項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 13674-84-5 |
名称 | トリス(1-クロロ-2-プロピル)=ホスファート |
物質ID | m-nite-13674-84-5_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類ガイダンス等(外部リンク) | ガイダンス一覧へ |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書へ |
FAQ(よくある問い合わせ) | よくある問い合わせへ |
情報源のリスト(Excelファイル) | 情報源のリストへ |
用語のリスト(Excelファイル) | 用語のリストへ |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortalへ |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点185℃(closed cup)(SIDS(2009))に基づいて区分外とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点> 500℃(IUCLID(2000))より、常温で発火しないと考えられる。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 水溶解度1.6g/L(IUCLID(2000))という情報があり、水と激しく反応しないことが認められている。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素を含まず、酸素及び塩素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素(P)と結合しているが、データがなく、分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値として、> 500 mg/kg(雄)、632 mg/kg(雌)、707 mg/kg(雌)、1,011 mg/kg(雌)、< 2,000 mg/kg(雄)、2,800 mg/kg(雌)、3,300 mg/kg(雌)(いずれもEU-RAR(2008))の報告がある。最多数が該当する区分4とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLD50値、> 12.9 g/kg(EU-RAR(2008))、> 2,000 mg/kg(NICNAS(2001)、SIDS(2009))及びウサギのLD50値、> 2,000 mg/kg(EU-RAR(2008)、NICNAS(2001))、> 5,000 mg/kg(EU-RAR(2008))に基づき、区分外とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットのLC50値(4時間)として、4.6 mg/L(SIDS(2009))、> 5.05 mg/L(雄)、約 5 mg/L(雌)、> 7 mg/L(EU-RAR(2008))報告に基づいて、区分外とした。なお、エアロゾルとの記載に基づき、mg/L を単位とする粉じん及びミストの基準値を適用した。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | SIDS(2009)には、製品を含む本物質の試験結果が4件報告されている。代表的なウサギを用いたドレイズ試験における、一次刺激性スコアは8点中0.5であり、健常皮膚と損傷皮膚の違いはみられていない。また、24, 72時間後の一次刺激性スコアはそれぞれ、8点中0.5、8点中0.0であり、刺激性はほとんどみられていないことから、区分外とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | SIDS(2009)には、製品を含む本物質の試験結果が5件報告されている。代表的なウサギを用いたドレイズ試験における、1、24、48、72時間後の平均スコアはそれぞれ、平均スコアは110点中それぞれ、3、0、0、0であり、眼刺激性はみられていないことから、区分外とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 分類ガイダンスの改訂により「区分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、マウス及びラットの末梢血を用いた小核試験、ラット骨髄細胞の染色体異常試験で陰性である(EU-RAR(2008)、NTP DB(Access on August 2013))。また、ラット肝臓を用いたコメットアッセイで陰性である(EU-RAR(2008))。in vitroでは、哺乳類培養細胞のマウスリンフォーマ試験で陽性及び陰性、細菌の復帰突然変異試験で陰性である(ATSDR(2012)、EU-RAR(2008)、NTP DB(Access on August 2013))。そのうち、マウスリンフォーマ試験の陽性結果は「Small colony」であり、染色体異常に起因すると判断される。しかし、上記のようにin vivoでは染色体異常が陰性であるため染色体異常誘発性はないと判断した。なお、NICNAS(2001)では、in vivo、in vitroともに遺伝毒性なしと記載している。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットを用いた経口経路(混餌)での発生毒性試験、2世代生殖毒性試験において催奇形性はみられていない。ラットを用いた経口経路(混餌)での2世代生殖毒性試験において、性周期、子宮重量の影響、児の発育不全がみられている(EU-RAR(2008)、SIDS(2009))。したがって区分2と判断した。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系)、区分3(麻酔作用) |
警告 |
H371 H336 |
P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットの経口投与において区分2のガイダンスの範囲内(464-2,000 mg/kg)で活動の亢進又は抑制、眼瞼下垂、円背位、振戦、間代性/強直性痙攣、散発的な身体のねじれ、攻撃性、歯をならす、唾液分泌増加、口周囲の赤褐色の被毛の汚れ、下痢、立毛、粗毛、脱毛、脱水、体温低下、痩せ、呼吸困難など主に中枢神経系を介すると考えられる症状がみられたため、区分2(中枢神経系)とした。またラットの吸入ばく露(ミスト)により、ガイダンスの範囲外(5.05 mg/L)において活動抑制、半眼及び閉眼、体重減少、脱毛症、痙攣、呼吸困難がみられている(SIDS(2009)、EU-RAR(2008))ため区分3(麻酔作用)とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、甲状腺) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットの13週間混餌投与試験において、区分2のガイダンス値範囲内の用量(52 mg/kg/day相当)で、雄に肝臓重量の増加、甲状腺濾胞上皮細胞の過形成がみられた(EU-RAR(2008)、IUCLID(2000))との記述がある。ラットに28日間強制経口投与した試験では、最高用量群(1,000 mg/kg/day)においてのみ肝臓への影響(重量増加、肝細胞肥大、血清ALTの低下)が見られている(EU-RAR(2008)、IUCLID(2000))。一方、甲状腺への影響は雄のみの所見であるが、病理学的に重大な意味を有する変化と判断された。以上より、区分2(肝臓、甲状腺)とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
魚類(ファットヘッドミノー)の96時間LC50 = 51 ppm(EU-RAR, 2008)から区分3とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分3 |
- |
H412 | P273 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(28日間でのBOD分解度=0 %(既存点検, 1989))、 藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間NOEC(r)= 6 mg/L(EU-RAR, 2008)から区分外となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(28日間でのBOD分解度=0%(既存点検, 2002))、魚類(ファットヘッドミノー)の96時間LC50 = 51 ppm(EU-RAR, 2008)であることから区分3となる。 以上の結果から、区分3とした。 |
平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
|