項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 22398-80-7 |
名称 | リン化インジウム |
物質ID | m-nite-22398-80-7_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 金属(In)を含む物質であるが、酸溶液にわずかに溶解する(Lide(88th, 2008))との記述より、水に対して安定であることから、区分外とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素又はハロゲン元素を含まない無機化合物である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 無機化合物である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスにおいて5000 mg/kgで死亡しなかったとの報告(NTP TR499(2001))に基づき、区分外とした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | マウスに90日間吸入ばく露による末梢血を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で、正染性赤血球は雌雄で陰性であったが、多染性赤血球は雌の最高用量群のみ陽性で雄は全て陰性であった(NTP DB(access on Oct. 2009))ため分類できないとした。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 区分1B |
危険 |
H350 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
IARCによりGroup 2A に分類されている(IARC 86(2006))ことから、区分1Bとした。なお、ラットおよびマウスの105週間吸入試験(試験濃度は0, 0.03, 0.1, 0.3 mg/m3、うち0.1と0.3 mg/m3では約22週間ばく露し2年経過後に検査)において、ラットでは肺の良性および悪性腫瘍および副腎の褐色細胞腫の発生頻度の増加が見られ、マウスでは肺および肝臓において良性および悪性腫瘍の発生頻度の増加を示し、明らかな発がん性の証拠が得られたとしている(NTP TR499(2001))。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)より、生殖器への有害性影響の報告はあるが、交配による受胎能への影響も、妊娠期ばく露による発生影響に関する情報もないことから、分類できない。旧分類からECHA CLPの分類が追加されたため、生殖毒性項目のみ見直したが分類結果に変更はない(2021年)。 【参考データ等】 (1)ラット及びマウスを用いた14週間吸入ばく露試験では、100 mg/m3で雌雄生殖器への影響(精巣/精巣上体重量減少、精細管内/精巣上体内の生殖上皮由来細胞残渣(ラット)、卵巣と子宮の萎縮、性周期の延長傾向(主にマウス))がみられたが、雌生殖器官への影響(マウスで顕著)は死亡例が生じる用量での影響であり、2次的影響と考えられた(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010)、NTP TR499 (2001))。 (2)雄ハムスターに気管内投与(3 mg/kg、2回/週、8週間)によるばく露終了後に88週間観察した試験において、雄生殖器への影響(精巣及び精巣上体重量減少、精子数減少、精細管の病理組織変化)がばく露終了時及びばく露終了16週後及び64週後にも認められた。観察期間終了時(88週後)には回復傾向がみられた(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010))。 (3)ラットを用いた本物質の反復吸入ばく露によるトキシコキネティクス実験から、精巣にインジウムが蓄積する証拠が得られている(CLH Report (2009)、ECHA RAC Opinion (2010))。 (4)EUではRepr. 2に分類されている(CLP分類結果 (Accessed Oct. 2021))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | マウスに1000~5000 mg/kgを経口投与により、死亡発生はなく毒性発現もなかったとの記述(NTP TR499(2001))に基づき経口では区分外に相当するが、他経路(吸入、経皮)による影響はデータがなく不明のため「分類できない」とした。なお、ラットに1 mg/kg以上の気管内投与により、強い肺の炎症所見、62.0 μg/kg投与で炎症所見、肺胞上皮の剥脱、肺胞腔内浸出液が観察された(以上、許容濃度の提案理由書:産衛誌49巻(2007))が、これらの所見は気管内投与によるため分類の根拠とはしなかった。 |
平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器系、造血系)、区分2(肝臓) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットおよびマウスを用いた14週間吸入ばく露試験(0.0011~0.1 mg/L:粉塵)において、ラットよりマウスに影響が強く現れたが、投与動物の全てに肺の褪色と肥大が見られ、肺胞蛋白症、慢性炎症、間質性肺線維症および肺胞上皮過形成から成る炎症性・増殖性病変を生じ、喉頭蓋基部の炎症、気管支リンパ節の過形成も認められた(NTP TR499(2001))。さらに、赤血球循環に影響し、骨髄過形成と脾臓の造血細胞増殖を伴う小球性赤血球増加症を引き起こした(NTP TR499(2001))。以上の結果に基づき、ばく露濃度がガイダンス値の区分1~区分2の範囲に亘っていることから、区分1(呼吸器系、造血系)とした。また、ラットの14週間吸入試験で認められた血清ALT活性の上昇により肝細胞壊死が示唆され、0.1 mg/Lの濃度(ガイダンス値区分2に相当)で組織学的に確認されたことから、区分2(肝臓)とした。なお、ハムスターの気管内にガイダンスの区分2を超える、3 mg/kgを投与し約2年間観察した試験で、雄生殖器の重量低下、精巣上体尾分の精子数減少、重度の精巣の病理学的変化が観察され、本物質投与によって明らかな精巣障害が認められたとの報告(産衛誌49巻(2007))がある。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成21年度(2009年度) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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