NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 1746-01-6
名称 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン
物質ID m-nite-1746-01-6_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品ではない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性ならびに自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に金属または半金属を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に酸素および塩素を含むが、これらは何れも炭素、水素以外の元素と化学結合していない。またフッ素を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分1


危険
H300 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
ラットLD50値:0.022mg/kg(PATTY 4th, 1994、IARC 69, 1997、NTP TR209, 1982、ATSDR, 1998)、0.013mg/kg(IARC 69, 1997)、0.043mg/kg(IARC 69, 1997、ATSDR, 1998)、0.34mg/kg(IARC 69, 1997)、0.100mg/kg(NTP TR209, 1982)、0.190mg/kg(NTP TR209, 1982)、0.125mg/kg(NTP TR209, 1982、ATSDR, 1998)、0.060mg/kg(ATSDR, 1998)、0.164mg/kg(ATSDR, 1998)に基づき、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 区分1


危険
H310 P302+P352
P361+P364
P262
P264
P270
P280
P310
P321
P405
P501
ウサギLD50値:0.275mg/kg(PATTY 4th, 1994、IARC 69, 1997、ATSDR, 1998)に基づき、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義による固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
ATSDR(1998)のマウスを用いた急性皮膚暴露試験において角質増殖(hyperkeratosis)および表皮過形成(epidermal hyperplasia)が認められたとの記述、ならびにICSC(J)(2003)の皮膚を刺激するとの記述から、区分2とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
政府による分類では以下の理由により「区分2A-2B」であるが、NITEにおいて区分2Aとした。

ATSDR(1998)のウサギの眼に適用した試験において結膜浮腫などの炎症が認められたとの記述から、区分2A-2Bとした。
平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
体細胞を用いるin vivo変異原性試験であるラットおよびマウス骨髄細胞を用いた染色体異常試験で陽性の結果(ATSDR, 1998)があり、生殖細胞を用いるin vivo遺伝毒性試験で陽性の結果がないことから、区分2とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分1A


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
IARCでグループ1(IARC 69, 1997)、日本産業衛生学会で1(産衛学会勧告, 2005)、NTPでK(NTP RoC 11th, 2005)に分類されていることから、区分1Aとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
IARC 69(1997)、ATSDR(1998)、NTP TR209(1982)のラットを用いた繁殖性試験において生殖能の低下が認められたとの記述、IARC 69(1997)、ATSDR(1998)、NTP TR209(1982)のラット、マウスまたはハムスターを用いた妊娠中経口投与試験において胚致死作用、胎児の奇形発現および出生児の免疫や生殖能の低下などが単回暴露でも認められたとの記述、ならびにIARC 69(1997)、ATSDR(1998)のサルを用いた経口投与試験において母獣毒性を引き起こす用量よりも低い用量で胎児毒性が認められたとの記述から、区分1Bとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(皮膚、肝臓、免疫系、内分泌系、骨髄、生殖器、泌尿器)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
IARC 69(1997)のヒト事故暴露による影響として塩素ざ瘡、肝酵素変動、免疫系や糖代謝の変化が認められるとの記述、ATSDR(1998)の急性暴露によりヒトで塩素ざ瘡および肝臓への影響が認められるとの記述、IARC 69(1997)、ATSDR(1998)およびNTP TR209(1982)のモルモット、ラット、マウスまたはサルを用いた経口投与試験において、胸腺萎縮などの免疫系への影響、肝細胞腫大や空胞化などの肝臓への影響、腎盂、尿管および膀胱の上皮過形成、骨髄および輸精管内の細胞減少、または甲状腺ホルモンの変動などの内分泌系への影響が区分1のガイダンス値範囲の投与量で認められたとの記述から、区分1(皮膚、肝臓、免疫系、内分泌系、骨髄、生殖器、泌尿器)とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(皮膚、肝臓、免疫系、内分泌系、神経系、血液、腎臓)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
IARC 69(1997)のヒト職業暴露の影響として塩素ざ瘡、肝酵素変動、免疫系や糖代謝の変化が認められるとの記述、ATSDR(1998)のヒト暴露例において肝毒性、塩素ざ瘡などの皮膚影響、糖代謝や甲状腺機能変化などの内分泌系への影響、末梢および中枢神経系の症状が認められるとの記述、さらにIARC 69(1997)、ATSDR(1998)、NTP TR209(1982)のラット、マウスまたはモルモットを用いた経口投与試験において胸腺萎縮などの免疫系への影響、肝障害、血小板減少などの血液への影響、腎臓および甲状腺の変性が区分1のガイダンス値範囲の投与量で認められたとの記述から、区分1(皮膚、肝臓、免疫系、内分泌系、神経系、血液、腎臓)とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データ不足のため分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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-
- - データ不足のため分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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