a scale of 1-10))(IUCLID, 2000)との記述より区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギの試験(US Federal Register 29 FR 13009(1964年))においてnot irritating(軽度の結膜炎は数時間で回復)、ウサギを用いたDraize Testでslightly irritating(角膜混濁、虹彩および結膜に刺激性を認めたが速やかに回復、適用7日後には全て正常)の結果が得られいる(SIDS(Access on Nov. 2008))。別のウサギによる試験では中程度の刺激(SIDS(Access on Nov. 2008))とあるが、Draize Testでslightly irritatingの結果から区分2Bとした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | モルモットを用いたmaximisation testにおいて感作性は認められないの記載(SIDS(Access on Nov. 2008), IUCLID(2000))により区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo変異原性試験のデータがなく、複数指標のin vitro変異原性試験陽性のデータもないことから分類できない。なお、エームス試験、染色体異常試験で陰性の結果が得られているが、マウスリンフォーマアッセイで陽性の結果(いずれもin vitro変異原性試験)が得られている(SIDS(Access on Nov. 2008))。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットを用いた経口投与による簡易生殖毒性試験において親動物の体重低下、摂餌量の低下の見られる用量で、親動物における発情回数の低下がみられ、仔の産出率、出生率、新生仔の死亡など見られる(厚労省報告(Access on Nov. 2008))ことから区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラット、モルモット、イヌ、サルを用いた27日間吸入ばく露試験(0.495mg/Lの1用量、8時間/日・5日/週)においてガイダンスの区分2を超える0.495mg/Lの用量でラットに肝臓および肺の炎症、モルモット、イヌ、サルに肺炎が認められるが(SIDS(Access on Nov. 2008))区分外の用量である。ラットを用いた85~110日間の吸入ばく露試験(23時間/日)におけるNOAELは0.02mg/L(ガイダンス値の区分2に相当)とされているがLOAELはもとめられていない、モルモットを用いた85~110日間の吸入ばく露試験(23時間/日)におけるNOAELは0.159mg/Lとされ0.2mg/L(飽和蒸気圧濃度: 0.04 mg/Lよりミストと判断)で肝臓の脂肪変性が見られているがNOAELはガイダンス値の区分2を超えている(SIDS(Access on Nov. 2008))。イヌを用いた90~110日間の吸入ばく露試験(23時間/日)におけるNOAELは0.02mg/Lとされ0.2mg/Lで肺炎が見られ、サルを用いた85~110日間の吸入ばく露試験(23時間/日)におけるNOAELは0.02mg/Lとされ0.2mg/Lで肺炎がみられる(SIDS(Access on Nov. 2008))。いずれもLOAELはガイダンス値の区分2の用量を超えており、ガイダンスの範囲値において影響はみられないと考えられることから区分外(吸入)に相当するが、他経路での影響が明確ではないことから分類できないとした。なお、60, 200, 700mg/kgの用量で実施したラットの28日間経口ばく露試験(厚労省報告(Access on Nov. 2008))において腎臓の近位尿細管上皮における硝子滴および好酸体の増加が200mg/kgの用量(90日換算でガイダンス値の区分2に相当)で雄に認められたが、雄ラットにおける特異的反応と考えられることから評価しなかった。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 藻類(ムレミカヅキモ)72時間ErC50 > 1000 mg/L(MOE既存点検結果, 1998)、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 850 mg/L(MOE既存点検結果, 1998)、魚類(ヒメダカ)96時間LC50 > 100 mg/L(MOE既存点検結果, 1998、SIAR, 2004)であることから、区分に該当しないとした。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:10.1%(METI既存点検結果, 1975))、藻類(ムレミカヅキモ)72時間NOErC=310 mg/L(MOE既存点検結果, 1998)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 25 mg/L(MOE既存点検結果, 1998、SIAR, 2004)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(ヒメダカ)の96時間LC50 > 100 mg/L(MOE既存点検結果, 1998、SIAR, 2004)から、区分に該当しないとなる。 以上の結果から、区分に該当しないとした。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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