項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 1663-39-4 |
名称 | アクリル酸=ターシャリ‐ブチル |
物質ID | m-nite-1663-39-4_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点 10℃ [密閉式](IUCLID(2000))は < 23℃ であり、かつ、初留点 121℃(IUCLID(2000))は >35℃ であることから、区分2に該当する。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | タイプG |
- |
- | - | 分子内に不飽和結合(アクリル酸)を含む物質であるが、UNRTDG(UN2348)では安定剤(hydroquinone monomethyl ether 100ppm)を含みクラス3PGIIIで流通している。従ってタイプGと判断される。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は 385℃(ホンメル(1996))であり 70℃ を超えるため、区分外とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素または塩素を含んでいないか、またはこれらの元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値が1047 mg/kg bw(SIAR Dossier(2005))および 1056 mg/kg bw(IUCLID(2000))であることから区分4とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値が >4000 mg/kg bw(SIAR Dossier(2005))であることから区分外とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分3 |
危険 |
H331 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P311 P321 P405 P501 |
ラットLC50値が 7 mg/L/4hr(換算値 1336 ppmV)(SIAR Dossier(2005))であることから、区分3とした。 なお、25.7℃の蒸気圧 22.66 hPa(SIAR Dossier(2005))から飽和蒸気圧濃度は 22369 ppm(117 mg/L)であり、当該物質は「ミストがほとんど混在しない蒸気」で試験されたと考えられるためガスの基準値を適用した。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、「24時間後では中程度の紅斑と軽度の浮腫(moderate erythema and slight edema)が観察されたが、投与後8日後には鱗屑(scaling)のみ観察された」(SIAR Dossier(2005))との記述、および、「軽度の刺激性(slightly irritating)がある」(SIAR Dossier(2005))と結論づけていることより、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 なお、EU分類ではXi;R37/38に分類されている。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギを用いた眼刺激性試験で、「投与1時間後に軽度の発赤および浮腫(Slight erythema and slight edema)が観察され、24時間では周辺部の発赤のみが見られたが、投与8日後には何の影響も見られなくなった」(SIAR Dossier(2005))との記述、および、「軽度の刺激性(slightly irritating)がある」(SIAR Dossier(2005))と結論づけていることより、区分2Bとした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
モルモットを用いた皮膚感作性試験(Maximization Test)において10匹中4匹で感作性を示した(SIAR Dossier(2005))との報告より、区分1とした。 なお、EU分類ではR43に分類されている。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウス骨髄を用いる小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性(SIAR Dossier(2005))との報告より、区分外とした。 なお、Ames試験(in vitro 変異原性試験)の結果は陰性(SIAR Dossier(2005))および IUCLID(2000))と報告されている。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットを用いた15週の亜慢性吸入毒性・生殖発生毒性併合スクリーニング試験において、母体に死亡を含む重篤な全身毒性を示す高用量で、「交配及び仔の産生は影響を受けなかったが、仔の出生前・後の発育は有意に影響を受けた。仔の出生後発育障害は母動物による新生仔の世話が不充分であった結果であり、親の全身毒性による二次的影響と考えられる」(SIAR Dossier(2005))との記述、および、「低用量では、局所影響、全身毒性、生殖能の障害と出生前・後毒性は認められなかった」(SIAR Dossier(2005))との記述より、性機能・生殖能への悪影響及び仔の発生毒性なしと判断し、区分外とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ラットを用いた15週の亜慢性吸入毒性・生殖発生毒性併合スクリーニング試験において、180 ppm(0.956 mg/L)(6 hr /day, 5 day /week)の用量で、「雄・雌ラットに、目と上気道の軽度刺激、体重増の遅延、雄の腎機能の軽度機能障害、全体的健康状態の低下、妊娠中の雌2匹の死亡(2匹に脾臓・胸腺リンパ組織の萎縮、1匹に胃粘膜の糜爛/潰瘍が観察された)を引き起こした」(SIAR Dossier(2005))との報告がある。低用量の反復暴露で気道刺激性が認められるので、単回暴露においても気道刺激性を示すことが想定されることより、区分3(気道刺激性)とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(全身毒性) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットを用いた15週の亜慢性吸入毒性・生殖発生毒性併合スクリーニング試験において、ガイダンスの区分2に相当する180 ppm(0.956 mg/L)の用量で、「雄・雌ラットに、目と上気道の軽度刺激、体重増の遅延、雄の腎機能の軽度機能障害、全体的健康状態の低下、妊娠中の雌2匹の死亡(2匹に脾臓・胸腺リンパ組織の萎縮、1匹に胃粘膜の糜爛/潰瘍が観察された)を引き起こした」(SIAR Dossier(2005))との報告、および、「試験物質はこの高用量(=180 ppm)で妊娠中および哺乳中の雌ラットに死亡を含む重篤な全身毒性を誘発した」(SIAR Dossier(2005))との報告より、区分2(全身毒性)とした。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)の24時間EC50=42 mg/L(AQUIRE, 2010)から区分3とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 急性毒性区分3であるが、低濃縮性である(LogKow =2.09、KOWWIN)と推定されることから、区分外とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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