項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 13952-84-6 |
名称 | セカンダリ-ブチルアミン |
物質ID | m-nite-13952-84-6_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点-9℃ [密閉式](ICSC(1999))は < 23℃ であり、かつ、初留点63℃(Merck(14th, 2006))は >35℃ であることから、区分2に該当する。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は378℃であり(ICSC(1999))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素または塩素を含んでいない有機化合物である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 鋼およびアルミニウムは容器として耐久性がある。(ホンメル(1996))という情報により区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 | P301+P310 P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値が2件(152mg/kg bwおよび380mg/kg bw)のデータ(PATTY(5th, 2001))あり、1件が区分3、1件が区分4に該当するので、危険性の高い方の区分である区分3とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギのLD50値は2500mg/kg bw(JMPR 320(1975))に基づき、分類JISによる分類基準の区分外(国連GHSによる分類基準の区分5に相当)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | ラットのLC50値は3.5mg/kg bw(JMPR 320(1975))の報告があるが、ばく露時間が不明のため分類できない。なお、LC50値(3.5 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(701 mg/L)より低いので蒸気によるばく露とみなした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギを用いた試験で一次刺激性物質と報告され(JMPR 320(1975))、EU分類では、C; R35(EC-JRC(ESIS)(Access on July. 2010))に分類されていることから区分1とした。なお、ヒトでは皮膚との接触により、刺激、熱傷、皮膚炎を起こすとの記載がある(HSDB(2008))。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
本物質は皮膚腐食性/刺激性の項でGHS分類区分1としていることから区分1とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | In vivo試験のデータがないので分類できない。なお、エームス試験においては陰性(JMPR 539(1981)、NTP DB(Access on August. 2010))との報告がある。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、sec-ブチルアミン酢酸塩をラットに2年間混餌投与した試験では、腫瘍発生についての所見の記載はない(HSDB(2008))。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 当該物質のデータはなく酢酸塩のデータであるが、ラットに経口投与した四世代生殖試験で受胎率、妊娠率、生存率、哺育率などの生殖指標は正常であり(JMPR 320(1975))、ウサギに経口投与による二世代生殖試験でも受胎、妊娠期間、生存仔の分娩、授乳率に影響はなく、各世代における仔の生存にも影響は認められなかった(JMPR 320(1975))。また、妊娠ウサギの器官形成期に経口投与した発生毒性試験においては、妊娠末期に取り出した生存胎仔を24時間培養により評価した生存能力が対照群に比べ低下したが、生殖、性比、奇形発生数については対照群との間に差は見られていない(JMPR 320(1975))。ウサギ胎児の生存能力については、通常の発生毒性試験では行われていない項目であり、データの詳細が不明であることに加え、二世代生殖試験において仔の生存に影響が認められていないことから、分類の根拠としなかった。以上の結果から、親動物の性機能・生殖能、および仔の発生のいずれにも悪影響がなかったことが示されるので区分外とした |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
ラットの急性経口毒性試験(LD50値:380 mg/kg)における中毒症状として、流涎に次ぐ痙攣の発現、および呼吸麻痺が記載されている(JMPR 320(1975))こと、ラットの別の急性経口毒性試験(LD50値:152 mg/kg)では、中毒症状として、鎮静、筋協調喪失、鼻漏、喘ぎ、痙攣の報告がある(GESTIS(Access on August 2010))こと、さらに試験されたアミン全てに中枢神経系の興奮作用が認められたとの記述(PATTY(5th, 2001))がある。以上より、ガイダンス値から判断すると区分1相当となるデータがあるがList 3の情報であるため区分2(中枢神経系)とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質のデータはなく酢酸塩のデータであるが、ラットに3ヵ月間または2年間混餌投与試験において、最高用量の5000 ppm(当該物質換算量:137 mg/kg/day)で白血球減少と一部の臓器の重量変化を除き試験物質投与の影響は認められなかった(JMPR 320(1975))。また、イヌの2年間経口投与試験では、全投与動物に散瞳が見られ、最高用量の250 mg/kg/day(当該物質換算量:137 mg/kg/day)では角膜炎を伴う流涙を生じ、4匹中4匹が死亡したが、125 mg/kg/day(当該物質換算量:69 mg/kg/day)以下の各用量では試験物質投与の影響は認められなかった(JMPR 320(1975))。以上の結果は、ラットおよびイヌともガイダンス値範囲に相当する用量で悪影響はなく、ラットではガイダンス値範囲を超える137 mg/kg/dayでも悪影響がなかったことを示しているので、経口経路では区分外に相当する。しかし、経皮投与では、ウサギに2 mL/kg/day(当該物質90日換算: 17.7 mg/kg/day)を20日間投与により悪影響は報告されていないが、ガイダンス値範囲内の一用量のみの試験でありデータ不足である。また、吸入ばく露についてはデータがない。したがって、.特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては、「分類できない」とした。 |
平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
魚類 (コイ科の一種) での96時間 LC50 = 46-68 mg/L (HSDB, 2008) であることから、区分3とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 急性毒性区分3であるが、急速分解性があり(28日でのBOD分解度 = 84、94、53%(NO2)、109、104、68%(NH3)(既存点検, 1980))、生物濃縮性が低いと考えられる(LogPow = 0.74(PHYSPROP Database, 2011))ことから、区分外とした。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成22年度(2010年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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