NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 2269-22-9
名称 アルミニウムトリ-セカンダリ-ブトキシド
物質ID m-nite-2269-22-9_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分3


警告
H226 P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P501
引火点は26℃(Ullmanns(E)(6th, 2003))であるが、AldrichMSDS(Access on Nov. 2010)では26℃(密閉式)という情報があり、引火点は ≧ 23℃ かつ ≦60℃と判断して、区分3とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
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- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 分子内に金属(Al)を含むが有機化合物であり、「容易に加水分解を受け、水酸化アルミニウム及び2-ブタノールを生じる(Ullmanns(E)(6th, 2003))。」という記述がある。可燃性液体は生成するが、可燃性ガスの発生は少量であると考えられるので、区分外とした。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 分類できない
-
-
- - 酸素を含む有機化合物であり、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合しているが、データがなく分類できない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 分類できない
-
-
- - データなし。
当該物質は容易に加水分解を受け、水酸化アルミニウム及び2-ブタノールを生じる(Ullmanns(E)(6th, 2003))。

※2-ブタノール(ID 913)の分類結果も参照のこと。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
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- - データなし。当該物質は容易に加水分解を受け、水酸化アルミニウム及び2-ブタノールを生じる(Ullmanns(E)(6th, 2003))。なお、水酸化アルミニウムに関しては、マウスの妊娠期間中の経口投与(66.5~266mg/kg/day)により、母獣、胚/胎児に毒性及び奇形は認められなかったとの報告、マウスの妊娠期間中の経口投与(57.5mg/kg/day)により、毒性は認められなかったとの報告、ラットの妊娠期間中の経口投与(384mg/kg/day)により、胎児体重の減少、骨格変異の増加が認められたとの報告、ラットの妊娠期間中の経口投与(192~768mg/kg)により、NOEL : 768 mg/kg/dayが報告されている(以上JECFA FAS 58(2007))。また、2-ブタノールの既存分類では、「ラットでの飲水投与による2世代繁殖試験では生殖能には影響なく、最小限の影響(出生児の発育遅延)のみが認められた。一方、ラットの妊娠期間に吸入ばく露した試験では、母獣毒性がみられる用量で生存仔の減少及び吸収胚の増加が認められた(PATTY(4th, 1994)、ACGIH(2001))。生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い。区分2。」となっている。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
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- - データなし。
当該物質は容易に加水分解を受け、水酸化アルミニウム及び2-ブタノールを生じる(Ullmanns(E)(6th, 2003))。
なお、水酸化アルミニウムに関しては、データがない。
また、2-ブタノールの既存分類では、「マウスでの高濃度吸入ばく露により中枢神経系抑制症状が認められたとの記述がある(DFGOT, vol.19(2003))。ヒト及びマウスで(EHC 65(1987))、ラット及びマウスで(PATTY(4th, 1994)、DFGOT, vol.19(2003))の吸入ばく露により麻酔作用が認められる。ヒトで高濃度ばく露によって鼻や喉を刺激するとの記述 ACGIH(2001)、DFGOT, vol.19(2003)、産衛学会勧告(1986))から、気道刺激性と考えられる。眠気又はめまいのおそれ(区分3)呼吸器への刺激のおそれ(区分3)。」となっている。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - データなし。
当該物質は容易に加水分解を受け、水酸化アルミニウム及び2-ブタノールを生じる(Ullmanns(E)(6th, 2003))。
なお、水酸化アルミニウムに関しては、医療用医薬品(制酸剤)として使用されており、副作用として便秘、悪心、嘔吐が現れることがあり(医療用医薬品集(2010)、メルクマニュアル 第18版(2006))、また、長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症が現れるおそれがある(医療用医薬品集(2010))。動物試験では、ラットを用いた28日間経口投与試験(60日補正407mg/kg/day)において臨床徴候、摂食と摂水、成長、血液及び血清分析、アルミニウムの組織及び血漿中濃度、組織病理学に影響はみられなかったとの報告(EHC 194(1997))、ラットを用いた経口投与試験(17~29mg/kg/day)において3~4週間で成長障害がみられ、くる病が認められたとの報告(HSDB(2009))がある。
また、2-ブタノールの既存分類では、「情報なし。分類できない。」となっている。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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