NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 136-78-7
名称 2,4-ジクロロフェノキシエチル硫酸ナトリウム
物質ID m-nite-136-78-7_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品として評価していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性物質。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性および自己反応性に関わる原子団を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性物質。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 不燃性物質。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
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- - 水への溶解度が測定されており、水と激しく反応することはない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない
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- - 酸素を含み、これが硫黄と結合しているが、国連輸送危険物のリストでクラス5.1の中に硫酸塩、硫酸エステルが含まれていないことから「区分外」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
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- - 固体についての試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
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- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットのLD50値として、730 mg/kg, 1500mg/kg(ACGIH(2001))という値があるので「区分4」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
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- - 経皮吸収急性毒性のデータがなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - (GHS定義による)固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
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- - データがなく、分類できない。経口毒性データから見て、常温の飽和蒸気圧以下での致死はないと考えられる。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 粉塵吸入急性毒性のデータがなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
5%以上の水溶液がウサギの皮膚に壊死を起こしたという報告(ACGIH(2001))があるが、ICSCカードおよびEUリスクフレーズでは刺激性を採っている。5%に満たない濃度の水溶液、および固体粉末の皮膚接触では刺激性のレベルであったと考えられる。「区分2」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
ウサギの眼で刺激を起こすとの報告(ACGIH(2001))がある。原典不明であるが HSDB(2005)には5%水溶液でウサギに重篤な損傷を起こしたと記載されている。しかしEUリスクフレーズでR41を採っていることから「区分2A」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
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- - 呼吸器感作性・皮膚感作性ともに情報がなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 分類できない
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- - 呼吸器感作性・皮膚感作性ともに情報がなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
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- - In vivo の試験結果がなく、分類できない。In vitro 試験においても Ames テストが行われたとの報告(HSDB 82005))があるのみ。当物質を含む一連のクロロフェノキシ除草剤は製造工程での不純物、および製品化後の分解生成物として、微量のポリクロロジベンゾダイオキシン類を含有することがある。これらは強い変異原性物質であることが実験で確かめられており、ヒトの変異原性物質の疑いも持たれている(DHP(13th 2002))。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分に該当しない
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- - ACGIH(2001)でA4に分類していることから「区分外」とした。変異原性の項で述べた不純物ポリクロロジベンゾダイオキシンは発がん性が示唆されている。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 分類できない
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- - 生殖毒性に関する情報がなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分2(全身毒性)、区分3(気道刺激性)



警告
H371
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
動物実験の報告は見出せなかったが、ヒトについて発作、昏睡、筋肉攣縮、弛緩、低血圧、はきけ、嘔吐、下痢、腹痛などが記載されている(HSDB(2005), HSFS(2001)ので「区分2(全身毒性)」とした。またICSCカード(1995)および Sittig(47th. 2002)に気道刺激が記載されているので「区分3(気道刺激性)」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(肝臓、腎臓)


警告
H373 P260
P314
P501
ラットへの2年間の摂餌投与で区分2のガイダンス値内で肝臓、腎臓への影響が見られた。区分1のガイダンス値に当たる投与量では、ラットおよびイヌで影響が認められなかった(ACGIH(2001))。ヒトへの影響と見なされる記載は HSFS(2001)等にもある。これらの情報から「区分2(肝臓、腎臓)」とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
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- - 情報がなく、分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データ不足のため分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データ不足のため分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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